ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは本日(2014年3月13日),SCE Santa Monica StudioとReady At Dawnが共同開発中のPlayStation 4向けアクションアドベンチャーゲーム「
The Order:1886 」の最新情報を公開した。今回届いた情報では,
ゲームシステム や,本作の
バックグラウンド などが明らかにされている。
本作は
3人称視点タイプ で,物陰に隠れながら状況を確認できる
カバーシステム が採用される。また,退却時であっても敵を攻撃しながら逃げる必要があるなど,リアリティが追求されているのが特徴だ。
本作の舞台となる19世紀のロンドンは,大英帝国に不満を持つ者達の暴力にさらされているうえ,街の建物や道路などには,暴徒以上に危険な存在が潜んでいるという。
騎士団「オーダー」に所属する者達は,極めて優れた能力を持っているが,
無敵というわけではない ため,
ひとつひとつの戦闘が油断できない ものになっている。
また,本作に登場する武器は,古から続く“敵”との戦いにより,その時代に見合わないほど進歩している。詳細については,今後明らかにされていくとのことなので続報に期待しておこう。
The Order: 1886 PV「終わりなき戦い」
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The Order: 1886 E3トレーラー(日本語吹替版)
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もうひとつのロンドンを脅かす新たな対立
古(いにしえ)からの敵と戦うために結成された騎士団(オーダー)は、19世紀に入って新たな敵を迎えることになる。大英帝国の現状に不満をもつ人々が、横暴な支配階級の象徴として騎士団(オーダー)をはじめとする特権階級への全面的な闘争を宣言したのだ。暴徒の行う破壊活動により、ロンドンの治安状況は悪化の一途をたどる。そんな中、もう一つの脅威、騎士団(オーダー)が命がけで滅ぼすことを誓った古からの敵が、ひそかに暗躍しようとしていた。
騎士だけに許された装備品の数々
様々な敵に脅かされるガラハッドたち騎士団(オーダー)の騎士には大英帝国のなかでも特別な人々にしか明かされていない特別な装備が支給される。敵を炎に包む最新兵器「M88 サーマイトライフル」など、騎士だけが持つことを許された恐るべき武器の数々は、ロンドンを脅かす敵どもを蹴散らし、恐れさせる威力を持つ。また、ガラハッドが仲間との連絡に使う通信機や、遠距離にいる味方の飛行船や敵の攻撃を補足し、位置を特定するための単眼鏡(モノキュラー)など、武器以外の支給品も、この世界での最先端の装備が与えられている。
濃密で緊張感あふれる戦闘
本作のロンドンは、現実の19世紀ロンドン以上に容赦なく、厳しい。あらゆる建物と道路は反逆者の暴力にさらされている。安全だと思った場所にも暴徒の手が回っているかもしれないのだ。――あるいは、もっと危険な存在が潜んでいるかもしれない。本作での戦闘は、カバーシステムと、没入感ある三人称視点のカメラ、強力だが弱点もある数々の武器で、本物の戦闘に巻き込まれたような緊張感とリアリティを提供する。
戦闘シーンの展開もリアリティと緊張感溢れるものだ。倒れた仲間を起こして敵から距離をとっても戦闘は終わらない。退却する際も、ただ逃げるのではなく敵をしっかり射撃しながら後退する必要がある。特に注目すべきは近接格闘時の迫力だ。敵の防御をかいくぐって攻撃を食らわせる方法がいくつもある。ガラハッドが暴徒を組み打ちながら武器を拾い上げるシーンのように。
このような戦闘システムを採用した理由は迫真性を追求するためだ。ガラハッドたちは極めて優れた能力を持っているものの無敵の超人ではない。そのため、ひとつひとつの戦闘が緊張感にあふれ、油断できないものとなるのである。一方で、古から続く「敵」との戦いは、兵器の開発・製造技術に異常なほどの進歩をもたらした、そのいびつな成果である最新兵器の数々は、続報を期待してほしい。
不穏なロンドンを舞台に展開する迫真の物語
本作ではゲーム全編を通じて、映画を見ているかのような独特で美しい映像を作りだしている。たとえば、カメラの前には埃が舞い、画面の奥行きを感じさせてくれる。そのため、仲間を探して移動するだけのシーンであっても周囲の環境や光の具合によって、実際のスラム街を歩いているかのような感覚が味わえる。そして、シームレスに展開する戦闘やムービーへの没入感が一層増すのだ。