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スマートフォン版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」プレイレポート。名作の続編が3Dグラフィックスで蘇る
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印刷2013/11/25 00:00

プレイレポート

スマートフォン版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」プレイレポート。名作の続編が3Dグラフィックスで蘇る

画像集#022のサムネイル/スマートフォン版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」プレイレポート。名作の続編が3Dグラフィックスで蘇る
 月が舞台となる斬新な設定や,複雑な人間ドラマが話題を呼び,今なお名作として語り継がれている「ファイナルファンタジーIV」。
 その続編としてリリースされた「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」が,iOSAndroid向けにリメイクされて本日(2013年11月25日)配信となる。本稿では,そのプレイレポートをお届けしよう。

iOS版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」
ダウンロードページ

Android版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」
ダウンロードページ(Google Play)

Android版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」
ダウンロードページ(スクエニマーケット)


 物語の舞台は「ファイナルファンタジーIV」からしばらく経った後の世界。プレイヤーは,バロン王国の国王となった前作の主人公セシルと,王妃であるローザの間に生まれた王子セオドアとなり,地球に再び訪れた危機に立ち向かうこととなる。
 なお,本作は最初の「セオドア編」をクリアすると,「リディア編」「月の民編」など,いくつものエピソードから好きなものを選べるようになり,それらをひとつずつクリアしながら,最終章へ向かうというシステムになっている。

聖騎士のセシルと白魔道士であるローザの血を受け継ぐ主人公セオドア。攻撃にサポートに大活躍するその姿は,かつてのセシルを彷彿とさせる
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画像集#017のサムネイル/スマートフォン版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」プレイレポート。名作の続編が3Dグラフィックスで蘇る
続編ということで,かつての盟友たちも登場。頼もしく成長していたり,過去に捕らわれていたりと,その生き方はそれぞれ違っているが……
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 細かいストーリーを語ってしまうとネタバレになるので割愛させてもらうが,平和を取り戻したはずの青き星に一体何が起きたのか,そして新旧のキャラクターたちがどのように絡んでいくのかが見どころになるだろう。

画像集#004のサムネイル/スマートフォン版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」プレイレポート。名作の続編が3Dグラフィックスで蘇る

 さて,本作はスマートフォン版ということもあり,操作方法が一新されている。移動は仮想パッド,決定や選択は画面タップといった感じなので,普段からスマートフォン向けゲームをプレイしている人ならすんなりゲームには入れるだろう。
 しかも,仮想パッドの位置は固定されておらず,画面内の好きな位置をホールドすればそこにパッドが表示され,その状態で上下左右斜めの8方向へスライドさせれば自由自在に移動できるという仕組み。知らず知らずのうちにパッドから指が離れてしまうことがないので,移動にストレスを感じることは少ないはずだ
 なお,会話できる人物や調べられる場所,宝箱などに接近すると「!」マークが浮かび上がり,その状態で画面内をタップすれば会話や調査が可能。移動からスムーズにアクションを起こせるのも好印象だ。

タップした場所に仮想パッドが出現。右手でキャラクターを移動させることももちろん可能だ
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画面左上にはミニマップが表示されており,これをタップすると全画面に表示される。この状態で移動も可能(マップがやや透過した状態になる)なので,迷う心配も少ない
画像集#024のサムネイル/スマートフォン版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」プレイレポート。名作の続編が3Dグラフィックスで蘇る

 戦闘はファイナルファンタジーのお家芸でもある「アクティブタイムバトル」が採用されており,各キャラクターの名前横にあるゲージがMAXになると行動可能となる。
 攻撃や魔法といった行動はメニューのタップで行うが,メニューの各項目が大きめに作られているので,誤タップはほとんどない。筆者はiPhoneでプレイしたが,攻撃を選ぼうとしたのに別のメニューをタップ……という場面はほぼゼロだった。
 さらに,セーブポイントではメニューの横に直接「セーブ」のアイコンが登場したり,ステータス確認や装備変更を行うときは自動でパーティキャラクターにカーソルが合ったりと,可能な限りストレスを減らす試みが施されていると感じた。

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 バトル画面の右下には「AUTO」「SKIP」「ESCAPE」「PAUSE」という4つのボタンが配置されており,順に戦闘のオートモード,行動キャラクターのスキップ,戦闘からの逃走,一時停止という機能が割り当てられている。
 中でもAUTOは,直前に選択したバトルコマンドをキャラクターたちが自動で行ってくれる便利な機能だ。たとえば事前に「たたかう」を選んでおけば延々と物理攻撃を続け,「まほう」を選んでおけば同じ魔法を繰り返し使ってくれる。一長一短な部分もあるが,AUTO選択中は戦闘スピードがやや早送り気味になり,非常にサクサクと進められるので,時間がないときやレベル上げで活用していこう。

強力な魔法を使った状態でAUTOになると,あっという間にMPが消費されるので注意しよう
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 「たたかう」「まほう」「アイテム」といった戦闘中のバトルコマンドは画面左側に4つ表示される。4つ以上ある場合は,一番下にある左右の矢印をタップしたり,メニュー部分を左右にスワイプしたりすることで切り替え可能だ。このあたりも直感的で,分かりやすい作りになっている。
 ただし,攻撃のターゲットを選択する際,決定前に味方の攻撃で撃破されると,最初のコマンド選択までに戻されることになる。少々混乱するので,このあたりはぜひ改善を望みたい。

魔法をかける対象のメニューに「ぜんたい」が用意されているほか,画面右上にも単体と全体の切り替えボタンがある
画像集#009のサムネイル/スマートフォン版「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」プレイレポート。名作の続編が3Dグラフィックスで蘇る

 快適なタップ操作だけでなく,グラフィックスにも注目したいところ。フィーチャーフォン版ではスーパーファミコンを彷彿とさせるドットグラフィックスだったが,本作はニンテンドーDS用ソフトとして発売された「ファイナルファンタジーIV」に近い雰囲気の3Dグラフィックスだ。

背景やモデリングはかなり作りこまれている。原作のドット絵を意識したモンスターたちの姿には,往年のファンならば思わずニヤリとできるはず
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 3Dグラフィクスになったことで,登場人物たちの表情や仕草がよりリアルになり,イベントシーンの臨場感が増していると感じた。戦闘終了後に各キャラクターが見せる決めポーズも,見逃せないポイントだ。
 また,本作の新要素となるキャラクター同士の合体技「バンド」も,このグラフィックスのおかげでさらに迫力あるものになっている。バンド以外にも,キャラクターごとの特徴的な攻撃やド派手な魔法が見どころとなっているので,楽しんでもらいたい。

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 一般的なスマートフォン向けRPGと違い,メニューのツリー構造は複雑だが,その分システムの奥深さは一段上と感じさせてくれる本作。カジュアルなスマホゲームが物足りないという人にじっくりと遊び込んでほしい。タップや,ホールドからのスライドといった操作方法自体は非常にオーソドックスなので,コンシューマゲームには慣れているがスマホに触ったことがない人の入門用としてもオススメだ。
 もちろん,「ファイナルファンタジーIV」を遊んだ人なら,キャラクターたちのその後は必見。ぜひ自分の目で,彼らの新たな物語を見届けてほしい。

「ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-」公式サイト

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    ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還-

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