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フォトグラメトリーを利用したリアル志向のアクションアドベンチャー「Get Even」は5月26日に海外でリリース
2014年のE3において,鮮烈なデビューを果たした「Get Even」だが,当初のような「シングルプレイとマルチプレイの境界線があいまいになるシューティング」としての開発が行き詰まり,新たにサイコホラー的なアドベンチャーとして生まれ変わっている。そのストーリーは,記憶がほぼ失われた状態で,廃墟となった精神病棟で目を覚ました主人公のコール・ブラックが,「体に時限爆弾が撒き付けられた女性を救う」という記憶だけを頼りに行動を起こしていくというものになる。
今回リリースされたトレイラーからは,過去の記憶と現実が交差するようなコンセプトが継承されているのは見て取れるが,銃器の利用だけでなく,スマートフォンによるセンサーやカメラ機能を駆使しながら探索していくゲームプレイになっているのが分かるだろう。
“フォトグラメトリー”と呼ばれる技術を用いたグラフィックスも,「Get Even」の特徴となる。これは,何千枚にもおよぶ実写画像の座標表示を利用して,マップの中のオブジェクトを構築していくというもので,「The Vanishing of Ethan Carter」や「Star Wars バトルフロント」などでも利用されている。今回のトレイラーでは,もやがかかったような薄暗い室内の映像が多く,そのリアルさが余り伝わってこないものの,壁のペイントの剥げ具合や朽ち果てたレンガの質感などから,その片鱗がうかがえる。
現時点では,日本でのリリースは正式にアナウンスされていないものの,今後の展開に期待したいところである。
「Get Even」公式サイト
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©BANDAI NAMCO Entertainment Europe S.A.S developed by The Farm 51 Group S.A. All rights reserved.
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