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記号を描いて敵を倒せ。iOS向けアクションゲーム「Darklings」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第511回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
タップやスワイプ,傾きに仮想パッド,そして外付けのコントローラにも対応と,今やスマートフォン向けゲームの操作形態はさまざまだが,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「Darklings」は,基本的にスワイプのみで操作できて,しかも爽快感のあるアクションゲームだ。記号を描くだけなので,誰にでも楽しめるはず。
「Darklings」ダウンロードページ
プレイヤーは光を求める謎の生物「ラム」となり,万物の光の源となるスターを奪った「ダークリング」たちを退治していくこととなる。ラムは一切動けないが,ダークリングたちに“憑依”することにより,スターを取り返せる。憑依するには,ダークリングたちの頭にある記号を画面内にスワイプで描いてやればいい。
ラム自身はとても貧弱で,ダークリングたちに一回でも接触するとゲームオーバー。また,画面上部にある制限時間を示すバーがなくなってもプレイが終了となる。憑依したときに現れるスターのうち,大きなスターを入手すれば制限時間が回復するので,こまめに集めていこう。
なお,ラムはダークリングに憑依後,一定時間が経過すると元の姿に戻ってしまうが,そうなる前に別のダークリングに憑依すれば「コンボ」となる。コンボをつなげるほどスコアが獲得しやすくなるが,コンボ中はスターの取得がおろそかになりがちなので,残り時間にはくれぐれも気を配りたい。
しばらくダークリングたちを倒していくと,ボスが出現。3種類いるボスとのバトルは通常とはやや違う趣向になる。例えば空を飛びまわる「シアー」との戦いでは,ステージにそれぞれ違う記号が描かれた石のようなものが複数置かれているので,シアーの飛行に合わせて,その真下の位置に当たる石の記号を描いて攻撃するのだ。
どのボスであっても,「記号を描く」という基本は変わらないので,素早く間違えずに記号を描くことに集中しよう。
ボスを撃破すると別のステージが始まり,またダークリングたちを撃破していくとボスが登場……というのが基本のサイクル。3つのステージを繰り返し踏破していくシステムとなっており,ゲームオーバーになるまで延々と楽しむことができる。慣れれば記号を凝視せずとも描けるようになったり,ボス戦も楽に突破できたりと,何度もチャレンジすることで自分なりの突破法を見つけられることができより楽しくなってくる。
何より手軽で,気持ちよくプレイできる本作。モノクロのグラフィックスや,アップテンポなのに恐ろしげなBGMも非常に味わい深い仕上がりで,完成された世界観にハマること請け合いだ。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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