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バンダイのクロスメディアプロジェクト「マジンボーン」発表会レポート。アニメとゲーム,コミック展開で小学生男子にアピール
本稿では,テレビアニメ版の主演声優・KENNさんや,お笑いトリオのロバートが登壇したステージの模様を,発表された内容を中心にレポートしていこう。
「データカードダス マジンボーン」公式サイト
テレビアニメ「マジンボーン」公式サイト
王道かつ“今どき”のコンテンツを目指す「マジンボーン」
クロスメディアプロジェクトと銘打たれているように,さまざまなメディアでの展開が予定されている「マジンボーン」。2014年1月に発売された「最強ジャンプ」2月号から,すでにコミック版の連載がスタートしているので,そちらで名前を聞いたことがある人もいるのではないだろうか。
マジンボーンの物語は,平凡な高校生・竜神翔悟が「ボーンカード」の力によって鎧を身にまとい,選ばれし戦士「ボーンファイター」の一人「ドラゴンボーン」として覚醒するところからスタートする。そして同じ「ボーンファイター」の仲間達と共に,「ボーンカード」を狙う悪の「ダークボーン」との戦いに挑む……というのがストーリーのアウトラインとなっている。
プロジェクトには,バンダイ,集英社,テレビ東京の3社が名を連ねており,先のコミック版を皮切りに,4月からはアーケードカードゲーム「データカードダス マジンボーン」の稼働とテレビアニメの放映がスタート。5月からはプラモデルや菓子類,絆創膏などの各グッズ展開,8月にはカプセル玩具,そして2014年秋には,ニンテンドー3DS用ゲームソフトと,続々と関連製品が登場する予定となっている。
■「マジンボーン」クロスメディアプロジェクト概要
コミック版
・「最強ジャンプ」2014年2月号から連載開始(作者:杉田尚さん)
・毎号付録カードを予定
テレビアニメ版
・2014年4月1日18時30分より,テレビ東京系6局ネットで放映開始
・4月3日17時30分よりBSジャパンにて放映開始
「データカードダス マジンボーン」
・2014年4月下旬より順次稼働
・「マイファイターカードセット」,「スターターセット」,「オフィシャル4ポケットバインダーセット」同時発売
・3月14日〜4月2日の期間中に「マイベース」に事前登録すれば「ICカード+マイファイターカード+カード3枚+カードケース+マジン新聞1号」をプレゼント
・4月3日〜5月11日の期間中に「マイベース」に登録すれば「カード3枚+カードケース+マジン新聞1号」をプレゼント
・2014年夏に全国大会を予定
プラモデルシリーズ
・2014年5月31日より発売。1080円(税込)〜。
発表会は,まず「マジンボーン」プロジェクトの概要説明からスタートした。
最初に登壇したバンダイカード事業部 デピュティゼネラルマネージャーの原田真史氏は,「『マジンボーン』は,キャラクターや設定など,すべてが王道かつ“今どき”のコンテンツとなっています。作品世界には謎が満ちており,さまざまなメディアから謎に近づいていきます。どのメディアでも,気になったものから手にとっていただければ嬉しいです」と本作の特徴を説明。
原田氏と入れ替わりに登壇した,集英社・最強ジャンプ,Vジャンプ両誌編集長の伊能昭夫氏は,「『マジンボーン』は,凄くカッチョいいコンテンツなので,その魅力を伝えて行ければと思います。コミック版はテレビアニメのストーリーを踏襲していますが,読者層に合わせて読みやすさに留意し,ギャグのテイストも取り入れています。毎号付録カードを付けるなど,集英社としては,『マジンボーン』を最大限に盛りあげていきたいと思っていますので,これからにご期待下さい」と語り,本プロジェクトへの意欲を語った。
続いては,テレビアニメ版に関してのプレゼンテーションが行われた。
ここで登壇したのは,テレビ東京 アニメ局長の川崎由起夫氏と,テレビアニメ版プロデューサーでもある東映アニメーションの鷲尾 天氏,そして監督の宇田鋼之介氏,主役の竜神翔悟役を演じる,声優のKENNさんの4名だ。
川崎氏は「『マジンボーン』を放映する火曜18時30分は,ゴールデンタイムにつながる重要な時間帯。4月は男の子モノの新番組が多くて,ハードルが上がっていますが,本作は子供の心を掴んでいけると確信しています。“マジン”で検索した際に『マジンボーン』がトップに来るよう頑張りたいです」とコメント。
さらに鷲尾氏は,「私が関わってから3年になる長期プロジェクトです。新たな試みとして,アクションパートを背景も含めフルCGで描いています。アクションに人間の感情を込められるかが問われる,チャレンジングな試みですが,キャラクターが持つ,感情のリアリティを大事にしていきたいです」と語っていた。
続いてテレビアニメ版の見所を問われた宇田氏は,「CGスタッフが命を削って作ったメリハリのあるアクションが見どころです。また主人公の竜神翔悟は,最初は普通の高校生ですが,話が進むにつれて頼もしくなっていきます。バトルだけでなく,そうしたキャラクターの成長にも注目してほしいと思います」と返答していた。
また主人公である竜神翔悟役を演じるKENNさんについては,鷲尾氏,宇田氏ともにイメージにピッタリと考えているそうで,安心して任せると太鼓判を押していた。
KENNさんは「凄くリアリティのある話ですね。竜神翔悟は空手をやっているといっても,少し強いだけの普通の高校生です。謎が謎を呼ぶストーリーなので,大人も楽しみにして欲しいですね」と,テレビアニメ版のストーリーの深さを,改めてアピールしていた。
データカードダスと3DSで広がるゲーム展開
同作のプロデューサーを務める,バンダイ カード事業部の茂木喜人氏は「『マジンボーン』は,1〜5枚のカードでチームを結成するカードゲーム。筐体の上でカードを動かすとゲーム内のキャラクターも動くので,これでフォーメーションを組むことが攻略上重要となります。ICカードと『マイファイターカード』を購入すれば,自分だけのボーンファイターである『マイファイター』を作成し,装備を変えたり育成したりできます。4月2日までに事前登録いただけると,ICカードと『マイファイターカード』,カード3枚とカードケースに『マジン新聞1号』が無料で入手できるので,ぜひ多くの方に手にとっていただきたいです」と語った。
今回の発表会では,ゲームが動いているシーンこそ公開されなかったが,続報が楽しみなタイトルといえるだろう。
なお,発表会で茂木氏が語ったように,3月14日から4月2日の期間中,データカードダスの「マイベース」に事前登録を行ったプレイヤーには,「ICカード+マイファイターカード+カード3枚+カードケース+マジン新聞1号」が無料でプレゼントされる。いきなり「マイファイター」を育成してゲームを始められるお得なセットなので,本作に興味のある人は,すぐに公式サイトをチェックしてみよう。
「ボーンファイター」達が格闘技の達人であるという設定にあわせてか,山本 博さんがボクサー,秋山竜次さんがレスラー,馬場裕之さんが空手家の衣装で登場。実際のプレイは,山本さんが担当 |
「データカードダス マジンボーン」の盤上は,3×3のマス目に区切られている。ここにカードを並べて,一直線の「ライン」を作るのがポイントだという。縦&横や,横&ナナメなど,「ライン」の数が多いほど有利となる |
攻撃時にはリズムゲームのようにタイミング良くボタンを押すという「データカードダス」ではお馴染みの方式 |
カードと盤上のマスには,それぞれ「火」「雷」「土」などの属性があり,双方の属性が合うと,必殺技が発動できるなどのメリットがある |
一定条件を満たすと「魔神」が登場。敵に攻撃するなど,プレイヤーをサポートする。それになぞらえ,見事に「魔神」を呼び出した山本さんを,秋山さんが「魔神」モードとなって援護する一幕も |
魔神の呼び出しに加え,二つの属性を揃えるプレイで敵を殲滅した山本さん。大いに盛り上がった所で発表会は幕となった |
「データカードダス マジンボーン」公式サイト
テレビアニメ「マジンボーン」公式サイト
- 関連タイトル:
データカードダス マジンボーン
- 関連タイトル:
マジンボーン 時間と空間の魔神
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