連載
ガラスを破壊しまくりながら進め! スマートフォン向けランニングアクション「Smash Hit」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第499回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
ランニングゲームは,障害物をジャンプやスラインディングで避けながら進むというのが一般的。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんなランニングゲームのひとつであるにも関わらず,障害物を破壊しながら進むという爽快感バツグンの「Smash Hit」(iPhone / Android)を紹介する。
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本作は,ガラスの立体物で作られた不思議な空間をひたすら進んでいくという作品。プレイヤーは,画面内の好きな場所をタップして鉄球を発射し,道を塞ぐ障害物やクリスタルを破壊していく。通常のランニングゲームと違い,レーンなどがないため,プレイヤーの行う操作は鉄球の発射のみ。本作は高性能な物理エンジンが用いられているのが特徴で,鉄球の軌道や破壊された障害物などのモーションは非常にリアルだ。
画面上部には,手持ちの鉄球の数が表示されており,これがなくなるとゲームオーバー。鉄球はステージ内に点在するクリスタルを破壊することで補充可能だ。クリスタルは,進行に差し支えない場所に設置されており,鉄球を投げて破壊すれば最低でも3個の鉄球が補充される。
最初に出てくる青い三角柱のクリスタルは3個だが,ステージを進めることで種類が増える。筆者が確認できたのは,四角形を斜めに引き延ばしたようなクリスタルで,破壊に成功すると5個の鉄球が補充された。
本作に登場する障害物はいずれもすべてガラスのような質感で,鉄球をぶつければぶつけた箇所を中心に崩れる。このとき,独特なSEが響き渡り,破片は地上へと散らばっていく。前述したように,高性能な物理エンジンが用いられている作品だけあって,この演出は実に気持ちがいい。
序盤はただ道を塞ぐように設置されているものばかりだが,ステージを進めると突然現れたり回転していたりと,動きにバリエーションのある障害物が増えてくる。中盤以降は,障害物を破壊しつつクリスタルも狙って……とかなり忙しくなるが,移動の操作はなく,ただ破壊することだけに集中すればいいので,操作はシンプルでとても分かりやすい。ただし,障害物に接触してしまうと鉄球が10個減ってしまうので,進路上の障害物はかならず破壊すること。
一定距離進むと,閉じられている扉が出現する。これは鉄球で破壊することができないが,近くにある青いスイッチに鉄球を当てることで開放できる。当て損ねると有無を言わさず接触することになり,鉄球が10個減ってしまうので,慎重に当てていきたいところだ。
ステージを進んでいくと,一定時間鉄球が無制限で使えるようになったり,ゲームスピードを極端に遅くできるアイテムなどが登場する。これらは鉄球を当てることで獲得でき,画面下部にストックされていく。ピンチのときは迷わず使っていこう。
世界観もさることながらBGMの雰囲気もかなりよく,イヤホンやヘッドフォンでプレイすればこの不思議な世界観に浸れること間違いなし。ゲーム性はシンプルだが,ランニングゲームらしく何度も遊びたくなるはずだ。
基本的にゲームオーバーになるとステージ1からのやり直しとなってしまうため,記録を伸ばしたい,チェックポイントから始めたいという人は,プレミアム版の購入を検討してみるのもいいかもしれない。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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