名作ゾンビFPSの続編「Killing Floor 2」の制作をTripwire Interactiveが発表。ティザームービーも公開に

　「Rising Storm」をはじめとしたFPSの開発で定評のある開発スタジオのTripwire Interactiveが，Co-opタイプの“ゾンビFPS”「Killing Floor」の続編となる「Killing Floor 2」を開発中であることが明らかにした。すでに公式サイトとティザームービーが公開されている。

「Killing Floor 2」ティザーサイト

　公開されたムービーは，「Killing Floor」でゾンビ出現の元凶となった企業である「HORZINE」のCM風となっていて，ゲームに関する情報はあまり得られない。公式サイトもまだトップページのみという状況だ。その代わり，公式サイトからリンクされている海外の大手ゲームメディア「PC Gamer」の記事で，本作の内容をうかがい知ることができる。

　前作の「Killing Floor」では，化学実験の失敗で凶暴なゾンビのようになった「Zed」にロンドンの街が占拠されてしまうという世界観を表現していた。「Killing Floor 2」ではパリが舞台となり，軍隊はおろか政府まで機能を失った無秩序状態の中，民間人と傭兵達によるレジスタンス勢力が，最後の希望として生存のための戦いを続けるというストーリーになる模様だ。
　本作はソロプレイと最大6人のCo-opに対応している。perkシステムはよりバリエーション豊かになって重要度が増し，やりこみがいのあるものになる模様だ。


　「Killing Floor 2」では，「銃弾」「刀剣」「流血」が柱になっていて，ゴア表現もさらにパワーアップしている。
　「Unreal Engine 3」をベースに，Zedの四肢には19の切断ポイントがあり，攻撃された部位によって異なる死亡モーションは95種類もあるとのこと。また，流血はリアルタイムレンダリングで生成されるという，非常に凝ったものになっている。
　Zedの動作や近接攻撃，銃のリロードなどを含め，3000パターンのモーションキャプチャーを行ったことで，その動きは非常に生々しいものになっているとのこと。もちろん，AIも前作より改善され，新しい能力を持って襲いかかってくるという。


　本作はSteam Workshopに対応し，MOD作成が容易になるようにTripwireからSDKもリリース予定とのこと。Zedの手足を切断したときに血液ではなく虹を飛び出させるようなエフェクトの差し替えや，コードを書けなくても新しい攻撃方法を割り当てたりといったこともできるようになるそうだ。

　なお，現時点では「Killing Floor 2」の発売時期すら明らかにされていないが，Tripwireでは，武器やperkシステムのバランス調整を行うために，アーリーアクセス版を用意してプレイヤーからのフィードバックを得たいと考えているそうである。興味のある人は，Tripwireの公式フォーラムなどを定期的にチェックしておくといいかもしれない。