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【PR】GIGABYTE製PCパーツで固めたゲームPC「AORUS GPC-01V」を試す。性能や使い勝手,拡張性も良好な1台だ
ゲーマーが使用するPCには,高いゲーム性能はもちろんこと,処理負荷の高いゲームのプレイに長時間耐えられる安定性や信頼性が求められる。だが,性能と信頼性を兼ね備えた高品質なPCパーツでPCを構築すると,どうしても高価な製品になりがちだ。実際,価格面でなかなか手が出せないというゲーマーも少なくないのではなかろうか。
こうした問題に対する回答の1つが,1メーカーが提供するPCパーツで主要コンポーネントを揃えることで,性能と信頼性を比較的安価に両立するという手法だ。ただ,自作PCに慣れた人ならともかく,そうでない人は「どのメーカーならどれくらいのPCパーツを揃えられるか分からない」ということもあるだろう。
そんな悩めるゲーマーの助けになるのが,今回取り上げる「AORUS GAMING PC」シリーズだ。PCパーツやノートPCなどでお馴染みGIGA
CFD販売のAORUS GAMING PC製品情報ページ
AORUSブランドを冠するゲーマー向けデスクトップPC
まず,AORUSブランドについて,簡単に説明しておこう。
AORUSとは,GIGABYTEのゲーマー向け製品群に付けられたブランド名である。AORUSブランドからは,ゲーマー向けのマザーボードやグラフィックスカードが多数登場しており,愛用しているというPCゲーマーも多いだろう。現在はこれらに留まらず,キーボードやマウスといった周辺機器や,液晶ディスプレイ,さらには完成品のノートPCも展開中であり,パーツからPCまでを幅広く網羅するブランドに成長した。
そんなAORUSの名を冠するAORUS GAMING PCシリーズは,GIGABYTEとのライセンス契約のもと、CFD販売が組立・販売を行い,国内のPC販売店が販売している製品だ。
AORUS GAMING PC第1の特徴は,AORUSをはじめとするGIGABYTE製のPCパーツで構成していること。GIGABYTE製PCパーツで統一しているおかげで,メーカーでの動作チェックも完全であると期待でき,その分だけ高い信頼性を実現できるわけだ。
AORUS GAMING PCもそんなUltra Durableの基準を満たすパーツがふんだんに使われている。マザーボードやグラフィックスカードだけでなく,PCケースもUltra Durable基準を満たす耐久性の高いものを使用しているという。
AORUS GAMING PCは,CFD販売が提携する国内工場で生産しているそうで,信頼性の高いPCパーツの採用に加えて,国内生産による信頼性の高さというのも,AORUS GAMING PCにおける魅力の1つだろう。
さて,そんなAORUS GAMING PCには,現在,3種類の製品がラインナップされている。
- AORUS GPC-01S:8コア16スレッドCPU「Ryzen 7 3700X」と,「GeForce RTX 2080 Ti」を採用したAORUSブランドのグラフィックスカード「GV-N208TAORUS X-11GC」を組み合わせたフラッグシップモデル
- AORUS GPC-01R:6コア12スレッドCPUの「Ryzen 5 3600」と「GeForce RTX 2060」を搭載するオーバークロック仕様のGIGABYTE製グラフィックスカード「GV-N2060OC-6GD」を組み合わせたミドルクラス市場向けモデル
- AORUS GPC-01V:Ryzen 5 3600と「GeForce GTX 1660 SUPER」を搭載するオーバークロック仕様のGIGABYTE製グラフィックスカード「GV-N166SOC-6GD」を組み合わせたエントリー市場向けモデル
今回チェックするのは,冒頭で述べたとおり,エントリー市場向けのAORUS GPC-01Vである。
RGB Fusion対応カラーLED付きのPCケースが目を惹く
エントリー市場向けモデルとはいえ,AORUS GPC-01VのPCケース「GB-AC300G」は,上位モデルが採用するのと同じものだ。そのため,外見は上位モデルとまったく同じで,質感の高いものである。なお,PCケースのサイズは実測で213(D)×445(D)×470(H)mm。ミドルタワー型としては標準的なサイズだろう。
前面パネルは非対称のデザインで,表面にはヘアライン加工を施したアルミニウム合金製パネルがはめ込まれ,パネル中央には,AORUSブランドを象徴する鷲のマークがある。
このシンボルマークと前面パネル上下端にはカラーLEDが組み込まれており,マークと前面パネルが光で浮かびあがって見える趣向だ。
PCケースの左サイドパネルには,厚さ4mmという分厚いガラスパネルが使われている。内部のパーツやLEDイルミネーションが見えるPCケースは珍しくないが,分厚いガラスパネルを使用しているためか透明感が高く,重厚感もある。
GB-AC300Gは,デザインだけでなく,機能的にもよく考えられているPCケースだ。たとえば,前面パネル裏には,引き出し可能なパネル型の吸気フィルタが仕込まれている。また,本体下部電源ユニットの吸気孔にも,着脱可能な吸気フィルタが取り付けられていた。吸気排気にともなってたまるホコリをパネル型のフィルタでキャッチして,簡単に掃除できるわけだ。
電源ボタンやリセットボタン,前面用のUSB 3.0ポートやマイク&ヘッドフォン出力端子類は,本体上部にまとめられている。最近のタワー型PCではよくあるレイアウトで,人によって好みはあると思うが,使い勝手は悪くない。
本体内部のレイアウトに目を移すと,内部はとてもスッキリしている。ケーブル類が右側面パネル裏にまとめられているので,マザーボードやグラフィックスカード周辺には大きな空きがあり,エアフローを遮るものがない。
なお,内部のエアフローは一般的な前面給気,後方排気式で,前面と背面にそれぞれ140mm角のファンを備えている。
電源ユニットと3.5インチHDD用ドライブベイは筐体の下側にあり,マザーボードと同様に,ケーブル類はカバー裏にまとめられている。内部がスッキリしているのはこのレイアウトのおかげでもある。
また,PCケース上部には,液冷用ラジエータも取り付け可能な通気孔が設けられている。本機が採用するマザーボードは,簡易液冷が必須のRyzen 3000シリーズ最上位モデルであるRyzen 9 3950Xにも対応可能なので,CPUをアップグレードする余裕も十分にあるわけだ。
以上のように,上質なデザインと機能性を兼ね備えたPCケースを採用しているだけに,AORUS GPC-01Vはエントリー市場向けモデルとは思えないほどの見栄えと余裕を備えている。価格の高い上位モデルと共通のPCケースを採用する点は,AORUS GPC-01Vにおける魅力のひとつと言えるのではなかろうか。
コストパフォーマンスに優れたパーツで構成されたAORUS GPC-01V
冒頭で述べたとおり,CPUはAMD製の6コア12スレッド対応CPUであるRyzen 5 3600(定格クロック3.6GHz,最大クロック4.2GHz)を採用する。高いゲーム性能で定評がある第3世代Ryzenのミドルクラス市場向け低消費電力モデルで,TDP(Thermal Design Power,
CPU以上にゲーム性能を左右するグラフィックスカードは,「GeForce GTX 1660 SUPER」を搭載するGIGABYTE製の「GV-N166SOC-6GD」である。このグラフィックスカードは,メーカーでクロックアップを施した製品で,同じGeForce GTX 1660 SUPERでも1クラス上の性能を実現しているのが見どころだ。
マザーボードには,AMD B450チップセットを採用するGIGABYTE製の「B450M S2H」を採用する。Ultra Durable認証を受けたMicroATXタイプのマザーボードで,電源部には耐久性が高い固体コンデンサやチョークコイルを採用しているのが特徴だ。その強力な電源部により,先述のとおり16コア32スレッド対応のRyzen 9 3950Xにも対応できる。
OS起動用のCドライブに採用するのは,CFD販売のPCI
このSSDがどの程度の性能を持つのか,簡単なテストをしてみた。本機に他社のゲーマー向けPCで採用事例の多いWestern Digital製のSerial ATA 6Gbps接続SSD「WD Blue 3D NAND SSD」(型番:WDS100T2B0A,記憶容量1TB)をAORUS GPC-01Vに接続したうえで,メジャーなストレージベンチマークアプリである「CrystalDiskMark」(version 7.0.0h)を使用して,標準設定で計測してみよう。
以下に示す左の画像が,AORUS GPC-01V標準のSSDで,右側が比較対象のWD
このように,AORUS GPC-01VはCドライブが非常に速いわけだが,容量は512GBなので,なんでもかんでも詰め込むには物足りない。Windows 10本体に加えて,ゲーム数本程度のインストールは可能なので,よくプレイするゲームとか,起動や読み出しが遅いゲームをCドライブにインストールする運用がお勧めだろう。
一方,DドライブにはWestern Digital製Serial ATA 6Gbps接続型HDD「WD Blue HDD」の2TBモデルが取り付けられていた。ゲームのインストールにはこちらを使うようにすれば,ストレージ容量は当分の間足りると思われる。
ハードウェア紹介のまとめに,AORUS GPC-01Vのスペックを示しておこう。
CPU | Ryzen 5 3600(6C12T, |
---|---|
メインメモリ | PC4-21300 DDR4 SDRAM SO-DIMM 16GB(8GB×2) |
マザーボード | GIGABYTE「B450M S2H」 |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 SUPER |
ストレージ | SSD(容量512GB, HDD(容量2TB, |
有線LAN | IEEE 802.11ac (AzureWave「AW |
有線LAN | 1000BASE-T(RJ45×1,Realtek製) |
外部 |
USB 3.1 |
公称本体サイズ | 約211(W)×469(D) |
公称本体重量 | 約13.5kg |
OS | 64bit版Windows 10 Home |
フルHD解像度で最新ゲームタイトルをプレイできる性能を確認
さて,それではAORUS GPC-01Vの実力をチェックしていくことにしよう。
本機が搭載するGeForce GTX 1660 SUPERは,フルHD解像度での快適なゲームプレイを想定したGPUなので,今回のチェックも,フルHD解像度でゲームが快適にプレイできるかに焦点を当てていく。
テストするタイトルは,4Gamerのベンチマークレギュレーション22.1から「3DMark」(version 2.11.6866),「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG),「Fortnite」を選択し,加えて次期ベンチマークレギュレーションを先取りする形で「Far Cry New Dawn」,「Borderlands 3」,「Division 2」,「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(以下,FFXIV 漆黒のヴィランズベンチ)の計7タイトルとした。
テストを行う解像度は本機のターゲットである1920×1080ドットを中心に1600×900ドットと2560×1440ドットを加えた3パターンとした。細かなテスト方法は,スコアの解説の部分で説明したい。
まずは3Dグラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」の結果から見ていこう。グラフ1は,3DMarkにおけるDirectX 11テストである「Fire Strike」の総合スコアをまとめたものだ。
4K解像度でレンダリングを行うFire Strike Ultraは,3000台半ばのスコアにとどまっており,4K解像度は荷が重いことが分かる。2560×1440ドット相当のFire Strike Extremeになると,7000台前半のスコアでまずまずの結果と言えるが,このスコアからすると,リッチなグラフィックスのゲームを2560×1440ドットの解像度で快適にプレイするのは難しいだろう。
一方,フルHD解像度相当のFire Strikeのスコアは,14609とGPU性能から見て妥当な値であり,フルHD解像度をターゲットとしたGPUらしいスコアにまとまったと言える。
グラフ2は,Fire Strikeの結果からGPU性能を見るGraphics scoreを抜き出したものだが,おおむね総合スコアの傾向と同じといっていいだろう。
一方,グラフ3にまとめたソフトウェアベースの物理演算テスト「Physics score」のスコアは,エントリー市場向けPCとしてはかなり高い。6コア12スレッドに対応するRyzen 5 3600の性能が,そのままスコアに出た結果だ。
グラフ4は,GPUとCPU両方でレンダリングを行う「Combined test」の結果をまとめたものだが,Fire Strikeでも7000台と,良好な結果を出しているのが見どころだろうか。
グラフ5は,DirectX 12世代のテストである「Time Spy」の総合スコアを,グラフ6はTime SpyからGPU testの結果を,グラフ7はCPU testの結果をそれぞれまとめている。
こちらも2560×1440ドット相当となるTime Spy Extremeのスコアは,ほどほどというレベルに留まっており,フルHD解像度のTime Spyは良好というFire Strikeと同傾向のスコアにまとまっていることが確認できるだろう。
以上の傾向を理解したうえで,実ゲームの性能を見ていこう。
まずはFar Cry New Dawnの結果からだ。Far Cry New Dawnではグラフィックス品質の設定を「最高」とし,組み込みのベンチマークを各解像度で2回実行したうえで,平均値をスコアに採用した。
その結果はグラフ8のとおり。AORUS GPC-01Vのフレームレートはなかなか優秀で,2560×1440ドットでもプレイアブルと言える平均60fps以上,最小50fps以上をクリアした。Far Cry New Dawnは,今どきのタイトルとしてはグラフィックス処理が重いほうだが,それを2560×1440ドットでもプレイできるというのはなかなか優秀といえる。
続いて,Borderlands 3の結果を見てみたい。Borderlands 3では,グラフィックス品質のプリセットを最上位から1つ下の「高」に設定して,組み込みのベンチマーク機能を各解像度で2回実行。記録されたCSVファイルから平均および最小フレームレートを採用した。
結果はグラフ9だ。プレイアブルの目安となる平均60fps以上をクリアしたのは,1920×1080ドットと1600×900ドットだった。2560×1440ドットでは平均41.5fpsだったので快適にプレイするのは難しいが,本機のターゲットであるフルHD解像度という目安は,Borderlands 3でもクリアできたわけだ。
次にPUBGの結果を見ていこう。PUBGでは,「全体的なグラフィックの品質」で「高」設定を使用した。結果はグラフ10だ。
PUBGにおけるプレイアブルの目安は平均100fps以上だが,それをクリアしたのは,ここでも1920×1080ドットと1600×900ドットだった。2560×1440ドットも平均87.5fpsをマークしたので,快適にプレイできないことはないという程度のフレームレートは出ている。ただ,AORUS GPC-01VでPUBGをプレイするなら,やはり1920×1080ドットがお勧めだろう。
続いてDivision 2の結果(グラフ11)を見てみよう。Division 2は,DirectX 12モードで実行して,グラフィックス品質は「ウルトラ」に設定。組み込みのベンチマーク機能を各解像度で2回実行して,ログから平均および最小フレームレートを求めた。
プレイアブルの目安となる平均60fps以上をクリアしたのは,Division 2でも1920×1080ドットと1600×900ドットだった。2560×1440ドットは見た目にもカクツキを感じるレベルだったので快適なプレイは難しい。
とはいえ,グラフィックス品質を最大レベルまで上げても,1920×1080ドットでは快適にプレイできるというのは高く評価していいだろう。
次はFortniteだ。Fortniteは,2019年末のアップデートでDirectX 12に対応するなど,グラフィックス周りが大幅に強化されている。しかし,テストの数日前から,アンチチートソフトウェア「BattlEye」が,DirectX 12のフレームレートを計測するGPUOpen製ソフトウェア「OCAT」を「不審なソフト」として無効化するようになったため,DirectX 12モードがテストに使用できなくなってしまった。
そのため,今回はDirectX 11モードを使用して,グラフィックス品質は「最高」に設定したうえで,フレームレート計測ツールの「Fraps」を使ってフレームレートを取得し,スコアとして採用した。
その結果がグラフ12となる。Fortniteのプレイアブルの目安は,平均70fps以上となるが,それを超えたのは1920×1080ドットと1600×900ドットだった。平均60fpsを切ってしまう2560×1440でのプレイは厳しいだろう。Fortniteにおいても,GeForce GTX 1660 SUPERのターゲットである1920×1080ドットで解像度の目安をクリアした形だ。
テストの最後は,FFXIV 漆黒のヴィランズベンチだ。FFXIV 漆黒のヴィランズベンチではグラフィックス品質のプリセットを「最高品質」に設定してテストを実行した。
総合スコアはグラフ13のとおりで,本機は3つの解像度ですべて「非常に快適」という判定が得られている。スコアも十分に高いので,どの解像度でもFFXIV 漆黒のヴィランズならば快適にプレイできるだろう。
グラフ14には,FFXIV漆黒のヴィランズ ベンチにおける平均および最小フレームレートをまとめている。2560×1440ドットでも平均70fpsを超えており,総合スコアどおりのフレームレートが得られているとまとめてよさそうだ。
以上のテスト結果をまとめると,AORUS GPC-01Vは,主要なゲームタイトルでグラフィック品質を高品質側に設定しても,1920×1080ドットならば快適にプレイできる実力を持つとまとめていいだろう。
参考までに,各タイトル実行時におけるシステムの最大消費電力も確認しておきたい。ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用いて,テスト実行中のシステム全体における最大消費電力を測定した。
測定時は,Windows 10の電源プランを「Ryzen High Performance」に設定。さらにゲーム用途を想定して,無操作時にもディスプレイ出力が無効化されないよう指定したうえで,各アプリケーションベンチマークを実行したときに最も高い消費電力を記録した時点を「タイトルごとの実行時」,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」とした結果をグラフ15にまとめている。
もっとも高い最大消費電力を記録したのはFar Cry New Dawn時で256.9Wだった。この消費電力はGeForce GTX 1660 SUPERを搭載したゲーマー向けPCとしてはやや低めといえる。TDP65Wという低消費電力モデルのRyzen 5 3600の採用が奏功したのだろう。
長く使えるゲーマー向けPCとしておすすめできる製品
使われているパーツも品質が高く,また将来的なアップグレードに耐えるものであることも評価に値する。マザーボードは上位モデルのCPUに対応できるスペックであり,PCケースは液冷システムや大型のグラフィックスカードにも対応が可能だからだ。
単純にスペックと価格だけで比較した場合,ショップブランドのゲームPCより多少割高な面もあるのだが,GIGABYTEブランドで揃えた安心感や統一感,PCとしての完成度という点は,価格差に相当する価値があるという見方もできよう。
実用的なゲーム用のPCとして使用しつつ,数年経ったらパーツを交換してアップグレードするといった具合に,長期的な使用に耐えるPCと評価できる。長く使用できる手頃なゲーマー向けPCを求めているゲーマーにおすすめしたい製品だ。
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