プレイレポート
「レインボーシックス シージ」Year7 Season2“VECTOR GLARE”先行インプレッション。新オペレーター「SENS」参戦,“龍が如く”コラボも
今回は実装に先立ち,メディアやインフルエンサー向けに開催された先行体験会にて,テスト版に触れることができたので,その情報をお届けしたい。なお,テスト版でのプレイとなるため,ライブサーバーに実装される仕様と異なる可能性がある。その点をご了承いただければ幸いだ。
視界を遮るスクリーンで駆け引きを迫る新オペレーター「SENS」
攻撃側オペレーター
難易度2,スピード1,体力3
メインウェポン:POF-9,417
サブウェポン:SDP 9mm,GONNE-6
汎用型ガジェット:ハードブリーチングチャージ,クレイモア
固有ガジェット:R.O.U.プロジェクターシステム(携行数3)
先日,レインボーシックス公式Twitterアカウントで本シーズンの告知がされていたが,そのキャッチコピーを覚えている方はいるだろうか。
「武力では限界がある。勝利は戦略で決まる」
— レインボーシックス公式 (@Rainbow6JP) May 15, 2022
5月22日、解禁。#レインボーシックスシージ pic.twitter.com/2xvewNUWAH
ここに「武力では限界がある。勝利は戦略で決まる」と記された通り,SENSの固有ガジェット「R.O.U.プロジェクターシステム」は非殺傷型の妨害に特化したデバイスだ。地面に転がすと一定距離を直進し,通過したルートに小型のプロジェクターを散布。プロジェクターが起動すると視界を遮る緑色のスクリーンを投影し,約11秒後に警告音が作動,約12〜13秒後にスクリーンが消失していくというもの。直進時,障害物に接触すると方向転換するという性質も持っている。かなり端折った説明だが,転がしたルートの上に視界を妨害するスクリーンが出るという認識をしてもらえればいいだろう(以後,転がすデバイス自体を便宜的に“本体”と呼ぶ)。
銃弾などの攻撃を防いだりすることはできず,オペレーターも問題なく通過できるため,用途は純粋な視界の妨害だ。プロジェクターから投影されるスクリーンの性質は,従来のスモークグレネードに近く
・通常の視界はほぼ完全に遮られる
・GLAZのHDSフリップサイト,WARDENのグランススマートグラスで透視できる
・MAESTROのイーヴィルアイ,防弾カメラ等のガジェットでも透視できる
・感知系ガジェットはスクリーン越しでも動作する
・スクリーン越しでもスタングレネードの効果は消失しない
などの性質がある。これに加えて,電子系の投擲ガジェットという面も持つため
・直進時の本体はドローン穴を通過できる
・本体がARUNIのスーリヤゲートに直接触れると破壊されるが,直進時は潜り抜けてプロジェクターを散布できる(下部に隙間がある場合に限る)
・JÄGERのアクティブディフェンスには投擲時,直進時を問わず本体が迎撃される(迎撃された時点で散布済みのプロジェクターは破壊されない)
・WAMAIのMAG-NETシステムには吸着されるが,完全に破壊はされず,地上に落下して再び直進し,プロジェクターも散布する
・BANDITのショックワイヤー,KAIDのRTILAエレクトロクロウで帯電している壁や床に本体が接触した場合,破壊される(接触した時点で散布済みのプロジェクターは破壊されない)
・ルート上にMUTEのシグナルディスラプターが存在した場合,ディスラプター範囲は散布したプロジェクターが起動しないが,本体の動作は止まらず直進し,範囲外に出て散布したプロジェクターは起動する
・散布したプロジェクターは爆発系のガジェットで即破壊される(スクリーンが作動中でも消失する)
といった特徴も持つ。ひとまず,“転がしたルートの上に視界を妨害するだけのスクリーンが出る”,“転がっている最中に障害物に接触すると方向転換する”,“投擲ガジェットであり,電子系ガジェットでもあり,さらに設置系ガジェットでもある”と覚えておけば,使用するうちに自然と理解できるだろう。
続いて「POF-9」アサルトライフルについて。口径は9mmとなっており,ダメージは35と攻撃側が持つフルオートウェポンとしてはやや低いが,50発装弾の大容量マガジンを装着している。なお,紹介に“フルオートで扱いやすい”と表記があるのだが,反動は割と大きめ。制御が困難と感じたら,アングルグリップだけでなく,バーティカルグリップの使用も検討してみるとよさそうだ。
・性能諸元
ダメージ:35
連射速度:740
機動力:50
装弾数:50(50+1)
サイト:1.5x,2.0x,2.5x A,2.5x B,1xサイト各種
バレル:フラッシュハイダー,コンペンセイター,マズルブレーキ,サプレッサー,拡張型バレル
グリップ:バーティカルグリップ,アングルグリップ
アンダーバレル:レーザーサイト
スピード1,体力3というオペレーター自体の能力と固有ガジェットも合わさり,サポート寄りの運用がメインとなりそうだ(開発チームでもアタッカーというよりはサポーターとして使用されることを想定しているようだ)。高い柔軟性を持つ「R.O.U.プロジェクターシステム」を活用する,セットプレイを含めた新たな戦術の研究が一気に進みそうである。攻撃側メタの変化と,それに対抗するための防衛側メタ,双方にどのような変化が生まれるのかが楽しみだ。
そして,SENSはノンバイナリーのオペレーターである。ノンバイナリーは“自身の性自認と性表現を男性・女性という枠組みに収めない”というような意味合いを持っており,プロフィールもバックグラウンドに沿った表現になっていた。「レインボーシックス シージ」のこうしたオペレーターへのアプローチが気になった方は,過去の開発チームAMA(関連リンク)も参照してほしい。
新たなに紡がれる「シージ」のストーリー
射撃練習場が遂に実装
プレイヤー待望の射撃練習場が実装される。GLAZやMONTAGNE等の一部を除き,オペレーターの固有アビリティは使えないが,攻撃側,防衛側双方のオペレーターとウェポンが自由に使用可能であり,アタッチメントやリコイルをテストすることができる。
シューティングレンジは2つあり,左側が集弾練習などに用いることができるレンジ,右側が実物大のダミーを用いることができるレンジとなっている。目的に応じて使用したい。
チームデスマッチ専用マップの導入
シーズンローンチと同タイミングで新たなチームデスマッチ専用マップが登場予定。マップはギリシャが舞台となり,名称は「接近戦」となる。事前のプレゼンテーションで“隠れたり,角待ちがしにくい”と説明があったのだが,実際にプレイすると確かに射線が通りやすく,また動き回りやすいマップに仕上がっていた。
オペレーターの調整
・GLAZ
「スピード2 / 体力2」から「スピード3 / 体力1」へと変更。サブウェポンに「BEARING 9」が追加。
あのGLAZが,“スピード3+フラグ携行可能+マシンピストル装備可能”という予想だにしない強化を受けた。過去のシーズンでSMG-11からACOGが削除された際,サムズアップをするGLAZの姿があったが(気になる方は“SMG-11 ACOG Remove”などで検索),今回はそれ以上といったところか。スモークグレネードを持たないという選択肢や,シナジーのあるSENSとの同時ピックも面白そうだ。
・TACHANKA
SMG-11,416-C CARBINE,MP7と,当時,猛威を振るっていた面子から続々とACOGを取り外して来た“ミスターACOGリムーバー”にも「BEARING 9」が追加。本作の“アイドル”として名を馳せていた姿は更に過去のものとなってしまったが,戦闘スタイルに幅が生まれた。
ほかにもテスト版では
・元々サブウェポンを2種類から選択できたが,「GONNE-6」追加に伴い,一部のオペレーターで削除されたサブウェポンが復活し,計3種から選択可能に
・バランス調整に伴い,サブウェポンが変更されたオペレーターの変更対象となったサブウェポンが一部復活し,計3種から選択可能に
このような調整が確認できた。
「龍が如く」シリーズとのコラボスキン
「龍が如く」シリーズとのコラボスキンが発売予定。「狭山薫」をモチーフとしたHIBANA用セット,「桐生一馬」がモチーフのECHO用セットが用意されている。想定外のコラボレーションに驚きを隠せなかったのだが,問答無用にペレットを撃ち込む狭山薫(をモチーフにした今川由美子),一心不乱にYOKAIドローンを操作する桐生一馬(をモチーフにした江夏優)が戦場に出現すると考えれば,その期待は鰻上りである。
ゲームのアップデート
「オペレーターガイド」が導入される。これはオペレーターが所持している固有ガジェット,汎用ガジェットの使用方法が記載されたもので,オペレーターメニュー,もしくはプレイ中のスタートメニューから閲覧ができる。新規・ビギナープレイヤーにも優しい仕様が増えたのは喜ばしい。
主にストリーマーから要望が多かった機能とのことだが,全プレイヤーがプライバシーモードを設定可能になる。アカウント名ではなくニックネームを表示できるようになるほか,アバターの非表示,他プレイヤーを仮の名前で表示するといった多くのオプションを持つ。配信を行っていたり,コンテンツ製作を行っているユーザーには嬉しいアップデートとなる。
また,健全なプレイを推進するため,Year7ではプレイヤー評価システムの導入が段階的に行われる予定だが,今回のアップデート“フェイズ1”では,味方プレイヤーへの攻撃を繰り返したプレイヤーに持続的なリバースフレンドリーファイアが発生するようになるシステムを導入予定。これは数十マッチ継続するというような,かなり長期間に及ぶもののようだ。いずれにせよ“フェイズ1”の名が示す通り,迷惑行為の抑制に繋がる第一歩といったところだろう。
このほかにも
・爆発などで生じる画面揺れの調節が可能に(従来のまま,軽減,無効化から選択できる)
・マッチ中止の悪用を防ぐための改良
・タクティカルタイムアウトのゲーム内への実装
・スクワッドアップ最集結プログラム(Year7未プレイのプレイヤーを招待し,PvPモードを5マッチプレイすると,それぞれがリワードを獲得できる)
・本シーズンより“3か月制限”が撤廃され,新オペレーターはライブサーバーへの実装と同時に競技シーンでも使用可能に
などのアップデート,変更が予定されているとのこと。詳細は公式のアナウンスを待ってもらいたいが,雰囲気は掴んでいただけたと思う。
7年目を迎えた今も,精力的なアップデートを重ねる「レインボーシックスシージ」。引き続き,今後の展開にも注目していきたい。
「レインボーシックス シージ」公式サイト
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(C)2015 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancy’s, Rainbow Six, The Soldier Icon, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
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