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[gamescom]ハジけた感の強いメレー系ゾンビアクション最新作「Dead Island 2」のプレイアブルデモが公開
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印刷2014/08/15 23:00

プレイレポート

[gamescom]ハジけた感の強いメレー系ゾンビアクション最新作「Dead Island 2」のプレイアブルデモが公開

 Deep Silverが手掛けるメレー系ゾンビアクションの続編「Dead Island 2」PC / PS4 / Xbox One)のプレイアブルデモが,gamescom 2014で初公開された。

画像集#002のサムネイル/[gamescom]ハジけた感の強いメレー系ゾンビアクション最新作「Dead Island 2」のプレイアブルデモが公開

 今年6月のE3 2014で公開された,「筋肉質で健康自慢のモデルが,ジョギング中にゾンビ菌が発症してしまい,腕の筋肉に見せかけていたシリコンや,金髪のカツラ,そして顔面中の整形手術の跡が剥がれ落ちていく」という,何とも衝撃的な内容をコミカルに描いたトレイラーが話題になった「Dead Island 2」だが,知的財産権は前作「Dead Island」を制作したTechlandではなく,Deep Silverが保有している。そのためか,新たな開発チームとして,2K Gamesからリリースされた「Spec Ops: The Line」で知られるYager Developmentが抜擢されている。

 今回のデモでプレイできたのは,消防士になりたかったのに,巨体を丸めてオフィスの仕事に従事している「バーサーカー」クラスのRyan,そしてスタントウーマンとして端役ばかりに甘んじてきた「スピーダー」クラスのDaniの2人だ。「Dead Island」シリーズでは,キャラクタークラスが変わってもストーリーに変化はない。「Dead Island 2」においては,社会から落ちぶれてしまった若者が,アメリカ本土にまで波及したゾンビアウトブレイクで大混乱に陥るなか,ここぞとばかりに人生をエンジョイするといった,どこか退廃的な自己表現を行うというストーリーになっている。

画像集#003のサムネイル/[gamescom]ハジけた感の強いメレー系ゾンビアクション最新作「Dead Island 2」のプレイアブルデモが公開

 さて,E3 2014ではサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジが見える郊外の街が舞台になっていたが,今回は有名な「HOLLYWOOD」の立て看板が丘に見える,“ハリウッドヒルズ”と呼ばれる閑静な住宅地が舞台だ。
 閑静と言っても,すでにゾンビに占拠されているのは変わらないのだが,そんな中で始まる今回のデモは,「波のように押し寄せるゾンビから,丘の中腹にあるバーを守り抜く」というミッションで,gamescomのために特別に作成されたものだという。ストーリー性はまったく感じられなかったのだが,それはgamescom専用のデモだったからなのかもしれない。

 筆者がプレイしたキャラクターはDaniで,ゾンビの襲来に備えて,電流が流れるナイフに使うバッテリー,そして本作で初めての登場となる“モーター”が組み合わせられた小型芝刈り機のような武器に使うガソリンを入手しつつ,バーに向かう。
 ゾンビは視覚だけでなく,音にも反応するので,モーターが付いた武器を利用すると多くのゾンビが寄り集まってくるのは難点だ。ただし,その分,威力も高く,大量のゾンビを粉砕する快感がしっかりと味わえる。

 そんなこんなでバーのある丘の麓までやってくると,すでにゾンビが簡易的に作られた木製の門を破壊中。その脇には,乗り捨てられたスクールバスがこれ見よがしに乗り捨てられていたので,自分自身の安全地帯に利用するために登ってみる。するとそこには,丸い鉄球が鎖で棒に縛り付けられたモーニング・スターのような武器が置いてあったのだ。

 この武器,その重そうなルックスからも,スピードを使ってナイフで切りつけては距離を取るといった攻撃が基本になるDaniではなく,大きな武器を力任せに振りまくるRyanに合わせて用意されたものらしい。
 と言っても,武器の使用にはクラス制限がないので,どんな武器なのかを試してみたところ,ヒットするとかなりの頻度でゾンビが空高く打ち上げられていった。これは気持ちがいい。
 どこまで高く,どこまで遠くにゾンビを飛ばせるのか,はたまた打ち上げたゾンビを使って周りのゾンビを倒せるのか。そんな,なんとも殺伐とした遊びに挑戦したくなってしまう。こうしてゾンビを気持ちよく打ち上げながら一掃し,最後に出現した巨漢のゾンビを倒してデモは終了となった。

 本作は,カリフォルニアらしい明るい景観が,「ゾンビゲーム」らしさを軽減しているのだが,一方で,視界に入るゾンビの量,そして,ゾンビやその顔をクローズアップで見たときのバリエーションの豊富さで,メレーアクションの楽しさやゾンビ物の醍醐味をうまく演出していると感じられた。

 なお先述のとおり,このデモでは,ストーリーにはまったく触れられなかった。しかし開発元のYager Developmentは,「Spec Ops: The Line」ではとくに,ストーリー面での評価が高く,同社は本作でも自信を持っているとのこと。発売は2015年春を予定しており,リリースまでにまだ少し時間があるので,ストーリーに関する続報に期待したいところだ。


画像集#004のサムネイル/[gamescom]ハジけた感の強いメレー系ゾンビアクション最新作「Dead Island 2」のプレイアブルデモが公開

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