イベント
「発売直前だよ!サージュ・コンチェルトファンイベント」をレポート。加隈亜衣さんと内田真礼さんが,イオンとネイの絆について熱く語る
イベントでは,声優の加隈亜衣さん(イオン役)と内田真礼さん(ネイ役)に加えて,「シェルノサージュ OFFLINE 〜失われた星へ捧ぐ詩〜」「アルノサージュ PLUS 〜生まれいずる星へ祈る詩〜」で音響監督を務めた納谷僚介氏がトークを交えながらシリーズを振り返った。本稿では,その模様をまとめてみたい。
最初のトーク内容は,お互いが演じるキャラクターの第一印象について。加隈さんは「よくしゃべる子」というのがネイの第一印象だったという。「イオンにこんなにガンガン話しかけてくる子は,初めてに近かった」とネイへの想いを振り返った。一方,内田さんはイオンについて,シェルノサージュの設定を知っていたことを前置きしつつ「憎かったですね」とぶっちゃけたうえ,「ボヤボヤした子に見えた」とストレートなコメントで会場を笑わせていた。
続いては,物語の重要なポイントとなるネイの裏切りについて。これに関して加隈さんは,「(イオンにとって)ネイに裏切られた時のショックは大きかった」とコメント。しかし,人を信じたいという想いを強く持つイオンは,それでもネイを信じ続けたのではないかと,イオンの心情を代弁した。
対する内田さんは,イオンに憎しみの気持ちはありつつも,どこかにモヤモヤした気持ちを抱えていたのではと,ネイを分析。しかしこの時のネイは,気持ちの落差が激しかったため,内田さんですらネイの感情が分からなくなる瞬間があったと振り返った。
納屋氏によると,この相反する感情こそ,ネイの魅力なのではないかという。最初は憎しみの対象だったイオンと触れ合っていくうち,少しずつ不思議な感情が芽生えてくるネイ。そして,その気持ちが,イオンに対する信頼へと変わっていく。この揺れ動くネイの感情こそ,シェルノサージュの見どころの1つなのではと話していた。
物語の終盤ではネイの感情が大きくピックアップされていくが,演じる内田さんは,ネイの感情を表現するのが非常に難しかったと,当時を語る。しかしながら,最初こそ良い印象を持ってなかったイオンに対して,この時すでに嫌いという感情はなく,むしろ好きという思いがのほうが大きかったという。ネイ同様,内田さん自身もイオンを理解していくことで,少しづつ感情に変化が出てきたとのことだ。
一方,加隈さんはイオンについて,「ネイとの関係はウソだった」という悲しさはあったものの,すべてがウソではなく,ネイとは真実の絆を感じたからこそ,イオンはネイのことを好きでい続けられたんじゃないかと述べる。
そして,物語は悲しい展開へ。やっと認め合えたと思っていた2人だが,イオンがネイに「私を殺して」と衝撃の発言をする。
大切な人に,自分を殺してと言わなくてはならなかったイオンだが,この時のイオンの気持ちを加隈さんは「残された人の気持を考えると辛くて言えないけど,ほかの人じゃダメだったんだと思います。ネイちゃんだからお願いできたんだと思います」と説明。この時のイオンとネイの関係性は,「シェルノサージュ OFFLINE 〜失われた星へ捧ぐ詩〜」における2人の絆の集大成ではないかと,加隈さんは力強く語っていた。
一方,イオンに「殺して」と言われたネイはどんな気持ちだったのか。この時すでにイオンとの確かな絆を感じていたネイはとても辛かったが,逆に,2人の関係だからこそ言えたのではと,内田さんは語っている。
その後は,加隈さんと内田さんがシェルノサージュの1シーンを生演技で披露するなど,ファン必見の展開もあった。最後に,加隈さんと内田さんのメッセージを掲載して,本稿を締めたいと思う。
内田さん:
ネイは,私と一緒に戦ってくれた子です。泣きながら,戦いながらイオンのことを想っていましたし,その二年間はとても濃いものでした。最後はネイが幸せになってよかったと「アルノサージュ」の収録を最後までやってみて思いました。これからもネイを愛してくれたら嬉しいです。今日はありがとうございました。
加隈さん:
オーデションの時に,一番作りこまずに自然に演じられたのがイオンちゃんなんです。イオンちゃんを演じることが決まってから早3年半になりましたが,この3年半はいろいろなことをやってきました。今日のイベントは倍率が高くて,会場に来られなかった方もたくさんいると聞きました。イオンちゃんを愛して下さった方にも感謝しています。ありがとうございました。
「シェルノサージュ OFFLINE 〜失われた星へ捧ぐ詩〜」公式サイト
「アルノサージュ PLUS 〜生まれいずる星へ祈る詩〜」公式サイト
- 関連タイトル:
シェルノサージュ OFFLINE 〜失われた星へ捧ぐ詩〜
- 関連タイトル:
アルノサージュ PLUS 〜生まれいずる星へ祈る詩〜
- この記事のURL:
キーワード
(C)GUST CO.,LTD. 2014 All rights reserved.
(C)GUST CO.,LTD. 2014 All rights reserved.