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ヨーロッパを暗黒時代に突き落としたフン族の王 アッティラに焦点を当てたシリーズ最新作「Total War: Attila」が発表
「Total War: Attila」は,ローマ帝国の分裂に乗じて勢力を拡大し,ヨーロッパに大混乱を巻き起こしたフン族の王 アッティラをテーマに扱っている。ゲームは,ローマ帝国が東西に分かれた395年から始まり,民族大移動によって勃発した部族間の攻防や,ローマ帝国の生き残りをかけた戦いが描かれていくようだ。
プレイヤブル勢力としては,他民族の侵略に抵抗しつつ,国内の政争いもあって疲弊している西ローマ帝国のみが発表されているが,フン族や東ローマ帝国,ゴート族,フランク族,そしてペルシャといった勢力はおそらく登場するものと思われる。アッティラ王が現在のフランス東部から中央アジアまで支配地域を拡大したことを考えれば,舞台となるマップは「Total War: Rome II」をほぼ踏襲したものになりそうだ。
もちろん,家督システムや外交,さらにはグラフィックス,UIなども改善されているとのことだが,なかでも注目は「Apocalyptic Destruction Mechanics」という新要素だ。これは,都市を火攻めによって侵略できるだけでなく,完全に破壊し尽くして,都市そのものをキャンペーンマップ上から消し去れるというもの。ローマ帝国が築き上げた文明を,略奪と破壊の限りを尽くして消失させた民族大移動期を描いた新作らしい切り口といえるだろう。
現存する文献が少なく,その出自や人物像に謎が多いアッティラであるが,「Total War」シリーズの最新作でどのように描かれるのかは非常に興味深いところだ。今後の発表を楽しみに待ちたい。
「Total War: Attila」公式サイト
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