【速報】Windows 10はWindows 7＆8.1からの期間限定無償アップグレードが可能に。Xbox Appやゲームストリーミング機能も標準搭載

　北米時間2015年1月21日，Microsoftは「Windows 10: The Next Chapter」と題するイベントを開催し，開発中の次期Windows「Windows 10」の詳細を公開した。Windows 7/8.1またはWindows Phone 8.1のユーザーであれば，Windows 10の発売後1年間は無料でOSをアップグレードできるとのことだ。

イベントの詳報を掲載しましたので，こちらも参照してください。2015年1月22日19：50頃追記

ゲーマーも注目すべきWindows 10の新機能を解説。Xbox Appの標準搭載でXbox OneからのゲームストリーミングやPCゲーム録画が可能に

また，立体映像対応HMD「Microsoft HoloLens」の詳細をまとめた記事はこちらになります。

Microsoftの驚くべき隠し球，立体映像対応HMD「HoloLens」は何ができるのか？

Windows 7/8.1およびWindows Phone 8.1ユーザーは，1年間に限りWindows 10へ無償でアップグレードができる

　また，Windows 10には，開発コードネーム「Project Spartan」と呼ばれる新しいWebブラウザが搭載されることも明らかにされている。

Project Spartanの画面

　さらに，「Xbox App」というXbox Liveユーザー向けのアプリケーションも提供され，Xbox Liveのコミュニケーション機能を利用できるほか，PCゲームの画面を録画する「Game DVR」機能や，Xbox One上で動作しているゲームをWindows 10が動作しているPCにストリーミング配信するゲームストリーミング機能も標準で提供されるとのことだ。

Windows 10に標準搭載されるXbox App。中央には「Minecraft」の画面をGame DVRで録画したムービーが表示されているほか，右側にXbox Liveのフレンド一覧が表示されている

Windows 10のゲームストリーミング機能を使い，Xbox One上で動作している「Forza Horizon 2」をPC上でプレイするデモ。PCにはSurface Pro 3を使っているとのこと

　また，Microsoftは同イベントで，立体映像を投影可能なWindows 10対応の拡張現実型HMD「Microsoft HoloLens」（以下，HoloLens）も発表している。スキーゴーグルのような形状のHMDを装着し，ユーザーの視野に立体映像を投影するだけでなく，ジェスチャで投影されたアプリケーションを操作できるようになるという。
　Windows 10にはHoloLensを使うためのAPI（Application Programming Interface）が用意されており，ユーザーの周囲にある空間をスキャンしたり，映像を合成するアプリケーションを作ることが可能になるとのことだ。

HoloLensのイメージ

HoloLensのデモアプリ「HoloStudio」。写真右に見える空間上に投影されたツールパレットからアイテムを掴み，中央にドロップしてCGモデルを組み立てている。操作はジェスチャだけでなく音声コマンドでも可能だ

　HoloLensの具体的な発売時期は明言されていないが，Windows 10発売後に登場するとされている。

Windows 10: The Next Chapter（英語ページ）