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「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」20周年記念公開生放送レポート。リメイク版のキャスト情報やアニメプロジェクトの始動が発表に
「YU-NO」は,1996年12月26日にオリジナルとなるPC-98シリーズ版が発売されたアドベンチャーゲームで,2017年3月16日にはPlayStation 4およびPS Vita向けリメイク版のリリースが予定されている。
今回の生放送では,オリジナル版「YU-NO」のリリース当時を振り返るとともに,リメイク版の最新情報が公開された。
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」公式サイト
最初に紹介されたのは,リメイク版のキャラクターボイスを演じる声優陣の情報だ。島津 澪役は釘宮理恵さん,波多乃神奈役は内田真礼さん,有馬亜由美役は名塚佳織さん,一条美月役は大西沙織さん,朝倉香織役は前田玲奈さんであることが明かされた。
「音楽から振り返るYU-NO」のコーナーには,リメイク版「YU-NO」の楽曲を制作したヨナオケイシ氏と高見 龍氏,そしてリメイク版プロデューサーの浅田 誠氏が登壇し,「YU-NO」の楽曲にまつわるトークが披露された。なお,ヨナオ氏はセガサターン版「YU-NO」のオープニング曲およびBGMを,高見氏はオリジナル版のBGMをそれぞれ手がけた人物である。
トークの最初の話題は,11月25日にリリースされた「YU-NO」のトリビュートアルバム「TRIBUTE TO RYU UMEMOTO 〜 Music From YU-NO」。2011年に亡くなった作曲家・梅本 竜氏と縁の深い15名の作曲家陣が,オリジナル版の楽曲をアレンジしたことが紹介された(関連記事)。
またリメイク版の限定版に同梱されるサウンドトラックDVDも紹介された。このサントラDVDは,オリジナル版およびリメイク版の全楽曲と,ヨナオ氏によるアレンジ楽曲(新曲含む)など250曲以上をハイレゾ音源で収録したもの。
会場では,オリジナル版の楽曲をハイレゾ化するにあたり,PC-98シリーズ実機を改造することにより,すべての音源をデジタル収録したというエピソードも披露された。また,使用した実機のバランスは,梅本氏が実際に作曲時に使っていたものを再現したとのことである。
浅田氏によると,もともとの企画ではサントラにハイレゾ音源を収録する予定はなかったという。しかし,せっかくの20周年なので,まとめてファンに提供できないかとあらためて検討した結果,総データ容量は膨大なものとなり,サントラはDVD5枚組という大ボリュームになったのだとか。
さらに会場では,オリジナル版から「オープニング」と「有馬亜由美」の2曲が披露された。ちなみに高見氏によると,後者は別件のサンプルとして作曲したもので,「YU-NO」に使われることを知って驚くとともに光栄に感じたそうだ。
またリメイク版からは,「運命2(因果律Version.B)」と「始動(危機)」がお披露目に。両曲のアレンジを手がけたヨナオ氏は,楽曲のイメージや当時の雰囲気を重視したと語っていた。
生放送の終盤では,浅田氏より「YU-NO」のアニメプロジェクトが始動したとの告知もなされた。このアニメ版の制作は,MAGES.,GENCO,feel.の3社が関わるとのことで,詳細は続報を待ってほしい。
最後に登壇者達が今後の「YU-NO」の展開に対する期待を口々に語り,浅田氏がリメイク版およびアニメプロジェクトの関係者と会場に集まったファンに感謝を示して,生放送を締めくくった。
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(C)MAGES./5pb.
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