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「斬劇『戦国BASARA4 皇』本能寺の変」の公演がスタート。ゲームのアクションを再現すべく,さらにパワーアップした殺陣を確認できたゲネプロの模様をレポート
「戦国BASARA4 皇」公式サイト
「斬劇『戦国BASARA4 皇』本能寺の変」公式サイト
「戦国BASARA」を原作とする舞台公演はシリーズ化されており,その最大の特徴は,ゲームで見られるアクションを再現した殺陣のクオリティの高さだった。今回の公演からは“斬劇”と銘打って,そんな殺陣をさらにパワーアップした舞台が展開されている。本稿では,舞台初日の公演前に行われたゲネプロ(通し稽古)の模様をレポートしよう
■出演(順不同・敬称略)
塩野瑛久(伊達政宗役)
松村龍之介(真田幸村役)
井上正大(片倉小十郎役)
椎名鯛造(猿飛佐助役)
伊阪達也(前田慶次)
斉藤秀翼(島 左近役)
白又 敦(長曾我部元親役)
中山優貴(久彦・長曾我部元親親衛隊役)
山口智也(武三・長曾我部元親親衛隊役)
谷口賢志(明智光秀役)
AKIRA(上杉謙信役)
護 あさな(雑賀孫市役)
寿里(千 利休役)
汐崎アイル(後藤又兵衛役)
唐橋 充(織田信長役)
ゲネプロの前にはキャストおよびスタッフがステージに登壇し,今回の公演に対する意気込みなどを語った。
塩野瑛久さん(伊達政宗役):
僕自身,「戦国BASARA」の舞台は2回めですが,新メンバーを迎えたことや,新たな演出が加わったことにより,一層素晴らしい舞台になったと感じています。
松村龍之介さん(真田幸村役):
今回は“斬劇”と銘打ち,新メンバーと共に作る新しい舞台になっています。一生懸命やるだけですので,どうぞ千秋楽までよろしくお願いします。
井上正大さん(片倉小十郎役):
片倉小十郎は政宗に忠義を尽くすキャラクターということで,日々背中を見ながら頑張ってきました。その成果をぜひ舞台で楽しんでください。
椎名鯛造さん(猿飛佐助役):
千秋楽まで全力で走ります。殺陣でドラマを見せられるように頑張ります。
伊阪達也さん(前田慶次):
慶次らしく明るく元気に,笑顔一杯で頑張っていきます。
斉藤秀翼さん(島 左近役):
千秋楽まで怪我のないよう,キャスト一同,一丸となって頑張ります。
白又 敦さん(長曾我部元親役):
“斬劇”となったことによって,「戦国BASARA」の舞台がどのように変わったのか,さまざまなシーンで確認してほしいと思います。肌が露出した衣装を着ているメンバーも多いですが,最後まで怪我のないよう集中して頑張ります。
中山優貴さん(久彦・長曾我部元親親衛隊役):
今回も長宗我部の兄貴をしっかりサポートして,戦国の世を駆け抜けていきます。
山口智也さん(武三・長曾我部元親親衛隊役):
「戦国BASARA」の舞台に2回めの出演ができて,本当に嬉しく思っています。頑張ります。
AKIRAさん(上杉謙信役):
約3年ぶりの出演ということで,少し緊張していますが,最後まで頑張ります。
護 あさなさん(雑賀孫市役):
前回に引き続きの出演です。最後まで怪我のないように頑張ります。
寿里さん(千 利休役):
ワビ助とサビ助の演じ分けもさることながら,殺陣に芝居に皆で良い舞台を作っていきます。
汐崎アイルさん(後藤又兵衛役):
キャストの皆さんとお客さんと声を掛け合い,気合いを入れて最後まで駆け抜けます。
谷口賢志さん(明智光秀役):
個人的な話になりますが,今回で「戦国BASARA」から卒業となります。激しい舞台なので常に「これが最後」と思って演じてきましたが,いざ本当に最後となるとこみ上げてくるものがあるだろうと考えていたのですが……まったく何もありませんでした(笑)。
稽古では,本当にいいものを見せたい一心で,「舞台に立ったら自分が一番だと思え」という精神でやってきました。今回は本能寺の変で,しかも明智光秀役ですから,楽しくやりたいです。
唐橋 充さん(織田信長役):
「戦国BASARA」の舞台も長く続いていますので,ずっと出演して来られた先達の背中を追いつつも,「この先ドラマはどうなるんだろう」という部分にも気を配って演じています。そういったところにも注目してもらえると幸いです。
ヨリコジュン氏(構成・演出・脚本):
「戦国BASARA」の演出は初めてなのですが,カプコンの小林さんや先輩,スタッフ,そしてキャストの皆さんとのディスカッションの中でいろいろ教えられ,ここまで来ることができました。やはり舞台なので,きちんと物語を作っていきたいと考えています。千秋楽までどんどん進化していきますので,ぜひ楽しんでください。
ヨリコジュン氏 |
小林裕幸氏 |
小林裕幸氏(企画・原作監修):
今回の舞台では,ゲーム「戦国BASARA4 皇」の世界観で本能寺の変を描いています。
近頃はさまざまなゲームや漫画などを原作としたミュージカルが多く,「戦国BASARA」の舞台を観ていない人から「ミュージカルでしょ」と言われてしまいがちなのですが,僕はそれが嫌だったんです。そこで今回,舞台ではなく“斬劇”に変え,文字を見たら内容が理解できるようにしました。スタッフの力,役者の力で新しい舞台に仕上がっています。私自身も,こうして皆さんに披露できることが楽しみです。
今回の舞台では,のっけから殺陣が繰り広げられる。一つ一つの殺陣は,大音量のBGMとSEなどの派手な演出によって,これまでの「戦国BASARA」以上にスピード感と迫力を増しており,まさに小林氏らが表現した“斬劇”という印象となっている。
さらにそうした殺陣の中でも,例えば伊達政宗ならクールな中にも熱い部分があること,真田幸村なら本当にまっすぐな熱血男児といった,それぞれの武将が持つキャラクター性がきちんと描かれているところも注目すべきポイントだ。
ストーリーは,タイトルどおり本能寺の変をベースとした内容。ネタバレを避けるため詳細は欠けないが,織田信長とその配下の明智光秀が,政宗や幸村ら武将達の前に立ちふさがるというのが大枠の構図だ。とくに,光秀の卑劣な策略に翻弄される若き武将達の姿に心を痛める人も出てくるのではないだろうか。
もちろん,ときにシリアスに,ときにコミカルになる武将達の表現や演出も,これまでの舞台「戦国BASARA」シリーズと同様,原作の世界観や雰囲気を壊さないよう丁寧に作られている。鑑賞予定の「戦国BASARA」ファンは,大いに期待してほしい。
●公演情報
◆公演タイトル◆
斬劇『戦国BASARA4 皇』本能寺の変
(読み:ザンゲキ センゴクバサラ フォー スメラギ ホンノウジノヘン)
◆公演日程◆
・東京
日程:2016年7月1日(金)〜7月10日(日) 全13ステージ
会場: Zeppブルーシアター六本木
・大阪
日程:2016年7月16日(土)〜7月18日(月祝) 全5ステージ
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
◆入場料金
全席指定 7,900円(税込),非売品写真付きチケット 8,400円(税込)
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