プレイレポート
「Dragon's Dogma Online」シーズン3.0を先行体験。新たな敵とのバトルをはじめ,「戦術育成」「マンドラゴラ・ガーデニング」をレポート
「Dragon's Dogma Online」シーズン3.0 プレビューサイト
モンスター達を指揮して,パーティを切り崩す「獣の将」
シーズン3の舞台は,新たに登場する「アッカーシェラン大陸」だ。これまでは白竜の力を借りた覚者達(プレイヤー)がモンスターの侵攻を食い止めてきたが,アッカーシェラン大陸ではすでに王家が滅ぼされ,荒れ果てている。こうした逆境から王国を再興していくのが,シーズン3における覚者の使命である。
そんな覚者に立ちはだかるのが,モンスター達のリーダーである獣の将。手下を召喚して相手を襲わせるだけでなく,特定のキャラクターをターゲットにする特殊能力を持っている。ターゲットにされると不気味な目玉のアイコンが表示され,ヘイト値に関係なく,手下が襲ってくるようになる。「防御力に優れたタンク職がヘイトを稼ぎ,パーティメンバーの自由を確保する」というセオリーが,通用しなくなるというわけだ。
今回のテストプレイでは,ファイター(覚者),ソーサラー(ポーン),シールドセージ(ポーン),エレメントアーチャー(ポーン)というスタンダードな編成のパーティが用意されていた。本来ならシールドセージが敵を引きつけて戦うところだが,獣の将が特殊能力を発動すると,ソーサラーやエレメントアーチャーといった防御力の低いポーンが狙われてしまい,次々に力尽きるという悲劇が繰り返された。
この特殊能力は防御力の低いキャラクターだけを狙うということはなく,ファイター(覚者)がターゲットになることも。ともあれ,パーティプレイでは狙われたキャラクターをフォローするチームワークが大切になるだろう。
ダメージ吸収と自己再生。覚者を苦しめる「戦甲」
シーズン3では,「戦甲」と呼ばれる特殊な装甲を身にまとったモンスター「戦甲種」が新たに出現する。鎧を着たモンスターはこれまでにも存在したが,戦甲種はモンスター名に「戦甲」の2文字が入っているので,ここで区別するといいだろう。なお,大型のボスに限らず,中型や小型のタイプも登場する。
戦甲グリムワーグ・軽装 |
戦甲ゴアサイクロプス・軽装 |
戦甲種の特徴は「戦甲に攻撃を当てるとダメージが吸収されて,HPがまったく減らない」。ダメージ表示が紫色の場合,攻撃が戦甲に当たっていることを示している。テストプレイでは「戦甲グリムワーグ・軽装」「戦甲ゴアサイクロプス・軽装」「戦甲ゴアマンティコア・重装」といった戦甲種と戦えたが,本来なら軽く倒せるはずのグリムワーグにすら手こずってしまった。このことからも,戦甲がバトルに及ぼす影響の大きさが分かる。
しかし,戦甲にダメージを蓄積させていくと破壊可能だ。もちろん,戦甲が無くなった部位には攻撃が通るようになり,HPを減らせる。いかにして戦甲を砕くか,その戦い方が問われるというわけだ。
戦甲へのダメージは通常とは異なり,「吹き飛ばし力」によって算出される。テストプレイで用意されていたファイターの場合,通常のダメージを狙うなら「円月斬り」が定番だが,戦甲に対しては「刀牙昇斬」のほうがより大きな吹き飛ばしダメージを与えられるという具合だ。これまでとは違い,吹き飛ばし力を意識したカスタムスキルをセットする必要があるだろう。
大型モンスターの戦甲は耐久力が非常に高い。そのうえ戦甲には自己再生能力があり,せっかくダメージを与えても,しばらくすると耐久力が回復してしまうため,将棋で言うところの「千日手」のような状況に陥る可能性もある。
これを打開してくれるのが,「ヒールオーラ」に代表される回復スキルだ。戦甲に当てると緑色に発光し,自己再生能力が停止する。さらに通常より大きなダメージを与えられるようになるのだ。
今回のテストプレイではダメージが数倍に上がっていたので,パーティプレイではヒーラーの立ち回りも非常に重要になるだろう。
戦甲に与えたダメージの蓄積は,色の変化で判断することができる。ダメージが大きくなると戦甲が赤熱化し,それが一定値を超えると灰白色になり,ダメージ吸収と自己再生の機能が失われる。さらに攻撃を加えれば,戦甲が吹き飛び,大ダメージを与えた。
戦甲種にはスタミナゲージやブレイクアイコンが存在しない。さらに怒り状態になっても,揺さぶりがまったく通用しないうえ,ダウンもしない。ダメージを与えるためには,戦甲を砕くことが重要になるだろう。
ただし,戦甲ゴアマンティコア・重装の場合,戦甲にダメージを与えて赤熱化させても,すぐに元の状態に戻ってしまった。破壊したい戦甲には,パーティ全員で集中して一斉攻撃を加えるべきだろう。
なお,戦甲ゴアマンティコア・重装は通常のマンティコアとよく似た動きをするものの,頭部やサソリの尾といった弱点に戦甲が施されている。そのため,特定部位への集中攻撃や連携といったDDONのセオリーを強く意識させるようになり,緊張感を保って戦うことになった。DDONらしさがありつつも,バトルが変化しているというわけだ。
ポーンをカスタマイズする「戦術育成」
戦甲種とのバトルでも鍵を握りそうな新要素が,ポーンの戦い方をカスタマイズする「戦術育成」。メインポーンに対して,「優先して狙う敵」「攻撃・支援の割合」「敵との間合い」「小型・中型・大型といった敵のタイプごとに使う技」「怒りや疲れと言った状態で使う技」「行動の優先度」といった項目を設定できるというものだ。
例えば,ソーサラーやエレメントアーチャーといった後衛型ジョブの場合,敵との間合いを取りつつ,体力が危険なときには回復を優先するようにすれば,力尽きることは少なくなる。また,空を飛ぶモンスターが苦手ならば,「飛行する敵を優先して狙う」設定にするのもいいだろう。
「タッチ救済する」「オブジェクトを破壊する」といった行動の優先度も調整できるため,自分とポーンのジョブに合わせて細かなカスタマイズが可能になっている。
戦術育成はポーンとの対話を通して,戦闘パターンを設定していく。こちらの話に対して,いろいろな反応が返ってくるのがユーモラスだ。
なお,1つの項目を設定するたびに「対話回数」を消費することになるが,これは一緒に冒険をすることで回復していく。冒険と対話を繰り返し,ポーンを調整していくというわけだ。
ポーンが自分好みのスタイルで戦ってくれるだけでも嬉しいが,対話時のリアクションによってキャラクターとしての存在感も増しているという印象を受けた。これまでにも増してポーンへの思い入れが強くなりそうだ。
キモカワイイ「マンドラゴラ」を育てよう
シーズン3では自室の鉢に「マンドラゴラ」を植え,これを育成することが可能になる。マンドラゴラが育つと,「ボーナスダンジョン」のチケットやさまざまなアイテムが同時に入手できるので,趣味(ガーデニング)と実益を兼ねているコンテンツと言える。
マンドラゴラの育成には,作成してほしいアイテムに応じた素材に加えて,肥料として与えるアイテムが必要だ。ポーションや装備品,クレスト,各素材など,どんなアイテムでも肥料になり,この組み合わせに応じてマンドラゴラの姿が変化するという。ただし,複雑な条件が必要なのか,今回のテストプレイでは新種を発見することはできなかった。
マンドラゴラは自室をウロウロしているので,抱き上げたり,撫でたりしてあげよう。球根に白目のない目が付いたような姿,しかも前後対称の外見(筆者は「機動戦士ガンダム」に登場するゾックを思い出した)なので,万人が「可愛い」とは言えないだろうが,しばらく一緒に過ごすと愛着が湧いてくるのが不思議だ。育成には18時間必要なので(黄金石を使えば即時育成が可能),のんびりと付き合っていくのがいいだろう。
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