プレイレポート
[TGS 2015]横スクロールアクションとクラフト要素の面白さが融合した「エアシップQ」プレイレポート
本作は,ミラクルポジティブが開発を行う国産のサンドボックス型アクションRPGで,PlayStation 4とPS Vitaで2015年11月19日にCygamesから発売が予定されている。プレイヤーは,猫にされてしまった主人公を操作し,敵を倒したり地形を破壊したりして素材を集め,さまざまなアイテムを作成してゲームを進めていくことになる。基本的には「マインクラフト」や「テラリア」のようなジャンルのタイトルと考えて良いだろう。
それらのタイトルと大きく異なるのは,ストーリーにも注力されているということ。本作では,プレイヤーがすべき目的が提示され,それをこなしていくことでストーリーが進行する。試遊版では「かんごくじま」から脱出することが目的となっていた。
プレイできたかんごくじまは,自由度の高いサンドボックスらしい地形ではなく,開発者によってしっかりと作りこまれたステージという印象だ。そのため,素材を使って足場や道具を作るという要素がありつつも,それを使ってどのように先へ進むかを考えたり,マップを探索してドアを開くための鍵を見つける必要があったりして,普通の横スクロールアクションをプレイしているような感覚だった。
では,サンドボックス型なのに自由度は低いのかといわれると,そんなことはない。その鍵となるのが,タイトルにある“エアシップ”の要素だ。かんごくじまを探索していくと,空を飛ぶ船「翔船」が手に入るのだが,これを使うと,マップ中を自由に飛行できるようになり,行動範囲がグっと広がる。次の目的地へ飛んでいくのもよし,クラフトできるものを増やすために,知恵を与えてくれる石造を探すもよしだ。
なお試遊時間が10分程度しかなかったため,今回は確認できなかったのだが,本作では船の構造を自分でデザインすることも可能とのこと。製品版では,自分だけの船で世界を旅することになるだろう。
短いプレイであっても,「横スクロールアクションにクラフト要素を持ち込んだことによる面白さ」が十分に体験できた。ここまでとくに触れてこなかったが操作も快適で,「置きたい場所にブロックが置けずイラっとする」といったこともなく,好感触だった。11月19日の発売を楽しみに待ちたい。
「エアシップQ」公式サイト
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(C)Cygames, Inc. Powered by Miracle Positive
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