プレイレポート
「ファイナルファンタジーグランドマスターズ」インプレッション。スマホで冒険するヴァナ・ディールの感触をチェック
今回4Gamerは,現在クローズドβテストが実施されている,そんな本作のインプレッションをお伝えしたい。
なお,開発中のバージョンを使ってプレイしたため,画面写真やゲーム内容の一部などが正式バージョンとは異なっている可能性があることを,あらかじめご了承いただきたい。
駆け出し冒険者はまずロンフォール地方でラビット狩り
ゲームを始めた直後の冒険者は,サンドリアを拠点とし,FFXIでおなじみの「クリルラ」からクエストを受けて,ロンフォール地方に生息するラビットの毛皮集めに奔走することになる。簡単なクエストだが,この過程でひととおりの操作を学ぶことができる。
クエストを選択すると,クォータービューでキャラクターを操作し,フィールドやダンジョンを探索することになる。フィールドやダンジョンのエリア内には,さまざまなモンスターが棲息しており,彼らに接触すると戦闘が始まるシンボルエンカウト制となっている。戦闘はアクティブタイムバトル風に進行し,戦闘中に溜まるタクティカルポイント(TP)を消費することで,アビリティを発動するという仕組みだ。
FFXI経験者には言うまでもない?
「ジョブチェンジ」「サポートジョブ」でキャラが強くなる
キャラクターは,「サポートジョブ」に設定したジョブの能力を一部引き継ぐので,例を挙げると,白魔道士の“ケアル”を使える戦士にもなれる。
ちなみに原稿執筆時点で確認できたジョブは,「戦士」「白魔道士」「黒魔道士」「ナイト」の4種類。正式配信後,ジョブは随時追加されていくとのことだ。
一部の武器や防具には,特殊な効果が設定されている。武器は特定のアビリティが使用可能になったり,防具は大幅にHP/MPを高めたりといった具合だ。レア度の高い装備品は主にガチャを通じて入手できるが,とくにFFXI経験者はそのグラフィックスに注目。FFXIのジョブを象徴する専用防具「アーティファクト」もしっかりと再現されているのだ。
手軽さ重視のパーティシステム
オンラインRPG特有の“ギスギス感”は発生しづらそう?
一つのエリアには,同時に最大20人のプレイヤーキャラが存在でき,同じエリアのプレイヤーキャラとチャットや共闘が可能だ。キャラがモンスターに接触すると戦闘に入り,モンスターシンボルの周りにエフェクトが表示される。エフェクトにほかのプレイヤーキャラが接触するとその戦闘に参加し,共闘できる仕組みになっている(最大4人)。
パーティの人数で獲得経験値などは変わらず,共闘メンバーに敵を倒されてもデメリットは発生しないため,ガンガン参戦して問題ない。本作はMMORPGっぽいゲームに見えるかもしれないが,かなり手軽にパーティプレイを楽しめる作りになっている。
なお,いわゆる「スタミナ」の概念はなく,スタミナの回復待ちでプレイを妨げられることはない。
FFXIについて一切知らなくても問題なし
そういう意味でも冒険しやすくなったヴァナ・ディール
以上,駆け足気味の紹介となったが,ゲームの雰囲気は伝わったのではないだろうか。
FFXIプレイヤーでもある筆者としては,手のひらサイズとなったヴァナ・ディールではやや物足りなさを感じるところもある。しかし,ファイナルファンタジーグランドマスターズには「また違った面白さがある」と断言できる手応えを感じた。ちなみにヴァナ・ディールという世界観こそ使われているが,FFXIについて一切知らなくても困ることはなさそうだったので,その点はご安心を。
なお,FFXI経験者はBGMについても気になると思うので補足をしておこう。本作には,水田直志氏が監修したFFXIの楽曲のほか,水田直志氏と岡部磨知氏,そして伊賀拓郎氏の3名からなるユニット“ナナーミーゴス”の新曲が収録される。そのラフミックス版がYouTubeで聴けるので,こちらもチェックしつつ,ゲームへの期待を高めてほしい。
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「ファイナルファンタジーグランドマスターズ」公式サイト
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