連載
ミュージック フロム ゲームワールド:Track 66 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「グランキングダム」
さて,今週の四音ちゃんは川で水遊びしながら防水ラジオを聴いているようですね。ラジオといえば,最近は「ゲームミュージック三昧」を聴いたのが最後かもしれません。それでは,今週も「ミュージック フロム ゲームワールド」でゲームミュージック三昧しましょう!
ソニックシリーズ25周年を飾るベストアルバム
「SONIC THE HEDGEHOG 25th ANNIVERSARY SELECTION」
タイトル | SONIC THE HEDGEHOG 25th ANNIVERSARY SELECTION | |
発売日 | 2016年6月22日 | |
価格 | 4000円(税抜) | |
発売元 | ウェーブマスター | |
コピーライト | (C)SEGA |
1991年にメガドライブで「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」がリリースされてから今年で25年。セガの看板キャラとしてファンに親しまれているソニックだけに,これまでに発売されたゲームの数も膨大です。今週の1枚めは,そんなソニック25周年を振り返るベストアルバム「SONIC THE HEDGEHOG 25th ANNIVERSARY SELECTION」を紹介します!
本サントラは,「爽快」な楽曲をピックアップした「Blue Selection」と,「ハードで熱い」楽曲をセレクトした「Black Selection」という,テーマごとに分かれたCD2枚組+特典映像を収録したDVD1枚という構成。まずは,懐かしのメガドラサウンドによる「STH1 Green Hill Zone」(ソニック・ザ・ヘッジ・ホッグ)で,冒頭から一気にソニックの世界へ音速ワープ! 爽やかな1990年代シンセサウンドの「Palmtree Panic」(ソニック・ザ・ヘッジホッグCD)や,洋楽ライクなボーカル曲の「Can You Feel The Sunshine?」(ソニックR)と続き,シリーズBGMの変遷を追うことができます。
ハードがドリームキャストに移行すると,サウンドもさらにパワーアップ。「Skydeck A Go! Go!」(ソニックアドベンチャー)のような本格派のインストハードロックチューンや,明るいメロディを乗せた「It Doesn't Matter ver.2」(ソニックアドベンチャー2)のような爽快なアメリカンロックが,3Dグラフィックスに移り変わったソニックシリーズのサウンドの特徴です。
これ以降も,シリーズを彩る楽曲の歴史をなぞるように,作品や対象ハードごとの特色を打ち出した楽曲が収録されています。王道ハードロックチューンの「We Can」(ソニックヒーローズ)や,コーラスワークも耳をひくロックチューン「With Me」(ソニックと暗黒の騎士)など,個人的に好きな曲もたくさん。こうしたアメリカ西海岸の雰囲気を漂わせる洋楽ロックがソニックらしさの1つであることを,改めて確認させられます。
ゲームのサントラをベストアルバム形式で聴く機会はあまりないかもしれませんが,シリーズの歴史を駆け抜けるように感じる音楽体験というのも,なかなかオツなもの。ソニック25周年の盛り上がりを感じたいアナタは,このベストアルバムを聴くところから始めよう!
「SONIC THE HEDGEHOG 25th ANNIVERSARY SELECTION」公式サイト
ベイシスケイプ作家陣が贈る王道ファンタジーサウンド
「グランキングダム オリジナル・サウンドトラック」
タイトル | グランキングダム オリジナル・サウンドトラック | |
発売日 | 2016年6月29日 | |
価格 | 3100円(税抜) | |
発売元 | ベイシスケイプレコーズ | |
コピーライト | (C)Spike Chunsoft Co., Ltd. All Rights Reserved. |
スパイク・チュンソフトから発売中のタクティカルRPG「グランキングダム」(PS4/PS Vita)。「グランナイツヒストリー」の流れを汲むゲームとして注目を集める本作ですが,音楽を担当しているのも同じベイシスケイプということで,ゲーム音楽ファンとしてはこちらも嬉しいところ。今週の2枚めは,その「グランキングダム」の楽曲をCD3枚組に収録した,「グランキングダム オリジナル・サウンドトラック」を紹介します!
作・編曲は,サウンドディレクターも務める金田充弘氏を筆頭に,岩田匡治氏,工藤吉三氏,千葉 梓氏,東原一輝氏というベイシスケイプの作家陣が全曲を担当。本格ファンタジーの王道を行く,無駄な音を削ぎ落としたスタイリッシュなアレンジのオーケストラサウンドに仕上がっています。
オープニングを飾るDISC1の1曲め「戦乱の大地リゾネール」は,民族音楽風のイントロからピアノソロ,そしてストリングスを交えたオーケストラ調へと展開していくナンバー。イントロで聴ける民族っぽさは「グランキングダム」の楽曲におけるキモとして,ほかの楽曲でもたびたび登場してくるので,そこを意識して聴いてみると面白いかもしれません。
同じくDISC1の5曲め,緊迫感あふれるクラシックロック「やることは決まってるよな、大将!」や,14曲めの力みなぎる突撃ナンバー「大将、やってやろうぜ!」など,戦闘曲にも魅力的なものが多数。戦士の休息や酒場の雰囲気を賑やかなカントリーミュージックで表現した18曲めの「帰って酒だ酒!」も,個人的にお気に入りの1曲です。
DISC3に収録されたメインテーマ「戦火の祈り」は,コロナ・オルデイン役の松井恵理子さんによるボーカル曲。民族音楽風のアレンジと,透きとおるような癒しのボーカルが素敵です。そしてラストは,ゲームのオープニング曲「覚悟はいいかお前達」。バイオリンとストリングスがリードするメロディと,「グランキングダム」の世界観を凝縮したような民族オーケストラサウンドが優雅に締めくくります。
ベイシスケイプ作家陣による王道ファンタジーサウンドをCD3枚組の大ボリュームに詰め込んだこのサントラ,ゲーム音楽ファンは聴き逃さないように!
「グランキングダム オリジナル・サウンドトラック」公式サイト
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- ミュージック フロム ゲームワールド
- ライター:風のイオナ
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