ミュージック フロム ゲームワールド：Track 108 「ブラスターマスター ゼロ」「サイヴァリア・リアセンブル」

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　先日，電車内でNintendo Switchを携帯モードでプレイしている人を見かけて羨ましくなり，それ以来，自分もNintendo Switchが欲しくてしょうがありません。とはいえ，今でもなかなかお店で売っている場面に遭遇できないので，次の機会にきちんと予約しようかと考えながら，ニンテンドー3DS版の「ブラスターマスター ゼロ」を遊んでいる今日この頃です。
　そんな筆者がお届けする「ミュージック フロム ゲームワールド」，今週の2枚も要注目です！

「超惑星戦記 メタファイト」の8bitサウンドが現代に復活！

「ブラスターマスター ゼロ オリジナルサウンドトラック」

タイトル	ブラスターマスター ゼロ オリジナルサウンドトラック	→Amazon.co.jpで購入
発売日	2017年5月4日
価格	2000円（税抜）
発売元	インティ・クリエイツ
コピーライト	（C）INTI CREATES CO., LTD.（C）SUNSOFT SUNSOFTは、サン電子株式会社の登録商標です。

　今週の1枚めは，サンソフトからライセンスを受けてインティ・クリエイツが開発した「ブラスターマスター ゼロ」（Switch/3DS）のサントラ，「ブラスターマスター ゼロ オリジナルサウンドトラック」を紹介します。作曲は山田一法氏，佐野広明氏をメインに，武田 葵氏，山田航太郎氏が担当，アレンジャーとして春日達彦氏，加藤一郎氏，Bun氏，川上 領氏，hally氏らが参加しています。懐かしのファミコン風グラフィックスにぴったりな，近未来8bitサウンドが炸裂する1枚です。

　まず注目したいのは3曲めの「冒険の始まり」。小高直樹氏が作曲した「超惑星戦記 メタファイト」エリア1のアレンジ曲で，オリジナル版をさらにパワーアップさせた仕上がり。続く「キーライフル・シュート」は印象的なシーケンスと軽快なリズムで押してくる“メタファイトらしさ”を感じさせる曲です。

　ドラマティックかつポジティブなメロディが魅力的なエリア3の曲「メビウスの歯車」や，タイトルどおり哀愁を漂わせたメロディと，リズムが消える中盤パートに驚かされるエリア4の曲「哀愁の下水道」など，ステージBGMはどれも聴き逃せない曲ばかり。ラスボス曲「超次元の覇王」はハードでローファイな8bitサウンドにゾクゾクします！

　オリジナル版の8bitテイストを残しつつ，まさかの復活を果たした「メタファイト」の最新サウンドをたっぷり味わえる，ファン必携の1枚です。

「ブラスターマスター ゼロ」公式サイト

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シリーズ最新作「リアセンブル」を含む3タイトルを収録

「サイヴァリア リアセンブル オリジナルサウンドトラック」

タイトル	サイヴァリア リアセンブル オリジナルサウンドトラック	→Amazon.co.jpで購入
発売日	2017年4月29日
価格	4500円（税抜）
発売元	CuEeen！
コピーライト	（C）SUCCESS / Aweg Inc All rights reserved.

　今週の2枚めは，2017年1月にサービス終了となった「サイヴァリア・リアセンブル」のCD3枚組サントラ，「サイヴァリア リアセンブル オリジナルサウンドトラック」をご紹介。音楽は，シリーズ一貫して作・編曲を担当しているWASi303が手がけており，ピアノアンビエントを軸に多彩なテクノサウンドが楽しめるサントラに仕上がっています。

　DISC1の1曲めは「OPENING」。勢いのある短い曲で，流麗なピアノプレイとシンセの絡みが聴きどころ。ステージBGMとなる3曲めの「EARTH」はシンセメインでメロディをつなぎつつ，随所で少しだけピアノが顔を出すというアレンジがニクい！　前半をインダストリアルテイストで駆け抜け，後半からピアノアンビエントになるという「MOON」も引き込まれます。

　これ以降も，神秘的な冒頭フレーズに惹きつけられる「FOREST」や，女性コーラスを取り入れた都会的でアダルティな「CITY」，シンプルで印象的なメロディが堪能できるピアノアンビエント「NEBULA」など，カッコいいステージBGMが次々と飛び出します。ボス曲の「BOSS」はハードでアグレッシブなテクノナンバー。DISC1に収録された全13曲で，最新の「サイヴァリア」サウンドがばっちり楽しめます。

　DISC2とDISC3には，シリーズ第1作「サイヴァリア ミディアムユニット」と，そのマイナーアップデート版「サイヴァリア リビジョン」の音源をそれぞれ収録し，初代「サイヴァリア」の楽曲も同時に楽しめちゃうというお得な仕様。ブックレットはスタッフのライナーノーツに加え，描き下ろし4コマも収録されている充実の内容となっています。
　現在はサービス終了している「サイヴァリア・リアセンブル」ですが，こうして音楽をいつまでも楽しめるのが嬉しいですね。

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■■風のイオナ■■ マーベルランド産まれのフェアリーランドで育ちで現在はNEO TOKYO在住のフリーライター＆編集者。ゲーム＆ゲーム音楽に加えて邦楽インディーロック＆サブカルアイドル追跡，自転車旅行，広島東洋カープの応援などが趣味。所有CDは5000枚以上の廃人音楽オタ。2017年からは自らメンバーを集めて結成したアイドルグループ，DORCA（ドルカ）のプロデュースもしています。