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30年の時を経て「ボコスカウォーズ」の続編が発表。原作者・ラショウ氏の監修でピグミースタジオから年内に配信へ
ボコスカウォーズは,ラショウ氏がX1用に開発し,その後MSXやPC-9801,ファミリーコンピュータ(以下,ファミコン)などに移植(※)されたシミュレーションRPG。2015年でファミコン版発売から30周年を迎えるということで,それを記念して新作を開発する運びとなったようだ。
※ちなみにボコスカウォーズは,Wiiのバーチャルコンソールで遊ぶことができる
ボコスカウォーズ2(仮称)は原作者であるラショウ氏が監修に付き,開発・販売は氏と共に「野犬のロデム」(PlayStation Vita / Android)を手がけたピグミースタジオが担当する。新作について同社は「シミュレーションRPGの先駆けとして『ボコスカウォーズ』を新たな切り口にて進化させ、国内外のボコスカ・ファンにしっかりと楽しんでいただけるゲームに育ていきます」とコメントしている。
なお7月11日,12日に京都で開催されるインディーズゲーム開発者の祭典「BitSummit 2015」(関連記事)で,はやくも本作のプレイアブルデモが披露される予定だ。
■ラショウ氏からのコメント
ボコスカウォーズの戦史を 30 年後にまた再開出来るとは嬉しいことです。
自負ですが、当時のボコスカウォーズはゲーム創世期において、ジャンル分化前の基点として様々なゲーム要素を予見していたように思います。見直せばなかなかシンプルにシステムやデザインもまとまっており、完成美といいますか気軽に手を加えられない神々しさを持っています。ある意味では 30 年間変える必要がなかったということです。あえて手を出すからには、この私の 30 年間の成長を加え熟成的に、また、今後の 30 年のためのゲームとなれるような大義を望み、己のオゴレスに向かってまたボコスカと奮闘してみたいと思います。
作品名:ボコスカウォーズ2(仮称)
対応フォーマット:PlayStation 4
配信日:2015年配信予定
価格:未定
ジャンル:シミュレーションRPG
開発・販売:ピグミースタジオ
◆ ボコスカウォーズ とは…
ボコスカウォーズとは 1985 年ファミリーコンピュータで発売された戦略シミュレーションゲーム。
1983 年にラショウ氏 1 人で X1 用ソフトとして開発。翌 1984 年、第 1 回アスキーソフトウェアコンテストグランプリを受賞し、アスキーよりパッケージ販売された。
プレイヤーはスレン王国軍を操作し、敵国バサム帝国のアドロス城に進軍。
横スクロールのフィールド上を左に進軍し、途中牢屋に囚われている仲間を集めながら敵兵を倒していくゲーム。発売当時のジャンルはロールプレイングゲーム、あるいはアクションロールプレイングゲームとされていたが、現代の価値観に照らせば戦略性・パズル性が強く、シミュレーションゲームに近い。また、ゲーム音楽も同氏の作曲による『すすめボコスカ』が用いられ、説明書にその歌詞が書かれていた事でも有名。
◆ BitSummit とは…
BitSummit とは、過去 2 回京都で開催されたインディーゲーム開発者の祭典です。2012 年の暮れに設立され、昨年の祭典では 5,000 人以上の来場者を集めました。日本を代表するゲーム関連イベントのひとつとして海外のメディアからも大きなる期待と注目を集めています。BitSummit 2015 は 7 月 11 日( 土 ) 〜 12 日 ( 日 ) に京都のみやこめっせで開催。
(HP: http://bitsummit.org)
ピグミースタジオ公式サイト
- 関連タイトル:
ボコスカウォーズII
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