プレイレポート
[E3 2015]マリオが“エアケイ”を放つ!? ジャンプショットと巨大化が勝負の鍵を握る「マリオテニス ウルトラスマッシュ」をプレイ
本作はマリオテニスシリーズの最新作で,従来作と同様にキャメロットが開発を担当している。同シリーズは,任天堂のキャラクターが勢揃いしてテニスの腕前を競うというゲームで,マリオらしい演出やコミカルな雰囲気とは裏腹に,本格的なテニスを楽しめるのが特徴だ。
登場キャラクターの数や種類は明らかにされていないが,マリオとクッパ,ピーチ姫,キノピオはムービーやスクリーンショットで確認できる。E3の会場に出展されていたバージョンでは,マリオとクッパのみ選択可能で,その2人での対戦を楽しめるようになっていた。
ゲームのベースとなるテニスはお手軽仕様で,トップスピンやスライスはボタン一つで打ち分けられる。基本部分は従来作通りと考えていいだろう。そんな本作の特徴といえるのが,ジャンプショットの存在だ。これはボタンを連続して押すことで,錦織 圭選手もビックリの高さまでジャンプしてのショットを打てるというもの。高い位置から打ち下ろすとボールはより高く弾むので,打ち返すほうもタイミングよくジャンプしてボールにくらいつく必要がある。このジャンプの感覚が秀逸で,マリオ独特の気持ち良さを感じられるのだ。
もう一つの特徴が,一定時間ごとにコートに登場する「キノコ」だ。マリオでキノコといえば,当然アレしかないわけで,取るとキャラクターが巨大化する。もともとサイズが大きいクッパは,巨大化するとコートの4分の1ほどを埋めてしまうといった感じだ。大きくなるとスマッシュの威力があがったり,コートの端に打ち込まれたボールを拾いやすかったりとメリットは多い。だが,その巨体ゆえに,真正面にボールを打ち込まれると,打ち返せず体に当たってミスになってしまうこともあった。
とんでもない高さのジャンプショットに巨大化という現実離れしたフィーチャーがありながらも,ベースとなる部分がしっかりしているために,テニスゲームとしてちゃんと楽しめる本作。キャラクターによって能力が異なるのだろうが,基本的にラリーが続きやすくなっているようで,初心者同士の対戦も白熱したものになるはずだ。登場キャラクターなど,まだまだ隠されている要素が多いゲームだけに,続報が待ち遠しい。
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