ドワーフ達を個性豊かに描き上げるドイツ産のアクションRPG「The Dwarves」の最新トレイラーが公開

　THQ Nordicは，ドイツのKING Arts Gamesが手掛けるアクションRPG「The Dwarves」（PC / PS4 / Xbox One）の発売が，2016年12月1日に迫ったことを受け，そのゲームプレイトレイラーを公開した。


　「The Dwarves」は，ドイツ人作家マルクス・ハイツ氏が手掛ける「Die Zwerge」シリーズをゲーム化したもので，この小説は第1部が日本でも「怒矮夫風雲録 闇の覇者」というタイトルでリリースされている。
　ストーリーは，戦争孤児としてヒューマンの魔導師のもとで育ったドワーフのトゥングディルが，千年にわたって冥府の魔軍と戦い続けているドワーフの故郷“ギルドルガード”を旅するという内容だ。トゥングディル自身は戦闘の経験などがなく，本を読むのが好きという温厚なキャラクターであるものの，荒くれ者や奇人で溢れるドワーフ社会でもまれつつも，大陸を救うため，さまざまな出来事に巻き込まれていくことになる。


　本作では，ドワーフばかりでなく，エルフやヒューマン，さらにはフルアーマーの謎の巨人族「Djerun」といった，さまざまな種族が仲間として加わり，その中から3体を選んでクエストに出るという趣向になっている。
　敵である魔軍は何百という数で登場し，それを高所から飛び降りたり突進したりしてなぎ倒していくという，爽快なプレイを楽しみつつも，要所ではゲームをポーズして各キャラクターに指示も出せる。


　今のところ，ゲームの日本語化は予定されていないが，本来であれば脇役になりがちなドワーフというファンタジー種族にスポットライトを当て，しっかりと作り上げているところは，J.J.R.トールキン氏の小説「ホビット」にも通じるところ。Steamのプロダクトページではまだ予約販売が始まっていないが，RPGファンなら年末年始のプレイリストに加えておくのも良いかもしれない。

「The Dwarves」公式サイト