このゲームの読者の評価
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現実の心象風景 80 - 投稿者:災厄狼(男性/40代)
- 投稿日:2017/02/10
- 良い点
- 攻略範囲はプラチナトロフィー獲得まで。プレイ時間は58時間で、失敗や独立コンテンツ分もあわせると80時間ほどだと思う。未体験の方はもう少しかかる事が予想されます。
良い点ですが、2008年の作品でも、最新作?の蒼き革命のヴァルキュリアにグラフィックが負けていない感じ。優っている部分も有り。2017年の今でこそ他のPS4作品に比べ粗があるが、十分だと思う。PS3版の1K画質からパワーアップして2K画質対応になっている。
良くこのゲームの情報で、新しいシミュレーションRPGというフレーズを見ますが、私の感覚だと、シューティング ストラテジー RPGといった、当時としては新しいゲームだと思います。
おそらくプレイしたことのない感じをうけると思いますので、是非プレイしてみて欲しい。
動画で済まそう!いやいや、ゲームはプレイしないとわかりませんぞ!!これは断言します。
ストーリーと、コンテンツが良い。ついでにPS3版で配信されたDLC(ダウンロードコンテンツ)が全てついている。
ストーリーですが、小説にしろ映画にしろ、人の指針というか、こうなったらこうだよみたいな教訓、ザックリいうと人生がつめこまれたものが良い(自分にとって良い悪いではなく、人という種にとって良い悪い。それは伝える習性が人にはあるから伝わる)とされていると思う。
主人公ウェルキンは生物学が好きみたいですね。彼とヒロイン、仲間たちの戦いの物語。戦争もの。戦いの意味は?残ったものは?色々面白いです。
上記しましたが、2008年の作品なので10年近くたってます。しかし、プレイヤーも成長(変わると書くとおかしな話になるので・・)しているはず。そういう場合には、以前と同じ物語をプレイするにしても内容がよくわかることが、「良い作品」にふれる場合におきます。
自分の成長をみることが、できるかもしれませんよ〜。
コンテンツですが、戦場のヴァルキュリア2.3と比べ、子供だましが少ない。クリエイターさんたちの理想が純粋であれば、言いかえの様ではあるが、心象風景のノイズ(雑音。不純なもの。ぶっちゃけるとコンテンツ側に商売が入るような事。ゲームプレイの邪魔になったりする)が少ないという事になろうかと。
DLCですが、PS3で追加DLCが入ったベスト版が発売されましたが、それには入っていなかったコンテンツが入っている・・と思う。(どれが入っていてどれが入っていなかったか忘れてしまいましたが、イーディー分隊大作戦、追加遊撃戦闘ハードEX、撃てセルベリアと共に、追加遊撃イーディー分隊の挑戦状がこのPS4版戦場のヴァルキュリアリマスターには初めから入っています)
音楽、演技が良い。主要キャラクター以外の仲間キャラクターの演技は普通。オープニングも一回見てみて欲しい。
戦闘システムが良い。広い戦場マップが1ステージとなっており、そこで条件を満たすと勝利となります。例を挙げれば敵本拠点の占拠や敵の破壊など。
兵種は、移動力が多くライフルとグレネードを使える偵察兵・移動力は少ないが体力と対銃防御力と攻撃力に秀でた突撃兵・移動力が少ないが体力と爆発防御力と対甲攻撃力をもった対戦車兵・土嚢(このゲームではカバー効果が重要)修理と地雷撤去と強力回復などの支援兵・超強力な狙撃ができる狙撃兵とあり、その兵種を生かすステージもよく考えられている。戦車も操縦することができるので楽しい。
ターンの区切りがあり、ターンのはじめにわりふられるポイントの数だけユニットを動かすことができる(戦車は2倍消費するので強力だがあまり動かせない。ちなみに同じターンでユニットを何回も動かそうとしても、移動力メーターがガンガン減っていく事態になります)。ユニットは移動力メーターがつきるまで移動をし、リアルタイムで迎撃を受けますが、攻撃範囲に入らなければジックリと考える事ができます。
3人称視点での移動で、銃の照準も時が止まった状態(予備動作あり。この調整が素晴らしい)で合わせる事になりますが、その攻撃方法で何発当たったら敵が死ぬのか?が、表示されます。OKならボタンを押して発射。上手くいけば敵を倒すことができます。プレイヤーのアクションの技術がほぼいらないので、ステージクリアまでの手順と選択が勝敗と戦果をわける・・という、言葉で書くと難しそうなシステム(他にも戦術オーダーとか装備品、戦車のカスタマイズ、仲間の構成も・・)になっています。
・・・が!!、プレイしてみると、そう難しくなく、しかし手ごたえはある調整に仕上がっている。これが凄いなと。だんだんと上手くなることができると思います。
ヘッドショット(止まっている画面で頭に照準を合わせて撃つだけ)の爽快感も魅力。
目立つバグ、フリーズは1回もありませんでした。
トロフィー機能が搭載されたので、一回PS3版をクリアした人も是非プラチナ目指してチャレンジしてほしい。以前にやっていなかった遊びが体験できる人がでてくると思います。 - 悪い点
- 集音機器?(マイク音?)の音が若干気になる。
ミッションのマップ種類が多くはない。
改造後の再装備(新しい装備に変わるので、再調整が必要)がめんどう。ステージマップで悪手をうってしまった時にサクっとユニット配置画面に戻るコマンドがほしいなぁと思った。現状、味方リーダー戦車に対戦車砲をブチこんでゲームオーバーにする・・が手っ取り早い。
ストーリー演出が若干古い。これは仕方ないかも。
DLCに取ってつけたようなところも。
良い点で書きましたが、グラフイックは少し粗さが気になります。PS3版の戦場のヴァルキュリアはグラフィック評価5としていましたが、3としてます。反対にボリュームは3から4に。 - 総評
- プレイしたことのない人は、ちょっとさわってみて欲しい。間違いなく良作。私は発売当時、まったく期待していなかった(後述)んですが、見事にハートをブチ抜かれました。こんなゲームは無かったんですよ!ストラテジー(戦術・戦略)をジックリと、しかし、熱く!!楽しめます。自分流の部隊を創ることができ、プレイヤーによっても物語の色が変わります。
プレイしたことのある人にもオススメ。ぬるいブリッツ(このシリーズの戦闘システム)とはわけが違い、ハッ!となると思います。トロフィーをとるつもりなら、よっぽど考えなくてはいけないので覚悟をもってのぞんでいただきたい!!!
良い作品は出ると「心証」(ここでは、とるかとらないか。ゲームだと買うか買わないか。コマーシャルとかで上がる好感度みたいなもんで企業は重要視する)が上がります。
これが心証を上げて、販売した結果が悪かった(良い点で書いた人にとって悪いということ)場合、結果的に嘘をつくことになり期待が失われてしまいます。言いかえると「信じる」ということが失われて「逆」に発展しない・閉塞・終息へということが現象として起こります。(オオカミ少年の童話をイメージしてもらったらわかりやすいかと。良い嘘・悪い嘘に限らず、騙すと結果として逆転現象が起こり、せっかく創ったのに命が続かない・企業が存続しない・シリーズが続かないということに。ついでに書くと自分を騙すと自信が失われます)
補足として、信じる事が失われても別に関係ないよーと思ったら、それ間違っています。信じる事が出来ていないと、安心して水も飲めないし、椅子にだって座れない(人の手が加わっているから)異常な状態になります。正常なのは信じている状態です。
これは作品のテーマを綺麗事にしない説明です・・長いですね。すみません。
手順を逆にすると、間違いが起こりやすい(心証を上げて、本当に良かったらokだったりする)し、逆説的なものを子供に販売してしまうと、なにがなんだかわからない事になるので、それは「大人」(経験を経たもの)が見分けないとマズイということに。
またちなみにですが、大人にはゲーム中に出てくる、現実にある概念「覚醒」(よくエンターテインメントの世界で表現されるがパクりとかではない)を経る事で成ることができます。この状態では現実をみる事ができます。これもゲーム中にでてくる「真の○○」(どっからどーみても・本当の・本来の)これがなんなのかも、作中にフワッとでてきますので、楽しみにしていただきたい。
PS3版のプレイで気づきました???もう一回プレイしたくないですか?もしかしたら、人生(良い点で書いた、作品にきざみつけられるもの)がスタートするかも。
よくリマスター出してくれたなーと感謝しています。プレイしていないところも発見できたのでやって良かったです。
PS3版は日本では30万本くらい売れた?・・んですかね。実際には中古ゲームというものがあるので、何本売れたかはわからない(中古の回転数を概念化すれば実際の販売数がでるような気はする・・まぁこれも前提条件がよくわかんないという事かもしれない)が、日本のみならず世界で認められたソフト・・だったと思う。
ちなみに、PS4ソフトの蒼き革命のヴァルキュリアのリンクからPSストアで安く買う事もできます。是非ともプレイを! - プレイ時間
- 60〜100時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 3 4 4 5 4
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