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8.8インチ液晶搭載の携帯型ゲームPC「Lenovo Legion Go」が12月8日発売。合体ゲームパッドやFPSモードなど見どころは多い
税込のメーカー想定売価は13万4800円となっている。
8.8インチ液晶+合体ゲームパッド付きの携帯型ゲームPC「Legion Go」を写真でチェック。今までにない機能や特徴に要注目だ
2023年11月7日,Lenovoは,シンガポールにてゲーマー向け製品ブランド「Legion」のイベントを開催し,同社初の携帯型ゲームPC「Legion Go」などを披露した。日本での価格や発売時期は未公表であるが,国内発表を控えたLegion Goの製品版実機を豊富な写真で紹介しよう。
Legion Goは,2023年9月に発表となった製品で,海外ではすでに販売中だ。当初から日本向けの展開も検討してはいたものの,海外での人気が高く品薄であったため,国内向けにまとまった台数を確保するのに時間がかかったという。それだけに,発売を待ち望んでいた人も少なくないだろう。
Legion Goの主な特徴については,4Gamerでも何度か報じているが,改めてまとめてみよう。
まず本体は,8.8インチサイズで解像度2560×1600ドットと,携帯型ゲームPCではかなり大きめの液晶ディスプレイを中心に,左右にゲームパッド部分を備えるという,携帯型ゲームPCのオーソドックスなスタイルを踏襲している。ただ,ディスプレイが大きい分だけ本体も大柄で,公称本体サイズは299(W)
両手で持って長時間プレイするのはキツい重さということもあってか,本体背面には大きめのキックスタンドを備えている。キックスタンドで本体部分を立てて置き,外した着脱式ゲームパッドを手で持ってプレイするというNintendo Switch的なプレイスタイルで使えるわけだ。
Legion Goにおける面白い特徴は,右側ゲームパッドに詰まっている。
まず,ゲームパッド前面に小型タッチパッドを備えているので,ノートPCのタッチパッドと同じように使える。
肝心のスペックだが,搭載OSはWindows 11 Homeで,CPUおよびGPUには,AMD製の携帯型ゲームPC向けSoC(System-on-a-Chip)「Ryzen Z1 Extreme」を採用している。現時点での携帯型ゲームPCで主流のSoCである「Ryzen 7 7840U」に比べて,やや高性能なSoCと言えよう。
メインメモリは,容量16GBのLPDDR5X 7500MHzを搭載。内蔵ストレージ容量は512GBと少なめだ。ただ,microSDカードスロットを備えているので,microSDXCカードなどを使ってストレージ容量を増やすことも可能である。
本体の上側面と下側面には,USB4 Type-Cポート(DisplayPort Alternate Mode)を1つずつ備えている。USB Type-Aポートは備えていない。専用のUSB接続型ドックなどは用意されていないが,USB4/USB 3.x/Thunderbolt 3対応ドックなどと組み合わせて拡張することは可能だ。
2023年の携帯型ゲームPCとしては,最上位のスペックと大きめの液晶ディスプレイ,マウス代わりにもなる合体ゲームパッドなど,ギミックの多い製品のわりに,価格が14万円未満というのもポイントである。携帯型ゲームPCの購入を検討している人には,魅力的な選択肢の登場と言えよう。
LenovoのLegion Go製品情報ページ
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