「Fable」シリーズのデジタルカードゲーム制作が発表に。Kickstarterでのクラウドファンディングもスタート

　元Lionhead StudiosのメンバーからなるFlaming Fowl Studiosが，クラウドファンディングサイトのKickstarterにて，アクションRPG「Fable」シリーズをテーマにしたFree-to-Play型のデジタルカードゲーム「Fable Fortune」の制作を発表した。


　「Fable Fortune」は，「Hearthstone: Heroes of Warcraft」などのプレイヤーならお馴染みのカードゲームで，プレイヤーは手持ちのカードデッキとヒーローキャラクターを選び，さまざまなスペルで攻撃し合いながら，相手ヒーローのヘルス値をゼロにするまで戦うという内容だ。
　リリース当初に予定されているのは6体のヒーローキャラクターのみだが，クエストや対戦モードに加えて，Co-opモードが搭載されているとのこと。また，カードがレベルアップしていくだけでなく，その成長に合わせて善と悪に変貌していくという，「Fable」シリーズらしいモラルシステムが導入されているのも気になるところだ。


　もともとは，2008年にリリースされた「Fable II」のころから企画に上がっていたらしく，18か月ほど前からLionhead Studios内部での開発もスタートしていたとのこと。そのためか，ほぼクローズドβテストの段階にまで開発は進められており，25万ポンド（2016年6月1日時点で約4000万円）の投資獲得の目標額は，Xbox OneやAndroidを含めた，ほかのプラットフォームでのリリースやパブリッシングの費用に使用されるようになるとのこと。

　現時点では2016年8月にクローズドβテストが開始される予定になっており，当初は英語のみ，その後はドイツ語版での言語対応も予定されているという。日本ではそれほど知名度の高くないフランチャイズではあるものの，Lionhead Studiosの閉鎖とともに「Fable Legends」が開発中止になってしまった今，この「Fable Fortune」でその灯火が保たれていくことに期待しよう。

「Fable Fortune」Kickstarterページ

「Fable Fortune」公式サイト