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[E3 2018]スパイダーマンは,オープンワールドに最もマッチしたヒーロー。PlayStation 4向けアクション「Marvel’s Spider-Man」のプレイレポートをお届け
「Marvel’s Spider-Man」公式サイト
デモ版の内容は,ニューヨークの限られたエリアを舞台に自由な移動(フリーローム)を楽しむというもの。エリア内であれば,メインミッションを進めてもいいし,サブクエストや,突破的に発生する犯罪ミッションをこなしていってもいい。本作はオープンワールドのアクションゲームなので,製品版でもフリーロームが基本になるはずだ。
スパイダーマンは,おそらくオープンワールドに最もマッチしたヒーロー
スパイダーマンの代表的なアクションといえば,高い場所に糸(スパイダーウェブ)を絡ませ,振り子のように移動するスイングが挙げられる。オープンワールドのゲームで長い距離を移動する場合,普通は乗り物を探すわけだが,スパイダーマンにはスイングがあるのでその必要はない。
街をぐるりと見わたすと,電柱のてっぺんなどにマークが表示される。そこに向かって[R2]ボタンと[L2]ボタンを同時押しすると,両手首からウェブが発射され,スパイダーマン自身がそこに引き寄せられる。あとは,空中にいる間に[R2]ボタンを押すことで,近くのオブジェクトにウェブが発射され,スイングでの移動が始まるといった流れだ。
ひとたびスイングが始まれば,[R2]ボタンを離さない限りどこまでも移動できるシステムだ。スイング移動中,スパイダーマンは状況に応じてさまざまなモーションを見せてくれるので,高層ビルの間を縫うように移動しているだけでも十分に楽しい。
移動中,地上の犯罪を見つけたら急降下して,そのまま上空から犯罪者を攻撃できる。これもなかなか気持ちがいい。Activisionの「The Amazing Spider-Man」シリーズをプレイしたときから思っていたのだが,スパイダーマンはおそらくオープンワールドに最もマッチしたヒーローだ。
戦闘での武器となるのは,強靭な肉体とスパイダーウェブ,そして危険を感知するスパイダーセンスだ。戦闘では,基本的に[□]ボタンを連打しているだけで,アクロバティックな技を次々に繰り出せる。[△]ボタンはウェブシューターになっており,遠くにいる敵に発射して距離を詰めたり,逆に引き寄せたりできる。
攻撃されそうなときは,スパイダーセンスが危険を察知するので,アイコンが頭上に現れたときにタイミングよく[○]ボタンを押して,攻撃を回避しよう。銃で狙われている場合は予測弾道線が表示されるので,どこに銃を持った敵がいるのかすぐに分かる。
このように役に立つスパイダーセンスなのだが,慣れるまで表示が若干分かりづらく,攻撃に夢中になっているうちに,いつの間にか瀕死の状態ということもしばしば起きた。攻撃の手を休めないようにしつつ,意識をスパイダーセンスに向けておかないと,あっさりとゲームオーバーになってしまうだろう。
キャラクターゲームなので,誰でも簡単に遊べるようなバランスになっているだろうと高をくくっていたが,少なくとも今回プレイしたデモの戦闘における難度は高めだった。アクションゲームとしては骨太な作りになっているようなので,普段この手のタイトルをプレイしないコアゲーマーでもハマッてしまうかもしれない。
冒頭で書いたとおり,デモで行ける範囲はそこまで広くはなかったのだが,限られたエリアでも,ミッションがぎっしりと用意されており,プレイの密度は高めという印象を受けた。今回は確認できなかったが,プレイで溜めたポイントを使って技をアンロックしていく楽しみも用意されているので,製品版が出たらガッツリ遊んでみたくなった。「Marvel’s Spider-Man」の発売は,9月7日が予定されている。
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