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[TGS 2017]「CARAVAN STORIES」,高屋敷氏と川俣氏が登壇したステージイベントをレポート。最新バージョンの実機プレイなども実施
今回のイベントは,最新映像の公開や,オークのチュートリアルシーンの実機プレイなどを中心に,MCのドグマ風見氏と,プロデューサーの高屋敷 哲氏,ディレクターの川俣俊介氏によるトークショーという形で進行した。
まず公開されたのは,世界の異変に対して各種族が力を合わせるシーンが収められたPV。これを見たドグマ氏は世界観に感銘を受けつつ,「高屋敷さんの頭の中がそのまま表現されているようですね」と感想を述べ,高屋敷氏は「やりたいことをやらせてもらったという感じです」と笑顔で答えた。
またドグマ氏から,「スマートフォンでゲームをするのが当たり前になってきた」と話を振られた川俣氏は「スマートフォンを持ってゲームをしている人はものすごく多いので,そうした方々の時間の奪い合い,そういった戦いになってきた」と,ディレクターならではの視点で語った。
続いて,実際のゲーム画面を収録した映像を見ながら,「スマートフォンで遊ぶことを前提としているため,左上にAUTOアイコンを設置している」と話した高屋敷氏は,誰でも気軽遊べることをアピールした。
エンカウント方式で始まる戦闘を見たドグマ氏は「スキルの範囲なども任意に指定できるんですね」と少しワクワクした表情を見せていた。
また,戦闘シーンについては,一般プレイヤーを集めて行われた先行プレイ会などで「もっと細かく操作したいという要望が多かった」とのことで,東京ゲームショウ2017に出展しているプレイアブルバージョンは修正を反映したものになっていたという。
その後,物語とキャラクター育成にフォーカスした映像が流れると,「タイトルにも“STORIES”と入っているように,ストーリーはとくにこだわっている」と物語にとても力を入れていることを語った高屋敷氏。これに対して川俣氏も「ものすごいですよ。すべてのキャラクターのセリフまで監修しますから」と驚いた表情をみせていた。
育成については「キャラクターのレベルアップや進化,限界突破といった要素はあるものの,装備による成長が一番大きい」とのことで,一般的なスマートフォンゲームの育成とは少し毛色が異なると話した。
そして最後の動画では,プレイヤーが1対1で戦うモード「デュエル」が紹介された。これは相手のキャラバンを破壊したほうが勝利というシンプルなルールで,カード化されたキャラクターを召喚して戦うことになるという。イメージとしては,ゲーム内にあるミニゲームのような要素で,MMORPGとは打って変わってRTSとして楽しめる。
その後,PC版による実機プレイが行われた。今回は,以前行われたCBTにて断片的に公開されていた「オーク」でプレイするとのことで,実際にドグマさんがキャラクター作成からスタートすることになった。
冒頭のストーリーは,主人公達の部族である「ガルドメ」と,敵対する部族である「ゴード」の戦いが描かれ,そのさなかに空が割れて得体の知れない“異世界の者”が飛来するというもの。その後,主人公の父親であり,村の英雄でもある「ザッハ」が,敵を撃破するも大きな傷を負ってしまう……といった感じでまとまっていた。“異世界の者”の飛来,親子による物語といったキーワードはヒューマンと共通しており,ほかの種族の冒頭ストーリーにも入ってくる要素なのかもしれない。
今回題材となったオークは,個体によって肌の色が異なっており,これについて聞かれた高屋敷氏は,もともと肌の色によってヒエラルキーがあったが,新しい王様の誕生とともにそれは撤廃されたと,オークの世界設定を語った |
主人公と親しげに話す女性オーク「メラ」。彼女は魔法を独学で習得した魔法使いとのことで,オークの世界ではとても珍しい存在だという |
オークの冒頭ストーリーをある程度楽しんだところで,イベントの終了時間を迎えた。最後に,川俣氏からTGSで最長3時間ほどの列ができたことへの感謝と,なるべくいいものを早くリリースできるようしたいという挨拶があり,今回のイベントは締めくくられた。
「CARAVAN STORIES」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2017特設サイト
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