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「BLUE REFLECTION」のリアル謎解きゲーム「精神暴走フラグメント」が開催中。謎解きのインプレッションと,キーパーソンへのインタビューを掲載
「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」公式サイト
「ドラマチック謎解きゲーム×BLUE REFLECTION『精神暴走フラグメント』」公式サイト
今回,4Gamerではメディア向け体験会に参加する機会を得たので,さっそくその模様をお伝えしよう。また,記事後半には本イベントのキーパーソンに対するメディア合同インタビューを掲載しているので,興味のある人はご一読を。
本イベントでプレイヤーが演じる主人公は,星ノ宮女子高等学校に通う16歳の少女。主人公には仲のいいクラスメイト・ゆめ子がいたが,彼女はある日を境に心を閉ざしてしまい,次第に不登校になっていく。
ある日のこと,ゆめ子に何があったのか聞き出そうとしたとき,主人公は異世界「コモン」へと迷い込んでしまう。そこで出会った白井日菜子の話によると,ゆめ子を救うには彼女の想いの欠片である「フラグメント」をコモンの中から探し出し,保護しなければならないという。
そこで主人公は,日菜子と共にゆめ子のフラグメントを集めることになる……というのがストーリーの導入だ。
実際のゲームプレイは,3〜5人のプレイヤーでチームを組み,制限時間60分ですべての謎を解き明かしていくことになる。設定やストーリーが「BLUE REFLECTION」の世界観に沿っているのはもちろんのこと,与えられる謎の手がかりもすべて“透明感”にこだわるなど,かなり凝った内容だ。
肝心の謎は,かなり骨のある仕上がり。今回のドラマチック謎解きゲームのプロデューサーである,よだかのレコード代表の横森へるお氏の話によると,すべての謎を解いて真実に到達できたのは,謎解きゲームに慣れたチームで3〜4割程度,全体では2割程度となっているそうで,かなり高難度であることがうかがえる。
実際,4Gamerチームは,よだかのレコードのスタッフから要所要所でヒントをもらいつつ,残り時間10分で最終ステージに突入するという,結構いいペースで謎を解いていけたのだが,最後の謎がどうしても分からず,真実にたどり着けなかった。なお,この体験会に参加したほかのメディアもほとんどが同じところでつまずいていたようで,真実にたどり着いたチームは,なんとゼロ……。
プレイ後の解説によると,手がかりを隅から隅まで細かく観察し,怪しいところは逐一チェックしたうえで,頭をフル回転させないと真実への道は開けないので,本イベントにチャレンジしてみようという人はぜひ心してほしい。
そして,そして本ドラマチック謎解きゲーム「精神暴走フラグメント」,当初は5月7日までの開催だったのだが,好評につき下記日程にて追加公演が決定したとのこと。
■追加公演
5月12日(金)1公演
5月13日(土)2公演
5月21日(日)3公演
追加公演の開催時間などは,「精神暴走フラグメント」の公式サイトをチェックしてもらいたい。
それでは以下に,「BLUE REFLECTION」のプロデューサーである細井順三氏と,キャラクターデザイン・監修の岸田メル氏,そして横森氏に対するメディア合同インタビューの模様を掲載しよう。
──今回のコラボが実現した経緯を教えてください。
細井順三氏(以下,細井氏):
僕と岸田さんとで,「BLUE REFLECTION」のリアルイベントをやりたいと,ずっと話していたんです。「BLUE REFLECTION」は“絆”をテーマにしたタイトルなので,参加した皆さんが絆を育めるようなイベントだといいんじゃないかと。
そうやって考えていくうち,謎解きゲームならチームを組んでチャレンジするものですから,僕達の考えるところと合致するんじゃないかということになったんです。
──本イベントの制作にあたり,こだわったポイントを教えてください。
ゲームソフトの「BLUE REFLECTION」をプレイしたとき,すごく綺麗だという印象を受けました。また“透明感”を謳った謎解きゲームはありませんでしたから,「“世界で一番透明な謎”にしよう!」と考え,ほかにはない内容を目指しました。ストーリーはとにかく綺麗にして,最後の謎を解き明かしたとき,「ああ,こういうことだったのか」と感じられることを重視しています。プレイした皆さんが,さらに日菜子を好きになってくれたら嬉しいです。
──細井さんと岸田さんは事前にテストプレイをされたそうですが,どのような印象を受けましたか。
岸田メル氏(以下,岸田氏):
僕らは,こういう重たいストーリーが好きなので,かなりグッときました。正直,ゲーム本編にもこういう重いエピソードを入れてもよかったかな,と思うくらいです。ゲーム本編は,割とおバカなエピソードが多いので,新しい側面を提示してもらえたなと。
また,僕はこれまで謎解きゲームを数回体験しているので,「大体こんな内容だろう」と予想していたのですが,思っていたのより3倍くらい難しかったです。
細井氏:
メチャクチャ難しいですよ。テストプレイのときは全然謎を解けなくて,まったく監修にならなかったんです(笑)。
岸田氏:
「よく分からんけど,たぶん大丈夫だろう」って(笑)。
もちろん設定などの監修はきちんとやりましたけどね。
岸田氏:
それだけ謎が難しくても,クリアした人がいるんですよね?
横森氏:
ええ,全体の2割程度ですが。
岸田氏:
その2割の人達は,どんな発想の持ち主なんでしょうね。
横森氏:
最大5人で挑戦できますから,皆で役割を分担すること──すなわち“絆”を活かすことが一番重要になるんです。
岸田氏:
違う意見が出て,もめたりはしないんですか。
横森氏:
それはないですね。とくにクリアするチームはもめたりしませんよ。
細井氏:
あと今回のドラマチック謎解きゲームのイベントを監修したとき,すごく「BLUE REFLECTION」を大事にしてくださっていると感じました。それはプレイしてくださるファンの皆さんにも伝わると思います。
──「BLUE REFLECTION」に,こういった謎解き要素を盛り込むのはいかがでしょうか。
細井さんと,ずっとその話をしています。「パクりたいよね」と(笑)。
それはともかく,こういう要素があると,ゲームとして厚みが出ますよね。もし次回作を作れるのであれば,いろんな方に謎を作っていただいて盛り込んでみたいです。
横森氏:
謎を作る立場からすると,「BLUE REFLECTION」の世界観はやりやすいんですよ。今回は最初にストーリーを作り,並行して謎を考えて最後に合わせるという形で進めたのですが,すごくマッチしました。
岸田氏:
個人的には,フラグメントを再現しているところに感動しました。あれは既存のものなんですか?
横森氏:
いえ,自分達で作りました。基本的に小道具やギミックは手作りです。
──それでは,本イベントをこれから体験する人や,注目している人にメッセージをお願いします。
岸田氏:
僕らが表現したい世界観を,僕ら以上に理解して謎を作ってもらったという印象があります。とくに「BLUE REFLECTION」をプレイされた方であれば,世界観にグッと入り込めると思います。ぜひ皆さん,謎解きにチャレンジしてみてください。
細井氏:
ストーリーは新規に書き起こされていますし,日菜子の音声も高田憂希さんの新規録り下ろしですので,「BLUE REFLECTION」をプレイされた方はもちろん,そうでない方も楽しめます。ぜひプレイしてみてください。
横森氏:
“世界一透明な謎”とストーリーで,「BLUE REFLECTION」の世界観を楽しんでいただけるイベントになっています。ぜひ遊びに来てください。
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