プレイレポート
2KのVRタイトル「カーニバル ゲームズ VR」のプレイレポート。VR空間に存在するレトロなテーマパークで12種類のミニゲームを楽しもう
「カーニバル ゲームズ VR」公式サイト
VR空間に作られたテーマパークで,VRを使ったミニゲームが楽しめる本作。誰もが簡単にプレイできる内容ながら,それぞれが「VRらしい」システムを備えているところが魅力だ。そんな本作のプレイレポートをお届けしたい。
なお,今回使用したのはPlayStation VR版で,ゲームプレイにはPlayStation Moveが2つ必要だ。なお,掲載したゲーム画面は英語版だが,製品の画面表示や音声は日本語にちゃんとローカライズされているので安心してほしい。
本作でプレイヤーが足を踏み入れるのは,「アメリカの移動遊園地」といった風情のレトロなテーマパーク。「カーニバル アレー」と呼ばれる4つの区域があり,合わせて以下の12種類のゲームが楽しめる。
■アレー ボール(Alley Ball)
ボールをボウリングのようにして奥のターゲットに向けて転がし,入ったところの得点を競う。高得点のターゲットに狙って入れるのは,結構難しい。
■リング トス(Ring Toss)
つまり輪投げ。リングを10個投げて,入った数を競う。リングを入れるペグは,点数を重ねるにつれて減っていく。当然,真ん中を狙っていくのだ。
■ゴールデン アーム(Golden Arm)
ボールを3回投げて積み上げられた牛乳ビンを倒し,その数を競う。金色のビンをすべて倒せれば次のステージに進める。ステージが進むにつれて,ビンの積み方が複雑になっていく。
■ダウン ザ ストレッチ(Down The Stretch)
アレーボールと似たボールを転がして穴に入れるゲームだが,こちらは左右にいるキャラクター3人とその順位を競う。ランプの点いた穴を狙っていこう。
■ポップ ダーツ(Pop Darts)
ダーツの要領で,8個の回転する風船を割っていく。風船の中心にある小さなターゲットにダーツをヒットさせると,周りの風船がすべて割れる。風船とターゲット,どちらを狙うべきか
■シャーク タンク(Shark Tank)
正面にあるマトにボールを当てると,サメのいる水槽にキャラクターが落ちる。ボールは3回投げられ,ヒットさせるとマトが小さくなったり,動き出したりする。
■ファンネル ケーキ スタッカー(Funnel Cake Stacker)
両手に持った皿で,正面から飛んでくるピザのようなケーキをキャッチする。皿にたくさんのケーキを重ねるほど高得点になるが,バランスを保つのが難しい。
■スウィッシュ(Swish)
バスケットボールのフリースローで,制限時間内に何回ゴールを決められるかを競う。ゴールは固定されているので,どんどん投げ込んでいこう。
■ホーンテッド ハウス(Haunted House)
トロッコに乗ってオバケ屋敷に入り,ターゲットのオバケを銃で撃っていく。VRゲームらしい空間移動が楽しいシューティングで,何度も挑んでハイスコアを狙いたくなる。
■ファスト ピッチ(Fast Pitch)
正面から飛んでくるボールを,グラブでキャッチしていく。ボールの速度には緩急があり,ときに波打つ魔球のような軌跡を描くことも。利き腕に関係なく,左右,どちらの腕でもキャッチ可能だ。
■シューティング ギャラリー(Shooting Gallery)
西部劇調のステージに現れるターゲットを,2挺拳銃で撃つシューティング。特定の場所を撃つとギミックが発動し,高得点を狙える。
■クライミング ウォール(Climbing Wall)
岩場に設置されたグリップやロープ,鎖などを左右の腕でつかみ,どんどん上へと登り,頂上を目指す。足は使わず,すべて腕で登っていくのだ。
ゲームはいつでも止められて,ハイスコアはオンラインランキングに記録される。またゲームプレイのスコアに応じてもらえるチケットは,ゲーム内の交換所で「景品」と引き替えることが可能で,手に入れたものを自分の「プレイルーム」に飾ったりなど,ちょっとしたやり込み要素が用意されている。
特定の場所に止まったままプレイし,点数を競うという定番のゲームが複数用意されている中,独自の面白さを体感できたのが,クライミング ウォールだ。
ゲームは「腕のみで行うボルダリング」というイメージで,壁に設置されたグリップをつかんで登るだけの単純な内容ながら,自分が本当に壁を登っているような,VRならではの感覚が魅力的だ。高い場所になるほど地面は遠くなり,下を見れば,高所恐怖症の人でなくてもゾクゾクするほどの緊張感を味わえる。
ただ登っていくだけでなく,グリップが開いたり閉じたりしているので,タイミングよくつかんでいかないと落下する(閉じたグリップはつかめない)といった難度の高いポイントも存在している。本作には1つしかないが,コースが多数用意されれば,これだけでもゲーム1本が成立しそうな完成度だ。
またホーンテッド ハウスもクライミング ウォールと同様,VR空間を移動していくゲームだが,こちらの場合はトロッコに乗っているので,自動的に移動できるのが便利だ。オバケ屋敷といっても,ドッキリの仕掛けはなく,出てくるオバケをひたすら撃ちまくれるレールシューティングとして,誰もが楽しめる仕様となっている。
2160円(税込)と手頃な価格で12種のVRゲームを楽しめる,コストパフォーマンスの良い本作は,VRデバイスを装着したプレイヤー以外でも,何が起きているかをテレビ画面で確認しやすいので,家族や友達が集まったときのプレイにも向いていそうだ。対応するVRデバイスを持っている人は,ぜひライブラリに加えておこう。
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カーニバル ゲームズ VR
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(C)2016 Take-Two Interactive Software, Inc. 2K, Cat Daddy Games, Carnival Games, Carnival Games VR, and their respective logos are trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All rights reserved. The ratings icon is a trademark of the Entertainment Software Association. All other marks are property of their respective owners.
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