プレイレポート
チップチューン×リズムアクション×弾幕STG=協力と駆け引きが熱いパーティーゲーム。「Just shapes & beats」のプレイレポート
本作はLACHHH&FRIENDSの開発によるインディーズ作品で,ゲームシステムをざっくり言うと,“シューティングゲームの弾幕避けをフィーチャーしたリズムアクションゲーム”だ。プレイヤーは正方形や円など単純な幾何学模様で表される自機を操り,チップチューン系エレクトロのBGMが終了するまで,攻撃を避け続けなければならない。
画面は一見すると横スクロールのシューティングゲームのようだが,プレイヤーキャラクターが行えるアクションは上下左右への移動と,一瞬の無敵時間があるダッシュだけとなっていて,攻撃は一切行えない。
敵の攻撃は弾幕や爆発,飛び出す長方形など。パターンは決まっているので,基本的には“覚えゲー”だ。ルールは「マーカーとスコアが重なるタイミングで,リズムにあわせてボタンを押す」という一般的なリズムアクションゲームとは異なるが,「敵の攻撃が発生したタイミングで,リズムにあわせてダッシュボタンを押す」という攻略セオリーは,リズムアクションゲームのプレイヤーには比較的なじみやすいだろう。
プレイヤーキャラクターは多少のダメージに耐えるが,耐久力が尽きるとダウン状態となり,動けなくなってしまう。ダウン状態のときに他のプレイヤーキャラクターが接触すれば復活できるが,スクロールに流されて画面左端に達してしまうとミスとなる。画面上に残された最後のプレイヤーキャラクターがダウン状態になると,そのラウンドは失敗となり,チェックポイントまで進行が巻き戻される。
本作は1人でじっくりクリアを目指してもいいが,どちらかと言えば複数人での協力プレイの方が楽しみが増すだろう。協力プレイだと前述の復活という要素を利用できるため,「ダウンから救出までの猶予を多めに持てる画面右側に寄るか,敵弾を回避しやすい画面左側に寄るか」といった駆け引きが増えるのだ。いずれも比較的マニアックなジャンルであるチップチューン,リズムアクション,弾幕の組み合わせなのだが,パーティーゲーム的なテイストになっているのは,ちょっと不思議な感じもする。
「Just shapes & beats」公式サイト
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