インタビュー
「Lineage M」サービス2周年を間近に控えた今後の体制はどうなる? 新たなキーマンが加わったメールインタビューを掲載
なお,5月29日には「リネージュM」のサービス2周年を記念した生放送も予定されている。女優の外園ゆうさんをゲストに迎え,鈴木氏と川南氏が2周年をお祝いする内容となっており,ゲーム内アイテムの大量プレゼントも計画しているという。こちらも楽しみにしてほしい。
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「リネージュ2」「タワー オブ アイオン」元担当者
鈴木 一氏も,本作運営サイドの“顔役”に
4Gamer:
本日はよろしくお願いいたします。事前に伺った内容ですと,これからの運営サイドにおける“顔役”に鈴木さんが加わるとのことでした。自己紹介を兼ねて,あらためてご挨拶をお願いいたします。
鈴木氏:
「リネージュM」をプレイしていただいている皆さま,はじめまして。「リネージュM」サービスチームの鈴木 一と申します。十数年前にエヌシージャパンに入社し,PCタイトルの「リネージュ2」と「タワー オブ アイオン」の担当をしておりました。「リネージュM」にはサービス開始前より携わらせていただいております。
4Gamer:
今後はお二人が中心になり運営をまとめていくとのことですが,それぞれの役割はどういった形なんでしょうか。
川南氏:
私はタイトルに対しての監修や,日本からの企画提出などがメイン業務ですが,例えば何か不具合があった際に,データベースから対象者を抽出したりなど,突発的な対応を担当することも多いです。
鈴木氏:
私は「リネージュM」全体を調整するプロダクトマネジメントを担当しています。
4Gamer:
お二人が並んだせっかくの機会ですので,それぞれの人物像も知りたいです。まず鈴木さんから見て,川南さんはどういった人物なんでしょうか。
鈴木氏:
責任感が強く,「リネージュ」を誰よりも知り尽くし,愛している運営プロデューサーの鑑(かがみ)だと思います。
4Gamer:
では川南さんは,鈴木さんをどんな人物だと捉えていますか。
川南氏:
もう十数年同じ会社で働いており,プライベートでも仲がいいのですが,実は同じタイトルを担当するのは「リネージュM」が初めてです。しかし,弊社タイトルの中で鈴木が一番プレイしていたのはPCの「リネージュ」であることは存じておりましたので,「リネージュM」を担当するにあたり非常に心強い人でした。仕事面でも根気強く物事にあたれる方ですので,信頼しております。
4Gamer:
そんな「リネージュM」は5月29日に2周年を迎えますが,お二人の現在の心境をお聞かせください。
川南氏:
「リネージュM」の担当になってからはなんだか短いような気がするのですが,思い出してみるとそれなりに積み重なったものもあり,2年という月日の重みを感じます。これからも一歩ずつ進めていければと思います。
鈴木氏:
あっという間でしたが,プレイヤーの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。インターサーバーや新職業などアップデートを次々と行い,コンテンツが充実してきましたが,追加したコンテンツに彩りを与えてくれるのはプレイヤーの皆さまです。
ありがとうございますという気持ちと,これからも変わらず尽力して参りますというメッセージをお届けしたいです。
4Gamer:
直近では新職業「狂戦士」を目玉としたアップデートが実施されますが,「狂戦士」の狙いやコンセプトについてお聞かせください。
鈴木氏:
「狂戦士」の特徴は遠距離攻撃に対する対抗手段を持ち,一定の間合いに入ったら一瞬で距離を詰められるチャージ技術(スキル)にあります。この技術を習得した「狂戦士」はPvPにおいて遠距離職の脅威になります。
川南氏:
「狂戦士」は近接攻撃を得意とする職業ですが,これまでのクラスより「対人戦」「対多数」「キルをとれる」といった部分にフィーチャーされた職業だと思います。基本的な攻撃力・耐久力も高水準ですが,スタンスキルや相手を帰還させないスキルなどが充実した職業です。
4Gamer:
先行実装されている韓国では,「狂戦士」はどのような評価を受けているんでしょうか。
鈴木氏:
近距離職でプレイしていた多くのユーザーが魅了され,クラスチェンジが行われたようです。
川南氏:
とくに上位層で「狂戦士」にクラスチェンジしたあと,HPが1万に達するキャラクターが現れるなど,大きなインパクトがあったと聞いております。
4Gamer:
PKや攻城戦においてはどのような使われ方をしているんでしょうか。
鈴木氏:
基本的には現行の近距離職と大きく変わりませんが,チャージスキルがある分,距離を取りながら戦いたい遠距離職が窮屈そうに見えましたね。
川南氏:
「チャージ」などのスタンスキルや「デスペラード」による対象の帰還不可などを活用して,相手を死亡に導くようなPvPのキーマンとしての活躍が期待されるようです。また海外の動画などでは,前線で長い時間活動できるなどの耐久に秀でた点が目立つように感じます。
4Gamer:
日本では事前作成やクラスチェンジ,サーバー移動といったアップデートに合わせてイベント&キャンペーンが行われていますが,
日本プレイヤーによる「狂戦士」に対する反応は現状いかがでしょうか。
鈴木氏:
海外での評判を受けて,各サーバーの近距離職の上位プレイヤーの方々がクラスチェンジの利用を検討している様子が見受けられます。
川南氏:
とくにPvPを日常的に行っているプレイヤーからの注目が高いように思います。今PvPの場で支配的な職業は「エルフ」かと思いますが,「エルフ」に対してどれだけカウンターパートとして立ち回れるかの期待をかけている方が多いようです。
4Gamer:
日本で実装されるにあたって,バランスや性能は調整されていますか。
鈴木氏:
職業のバランスの調整は非常に難しいので,アレンジを加えたりはしていません。ただし,明らかにバランスを破壊するようなことがあれば,調整について本社と協議を行います。
川南氏:
そうですね,とくに日本仕様になっているということはありません。性能調整などは各職業とも「クラスケア」というアップデートを通じて行われることになっております。
4Gamer:
今回も期間限定育成サーバーの「グンター」がオープンしますが,これまでとの変更点あるいは「グンター」サーバーの存在が初耳という方に向けて,本サーバーについて教えてください。
川南氏:
「グンター」サーバーは新規に「リネージュM」を始める人向けに開設される期間限定のサーバーです。ほかの一般サーバーより成長のためのサポートが手厚いのが特徴です。
鈴木氏:
「グンター」サーバー専用の経験値増加アイテムにより,ほかのサーバーでプレイするよりも非常に早くキャラクターのレベルを上げられます。ただし,ほかのサーバーとの成長バランスもありますので,上限レベルが75に設定されています。
今回,前回と大きな変化はございませんが,皆さまからいただいたご意見を反映して,経験値増加アイテムの効果をレベル69からレベル74まで引き上げております。
川南氏:
新規プレイヤーの皆さまは,「グンター」サーバーを選択していただけますと,同時期に「リネージュM」を始めるいわゆる「同期」が見つけやすくなるかと存じますので,ぜひ「グンター」サーバーでスタートしてみてください。
4Gamer:
ありがとうございます。最後に5月29日の生放送について,可能な範囲で番組内容をご紹介ください。
川南氏:
今回の生放送はこれまでの「話せる島通信」とは趣(おもむき)を異にして,「2周年感謝祭」のような感じでお送りする予定です。MCとして,「リネージュM」プレイヤーでもある女優の外園ゆうさんをお迎えし,いつもよりプレゼント要素マシマシで行きたいと思ってますので,ぜひご視聴ください!
鈴木氏:
いつもはアップデート情報を中心とした生放送を行っておりますが,今回は皆さまに感謝の気持ちをお届けする放送となります。生放送中の出来事に応じてプレゼントが発生しますので,「リネージュM」をプレイしながらご覧いただけますと幸いです。
※質問と回答は2021年5月24日時点のものです。
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