プレイレポート
「大逆転裁判2」,科学実験爆発事件を紹介。倫敦万博の瞬間移動実験で起きた大爆発は事故か,それとも殺人か【ネタバレ注意】
今回,4Gamerでは「大逆転裁判2」のエピソードの一つ,科学実験爆発事件の冒頭をプレイする機会を得たので,その内容を紹介しよう。
なお,お約束だが当事件のストーリーを紹介しているため,まったく事前に情報を入れないでプレイしたい人はご注意を。
「大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-」公式サイト
今回の事件が起きたのは,倫敦のハイドパークで開催されていた万国博覧会。史上最大規模となった倫敦万博は,各国の展示物やさまざまな催しで大いに賑わっていた。
そのなかでも,とくに奇抜だったものが「超電気式・瞬間移動技術」の公開実験である。ステージ上の鳥籠(ケージ)に入っている人間を,倫敦万博の象徴である水晶塔(クリスタルタワー)へと瞬時に移動させようとする試みだ。
多くの人々の関心を集めたこの実験だが,装置の大爆発という結果に終わる。幸いなことに来場者には大きな被害が及ばなかったものの,瞬間移動の実験台となった投資家の遺体が水晶塔で発見された。そのため,実験の責任者であるベンジャミン・ドビンボー博士が殺人容疑で逮捕されてしまうのだ。
ドビンボー博士は「実験は成功だったが,不幸にも事故が起きた」と殺人を否定する。もし「事故だ」と認定されたら,英国の科学技術保護特例により,博士の実験装置は保護されるという。しかし,殺人が確定すれば,実験装置は凶器と見なされ,徹底的に調べられたうえで,博士の理論が公のものになってしまう。
そこで,龍ノ介に白羽の矢が立った。博士の名誉と機密を守るべく,英国の法廷で戦う決意をするのだ。
今回,龍ノ介と法廷で対決する検事は,“死神”の異名を持ち,有罪無罪を問わず被告人は死から逃れられないと言われているバロック・バンジークス卿である。ドビンボー博士が科学技術保護特例を利用し,多額の補助金をせしめようとして殺人に及んだと,バンジークス卿は主張するが……。
大爆発が事故なのか,事件なのか。この裁判の焦点がプレイヤーの興味を惹きつけるところだが,そこは「逆転裁判」シリーズである。それだけでは終わらない。
倫敦万博に合わせて「国際科学捜査大討論会(シンポジウム)」が開催されていたり,前作ではスリだったジーナ・レストレードが倫敦警視庁(スコットランドヤード)の見習い刑事として再登場したりと,冒頭にもかかわらず気になる話題が満載だ。シリーズファンの期待を裏切らない展開となっている。
なお,発売(8月3日)に向けて,さらなる情報が公開される予定なので,こちらも楽しみにしたい。
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