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Pillars of Eternity II: Deadfire

Pillars of Eternity II: Deadfire
公式サイト https://eternity.obsidian.net/
発売元 Versus Evil
開発元 Obsidian Entertainment
発売日 2018/05/08
価格 5150円
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このゲームの読者の評価
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  • 傑作だが人を選ぶ 85
    • 投稿者:Deed(男性/30代)
    • 投稿日:2020/04/26
    良い点
    パーティ編成が5人となり一見すると戦略性が減った様に見えるが、その分しっかりと作りこまれているのでまずRPGとして凄まじく面白くなっている
    ソロで暴れまわるビルドや、盾をもたず動き回るビルド等も比較的組みやすくなってるのでゲームとして研究のし甲斐がある
    アビリティが休憩毎から戦闘毎へと変化した事で常に全力で戦えるし、そうせざるをえないバランスとなっている
    もちろんそんな面倒を避けたい人向けの難易度もある

    ストーリーとしては欠点でもあるが前作を強く意識したつくりで、前作のセーブデータを読み込む事で展開が結構変わって面白い
    そうでなくても前作をクリア済みだとニヤニヤ出来る展開がかなり多め
    RPGでよくある懲悪勧善物ではなく、理屈が通じない身勝手な善意に対して勝ち目のない勝負を仕掛けるというのが全体の作りで、それに領土問題というどう答えても誰かが傷つくだろう問題が多くのしかかり凄まじい勢いで選択を迫ってくる
    そこには正解もなく間違いもなく、あくまで貴方は強く意見を通せるだけの人物に過ぎないけどしっかり責任はとらせるという強烈なCRPGとなっている
    前作で見られたある程度の善悪感をこうも取り払うかと感心した

    ネタバレになるので詳しくは書かないが、ラストは口喧嘩という本気っぷりで、ゲーム的にはこうだろうというメタ視点を許さない作りで最高の一言
    まさにRPGとして最高峰の出来栄えだろう
    そうした難しさからかクリア後の周回要素として実績に応じて特典を追加やリアルタイムじゃなくタクティカルベースのモード等飽きさせない工夫もしてある

    船で色々探索する本作は行き先を悩むという欠点を上回るだけの冒険感を提供してくれ、そこには色々な出来事が展開され中々飽きる事がない

    本当に細かい点だが一部NPCといい仲になれるのだが、これになった場合にちょっとした出来事、例えば恋人が明らかに悪い言い争いで肩を持つように迫ってくる等があり大いに笑えた
    悪い点
    悪い点がないかと言うと割とある
    固有名詞が凄まじく飛び交う上に、領土問題という観点上仕方ないとはいえ先住民族の言葉がボコボコ飛び出すので文章量以上の消耗がある

    前作みたいな明白な盛り上がり処はラストまで無く、良くも悪くも淡々と進む為に中だるみが若干ある事や一部クエストの導線があまく、もしかして積んだのでは?→違うクエストを進めたらなんとかなったみたいな事が割と多めとクエスト周りの癖が強い

    しっかりとしたクエストがあるメインコンパニオンとある程度の情報を持つサイドキックと何もない雇いのNPCの3つからパーティを構成するのだが、このサイドキックとメインの区別が若干付きにくく誰を連れていくべきかで少々手間取った

    船での戦闘が正直面白くはない

    ラストダンジョンと各地に居る隠れたボスが通常プレイだと洒落にならないぐらい苦労するのでもう少しステップアップを考えて欲しかった所
    トラップの仕様が変わりかなり危険な物となったが、少々操作性の観点から分かっていても触ってしまう事故が発生しやすく若干ストレス要素となっている
    前作と比べてやや重たい点も若干のマイナス要素
    総評
    ゲーム自体から若干離れた話なので良い点に書かなかったが、前作と同じ翻訳者が現時点でDLCを覗く日本語化を完成させている
    お蔭ですさまじいクオリティの翻訳文な為、かなり英語と比較しても読みやすい
    前作とのすり合わせもしてくれたので話も割とすんなり入るだろうとは思う

    前作はかならずプレイした方が良いという意味ではすぐにお勧めできる物ではないが
    それでも古き良きRPGを楽しみたい人の期待はきっと裏切らないです
    自分は煮え切らないエンドを迎えてしまい、2週目をはじめましたが凄く楽しめてます
    本当にお勧め
    プレイ時間
    100〜200時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 4 5 5
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