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[GDC 2017]12年ぶりのファイプロ。「FIRE PRO WRESTLING WORLD」が発表された「Spike Chunsoft Press Party」レポート
ゲームの概要については先ほどお伝えしたので簡単にまとめておくと,ファイプロ最新作の対応プラットフォームはPCおよびPS4。最近,Steamに力を入れているスパイク・チュンソフトということで,PC版はSteamで配信される予定だ。発売日は未発表だが,Steamでのアーリーアクセスが2017年第2四半期に開始予定となっている。
イベントでは,グラスホッパー・マニファクチュアのCEO・須田剛一氏から届いたという,手の込んだビデオメッセージが公開された。「スーパーファイヤープロレスリング3 ファイナルバウト」でディレクターデビューを果たすなど,須田氏のファイプロへの思い入れは強いだろう。氏いわく,ファイプロに育てられたといっても過言ではないのだそうだ |
松本朋幸氏 |
12年前の2005年といえば,海外でPSPとXbox 360がリリースされた年だ。松本氏は「PlayStation 2向けだった前作から,最新作を作るにあたってグラフィックスがどのように変化したか? 実はほとんど変化していない。この“変わらない勇気”をぜひ見てほしい」と語っていた。
これが「変わらない勇気」(The Courage not to Change)だ |
さすがにドットは見えなくなったものの,昨今の海外産プロレスタイトルと比べれば,その勇気のほどはよく分かる。しかし最新作だけあって,オンラインプレイに対応し,世界中のプレイヤーとタッグマッチやデスマッチが可能になるとのこと。オンラインプレイでの参加人数は,現在のところ最大4人だが,松本氏は「いずれは増やしていきたい」としていた。
さらに今作はレスラーエディットモードも充実しており,合計で2000以上のパーツや技を用意するという。実際にエディットモードを動かしてみせた松本氏は「これで作れない人間はいない」と述べていたので,大いに期待していいだろう。
組んだ瞬間にタイミング良くボタンを押して技を出すという,(当時としては)画期的なシステムで人気を博した「ファイヤープロレスリング コンビネーションタッグ」から28年。20作以上がリリースされ,累計販売本数は300万本を超えるというシリーズの最新作がFIRE PRO WRESTLING WORLDだ。主に海外での人気が高いということでGDC 2017に合わせて公開されたが,日本国内での展開など,詳しいことは発表され次第,お伝えしたい。松本氏によれば,今回の発表は「全体の20%ぐらい」とのことなので,ほかにもさまざまなフィーチャーが用意されているはずだ。
さて,そのほかの発表事項についについてもお伝えしておこう。
日本では配信が始まっているDanganronpaVRは,北米で3月7日,ヨーロッパで3月10日の配信開始が発表。
また「Danganronpa Another Episode: Ultra Despair Girls」(邦題:絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode)のPC版は,Steamで6月27日より配信となる(関連記事)。
さらに,「Danganronpa V3: Killing Harmony」(邦題:ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期)のPC版を,北米で9月26日にリリースするとのこと。「428: Shibuya Scramble Arrives」(邦題:428 〜封鎖された渋谷で〜)の英語ローカライズも進んでおり,PC版をSteamで2018年第1四半期にリリースする予定であるという。
打越鋼太郎氏 |
そして最後に謎めいたスライドが1枚,表示される。そこには「PROJECT: psync」の文字が……。果たしてこれは,なんであろうか。
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