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ミドルクラスのMotorola製折りたたみスマホ「razr 50」を実機でチェック。大型サブディスプレイでアプリも操作可能に
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印刷2024/09/21 10:00

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ミドルクラスのMotorola製折りたたみスマホ「razr 50」を実機でチェック。大型サブディスプレイでアプリも操作可能に

 既報のとおり,2024年9月17日,Motorola Mobilityの日本法人であるモトローラ・モビリティ・ジャパンは,折りたたみスマートフォン「motorola razr 50」(以下,razr 50)を国内発表した。前世代製品「motorola razr 40」(以下,razr 40)と比べて,本体外側のサブディスプレイが大型化したのがポイントだ。加えて,折りたたみスマートフォンながら,税込13万5800円と,比較的手に取りやすい価格を実現しているのも見どころと言えよう。

 また,ソフトバンクは,メインメモリ容量や内蔵ストレージ容量など,一部のスペックが異なる「motorola razr 50s」(以下,razr 50s)を9月27日に発売するという。税込の一括価格は11万5200円だ。

razr 50(razr 50sもデザインは共通)
画像集 No.001のサムネイル画像 / ミドルクラスのMotorola製折りたたみスマホ「razr 50」を実機でチェック。大型サブディスプレイでアプリも操作可能に

 razr 50は,2024年6月にMotorolaが世界市場に向けて発表したスマートフォンである。日本国内では,世界市場から少し遅れての発売となったが,これはおサイフケータイをはじめとする日本市場向けの対応を行ったためだという。

 razr 50は,razr 40から引き続き,本体の背面パネルにヴィーガンレザーを用いたシックなデザインを採用する。razr 40では,IP52相当の防水防塵性能を備えていたが,razr 50ではIPX8となっており,防水性能が向上しているのもポイントだ。

razr 50の左側面。SIMカードスロットを備える
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右側面。[電源/スリープ]ボタンと音量調整ボタンを搭載する
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下側面には,USB Type-Cポートとスピーカー孔がある
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 背面のサブディスプレイは,razr 40の約1.5インチサイズから,3.6インチサイズへと大型化している。razr 40のサブディスプレイでも,写真や動画撮影,メッセージなどの通知確認,簡単なウィジェットを表示することはできた。これに対して,razr 50では,ゲームを含む対応アプリを操作できるようになった。ログインボーナスの獲得や,オート周回プレイの様子をチェックといった簡単な操作であれば,わざわざメインディスプレイを開かずに行えそうだ。

3.6インチサイズのサブディスプレイ。対応アプリの操作も可能となった
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 本体内側に搭載するメインディスプレイは,6.9インチサイズで,解像度2640×1080ドット,アスペクト比22:9,最大リフレッシュレート120Hzの有機ELパネルを採用する。ヒンジ部分を改良することで,既存製品と比べてディスプレイ中央の折り目が目立たなくなり,開閉も滑らかになったという。

6.9インチサイズのメインディスプレイ
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背面全体。Motorolaのシンボルマーク付近にNFCのマークも確認できる
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 また,ヒンジの開き具合は無段階で調整可能で,利用シーンに合わせて,「テント」や「ラップトップ」といったスタイルでも利用できる。

テントスタイル。本体の上側面と下側面をスタンドとして使って自立する
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ラップトップスタイル。ディスプレイを90度開いて,本体の下側をスタンドとして使う。メインディスプレイの上側と下側で表示するコンテンツを分けられるのもポイントだ
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 アウトカメラは,標準カメラと広角カメラの2眼式で,広角カメラではマクロ撮影も行える。また,本体を折り曲げた状態でも動画や写真の撮影が可能だという。

搭載カメラのスペック
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 搭載SoC(System-on-a-chip)は,MediaTekのミドルクラス市場向けSoC「Dimensity 7300X」を採用する。メインメモリ容量はrazr 50が12GB,razr 50sが8GBで,内蔵ストレージ容量は順に512GB,256GBとなる。

 なお,razr 50の製品発表会では,アイドルグループ「Snow Man」のメンバーである目黒 蓮さんが,Motorolaのブランドアンバサダーに就任したことも発表となった。Motorolaによると,同社製スマートフォンは,40〜50代の人たちにはある程度の知名度を獲得しているものの,20〜30代といった世代ではあまり知られていないのが課題だという。とくに若年層における認知度向上の柱として,10代の若者からも高い支持を得ている目黒さんの起用を決めたとのこと。
 なお,目黒さんはアンバサダーとしての活動の一環として,18日から放送がはじまったrazr 50のCMにも出演するそうだ。

自身のアバターである「ミニREN」とセルフィーを撮影する目黒 蓮さん
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表 razr 50,razr 50sの主なスペック
メーカー motorola
OS Android 14
ディスプレイパネル ・メイン:6.9インチ有機EL,解像度1080×2640ドットリフレッシュレート120Hz
・サブ:3.6インチ有機EL,解像度1066×1055ドット
プロセッサ MediaTek製「Dimensity 7300X」
・CPUコア:Cortex-A78×4,Cortex-A55×4
・GPUコア:Mali-G615 MC2
メインメモリ容量 razr 50:12GB
razr 50s:8GB
ストレージ razr 50:512GB
razr 50s:256GB
アウトカメラ 2眼式
・標準:約5000万画素,F1.7,光学式手振れ補正対応
・広角:約1300万画素,F2.2
インカメラ 約3200万画素,F2.4
対応5Gバンド n1/n3/n5/n28/n41/n66/n77/n78
対応LTEバンド 1/2/3/4/5/7/8/11/12/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41/42/66
対応3Gバンド 1/2/4/5/8
無線LAN対応 Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)
Bluetooth対応 5.4
バッテリー容量 4200mAh
連続待受時間 未公開
連続通話時間 未公開
USBポート USB 2.0 Type-C
公称本体サイズ ・展開時:73.99(W)×171.3(D)×7.25(H)mm
・折りたたみ時:73.99(W)×88.08×15.85(H)mm
公称本体重量 約188g
本体カラー コアラグレイ,サンドクリーム,スプリッツオレンジ

Motorolaのrazr 50製品情報ページ

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