プレイレポート
「ファイトリーグ」はこうくるか! 「モンスト」のXFLAGスタジオが贈る新作タイトルの全貌をプレイレポートでお届け
事前登録受付の開始から実施されているGACKTさん,HIKAKINさんの相方募集キャンペーンで話題を集めた本作だが,本日開催された「開幕宣言イベント」にてゲームの全貌が明らかとなった。今回4Gamerでは,配信に先駆けて本作を事前にプレイする機会を得られたので,ゲームの概要を紹介しつつプレイレポートをお届けしよう。
「ファイトリーグ」公式サイト
「ファイトリーグ」ダウンロードページ
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4×3で構成された12マスの戦場で
連鎖を駆使して勝利を目指せ
基本的には,実際に対面してタッグを組んだパートナーとリーグに参戦する。メインモードには,CPUを相手とした「ファイト7」「イベント」,プレイヤーと対戦する「フリー」「リーグ」が用意されている。これらのモードはソロプレイでも挑戦可能だが,タッグを組んでプレイすることで「スタミナ消費ゼロ」「パートナーのファイターを共有できる」「報酬が2倍以上」などの恩恵を受けられる仕組みだ。
バトルのルールは非常にシンプルで,縦4マス×横3マスの全12マスで構成された盤面上に,ファイターを配置しながら互いのリーダーを攻撃しあい,先に相手リーダーのHPをゼロにしたチームが勝利するターン制のバトルとなっている。中央列の両端に自分と相手のリーダーが配置された状態でバトルが始まり,4人のプレイヤーで順番にファイターを配置しながら攻撃を行っていく……というのが一連の流れなのだが,ここで重要になるのがファイターごとに攻撃できる方向が異なるということだ。
ファイターのアイコンには縦横斜めに伸びる複数の矢印が表示されている。この矢印は,ファイターがどの方向へと攻撃を繰り出せるか,またその攻撃がどの範囲にまで及ぶかを表している。配置時に矢印が表示されている方向へ一斉に攻撃が放たれるので,プレイヤーは攻撃を当てたい相手に矢印が向くよう盤面上に配置しなければならない。配置済みのファイターは盤面上を移動することはできないので,配置する場所は慎重に選びたいところだ。
たとえば左側にしか矢印のないファイターを盤面の左端に置いてしまうと,そのファイターの攻撃は相手のファイターには届かない。これが右上,右,右下に矢印が表示されていれば,この3方向にいる相手ファイターへ同時攻撃を行えるというわけだ。リーダーが配置された場所を除いた10マスの空間で,いかに有利なポジショニングをしつつ,リーダーへ効果的にダメージを与えられるかは,プレイヤーとパートナーの連携にかかっているといっても過言ではない。
自分の手番が回ってきたら,チームからランダムに選ばれた2体のファイターのどちらかをフィールドに配置する。このように配置すれば,敵のリーダーと,下にいるファイターの両方を同時に攻撃できる |
ファイターには短射/長射の2タイプが存在し,短射は隣1マスまでしか攻撃が及ばないが,長射タイプは貫通攻撃が可能でフィールド端まで攻撃が届く |
さらに,バトルに刺激的なエッセンスを加えているのが“チェイン(連鎖)”の存在だ。ファイターが攻撃を繰り出せるのはフィールドに配置した瞬間のみだが,配置時に味方ファイターに攻撃をヒットさせるとチェインが発生し,配置済みファイターを巻き込んでの攻撃が可能となる。連鎖したファイターの攻撃からもチェインは発生するので,上手く矢印の方向を調整しつつ盤面を埋めていけば,相手ファイターを一気に倒したり,敵リーダーに大ダメージを与えられたりと,戦況を有利に運びやすい。
相手ターンの攻撃を耐えきり,ファイターが1体でもフィールドに残っていれば,自分とパートナーのターンで2体のファイターを出せるため,チェインの発動自体は割と簡単に行える印象だ。上級テクニックというよりは,基本戦術の感覚で活用できるだろう。チェインが重なり同時に相手ファイターを一掃していくさまは,見ていて非常に爽快感があった。これはぜひとも,実際にプレイして体験してもらいたい。
また,奥の手として“ファイティングバースト(FB)”と呼ばれる必殺技をバトル中に発動できる。これはリーダーだけが使用できるもので,リーダーのHPが2000以下かつ,1試合に1度しか繰り出せない。効果はファイターごとにさまざまで,発動のタイミング次第では戦況をひっくり返すこともできるだろう。
バトルに戦略性を加える個性豊かなファイターとブランド
本作に登場するファイターは,一部を除きそれぞれ5つのブランドに属しており,ブランドの特徴に合った能力を備えている。ブランドは他タイトルでいうところの属性に近い概念だが,ブランド間のダメージ上昇や,軽減といった相性は存在しない。
加えて,バトルで使用するチームは1プレイヤーにつき1ブランドまでとなっており,複数ブランドのファイターを組みこめない。選択したブランドのファイター,もしくはどこにも所属していないフリーランスのファイターを組み合わせて編成することとなる。
- チームのモチーフとなるブランドは1プレイヤーにつき1つ
- パートナーと違うブランドにすると互いの欠点を補いやすい
- 選択したブランドのキャラクター10体でチーム編成
- パートナーのファイターを共有できる
- ファイティングバーストは,リーダーのみ使用可能
- US(最高レアリティ)のファイターはチームに1体までしか入れられない
ブランドの縛りがあるからこそ,このタイプのキャラがいたら,矢印の多いファイターがいたらと,プレイヤーは良い意味で悩むことになるのだが,ここで重要になってくるのがタッグを組むパートナーの存在だ。
1人でプレイする場合は1つのブランドで組んだチームで戦うことになるが,他プレイヤーとタッグを組んでプレイすれば,それぞれが選んだ2つのブランドで戦いを挑める。これを利用すれば,ブランドの枠を超えて互いの欠点を補い合う立ち回りが実現できるということだ。
加えて,自分が持っていないファイターであってもタッグを組んだパートナーが所持していれば,自身のチームに編成できる“おいしい仕様”なのも特筆すべき点だろう。
■十八番街
■GGG
■アスリートクリーチャーズ
■TOYS of the DEAD
■Justice Professionals
また,ファイターの中には見た目や能力を変化させる“スタイルチェンジ”を行えるものも存在する。スタイルチェンジ先のファイターが上位版という位置づけではなく,能力の方向性を変化させるイメージだ。スタイルチェンジを1度行えば,アイテム消費なしで双方のスタイルに変更できるようになる。両方のファイターを同じチームに編成はできないが,そのときどきのチームの方向性でスタイルを使い分けることができるのだ。
ファイターのレア度も重要!
しかし,高ければいいわけではない!?
ファイターとチーム編成で気になることといえば,高レアリティのファイターがゲームにどのような影響を及ぼすかだ。本作においても,高レアリティなファイターほど強力な能力を持ってはいるのだが,それらの能力は一方向にだけ尖っているケースが多く,高レアリティだから最強ということはない。またUSのファイターはチームに1体までしか編成できない制限もあるので,チーム編成において低レアリティのファイターをないがしろにできないバランスになっている。
また,ファイターにはセンスという値が存在し,この値が高いと攻撃時にダメージが上がる“クリティカル”が発生しやすくなる。「あと少しのダメージで勝利できたのに……」という場面が起こりやすい本作のバトルでは,この値は非常に重要になってくるだろう。
センスの値は同じファイターを入手すると上昇するため,ゲーム内のイベントを遊ぶことで獲得できるファイターや,ガチャで手に入りやすい低レアリティのファイターのほうが上げやすい。ちなみに,「センスの豆」というアイテムを使用することでも,この値は上昇させられるので,ガチャで排出された最高レアリティのファイターでも時間をかければ上げていくことはできる。
「モンスターストライク」(iOS / Android)で知られるXFLAG スタジオの新作ということもあり,非常に期待値の高いタイトルになっている本作。シンプルな操作と理解しやすいシステムによって,幅広い層の人が楽しめそうな印象で,スキルやタイプの組み合わせから生まれる戦略性は,コアなゲームファンをも唸らせる完成度になっていると感じた。
タッグで遊ぶことにハードルの高さを感じる人もいるかもしれないが,より本作を楽しむのであれば友人を誘って遊んでみてほしい。実際に初対面の広報さんとタッグを組んでみたところ,次の手はどうするか,どの編成にするかで,非常に会話が弾んだので,これから仲良くなりたい人を誘って遊んでみるのもよさそうだ。
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(C)mixi, Inc.
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