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[E3 2017]身長50mの巨大モンスターに挑め! 「ワンダと巨像」や「進撃の巨人」を連想させる新作アクション「Extinction」に要注目
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印刷2017/06/15 21:16

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[E3 2017]身長50mの巨大モンスターに挑め! 「ワンダと巨像」や「進撃の巨人」を連想させる新作アクション「Extinction」に要注目

 シカゴとオーランドに拠点を置くIron Galaxy Studiosが手掛ける新作アクション「Extinction」PC/PS4/Xbox One)。E3 2017のMaximum Gamesブースで,そのライブデモをチェックしてきたので,さっそく紹介しよう。

左から,今年の12月に初めての日本旅行を予定していることにワクワクなMaximum Gamesの広報担当,ジョフ・メンドシーノ(Geoff Mendocino)氏と,山口県岩国市で生まれ育ったというIron Galaxyのゲームデザイナー,ヴィクター・ルーゴ(Victor Lugo)氏
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 本作の舞台となるのは,中世の中東を連想させる,乾いた大地に人々が暮らすファンタジー世界。壁で囲われた町には数階建ての建物が並び,交易などで潤っている雰囲気だ。長い市民戦争がようやく終わり,平和な時代が訪れようとしていた矢先,魔界のクリーチャーである「ラヴェニー」達が大挙して人類が築いた文明の破壊を始める。

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 ゴブリンやガーゴイル風のクリーチャーならともかく,中には身長が50m近くになるという巨大なオーガも存在し,ひと踏みで城門や見張り台を破壊してしまうので,もはや市民達にはなす術もない。そんな時,太古の昔からラヴェニーの侵略に備えて鍛錬してきた戦闘集団「センティネル」の最後の生き残りである戦士「アヴィル」が現れ,人々の生活を守るべく各地で孤独な戦いを繰り広げていくことになるのだ。


 本作では,高速で走れるだけでなく,テンポ良く家の外壁をパルクールで駆け上がったり,青い布の屋根をトランポリンのように使って高くジャンプし,グラップリングフックを周囲の見張り台などに引っ掛けて空中を飛び回ったりできる。ジェット噴射のようなカラクリはないので「進撃の巨人」ほどの飛行速度ではないものの,慣れれば滞空時間はかなり長いようだ。アニメーション手法も,どこか日本のアクションゲームを連想させる。

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 巨人オーガとして紹介されたのは,革製の鎧を着込んだ一般タイプと,“ゴールデンアーマー”と呼ばれる真鍮製の鎧を身に着けたボスタイプの2種類。鎧のどこかに赤く光る紋章のような弱点が表示されるようになっており,プレイヤーはその部分を攻撃して鎧を1つ1つはぎ取っていく。
 しかも,「見張り台を守れ」とか「8人の市民を救え」といった目標も設定されているため,すべての鎧を破壊していては時間が足りず,ミッションをクリアできなくなることもある。もちろん,空中で戦っているあいだも飛行タイプのガーゴイル風ラヴェニーが攻撃してくるので,オーガだけに狙いを定めて戦うわけにもいかない。

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 オーガの手足を切りつけると,体から完全に切り取ることができるが,しばらくすると再生してしまうので,一時的な弱体化や移動の阻止にしか活用できない。狙うべきは首であり,頭を胴体から切り取ることでのみ,その肉体を消滅させられるのだ。しかし,いきなり首元を狙っても,兜で保護されている場合はもちろん,各所のプロテクターをはぎ取らなければ成功チャンスはぐっと低くなるとのことだった。

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 巨人の体を1つのマップのように利用する「ワンダと巨像」のゲームシステムと,「進撃の巨人」の高速移動アクションを足して2で割ったような本作だが,何体ものオーガ達と戦い続けなければならないなど,かなり迫力のある戦いが描かれていることは間違いない。
 ほかのプレイヤーとスコアを競う「Custom Battles」や,ラヴェニーの波状攻撃を耐え抜いていく「Extinction Mode」といったゲームモードも用意されるとのことなので,気に入れば長くプレイできるゲームになるだろう。マップやオーガのバラエティに,もう一工夫が欲しいところだが,日本のゲーマーにとっても発売が楽しみな1本となりそうだ。

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