Valve，Dota 2を題材としたデジタルカードゲーム「Artifact」の開発を中止。今後は“Classic”と“Foundry”いずれも無料でプレイ可能

　Valveは本日（2021年3月5日），MOBA「Dota 2」の世界設定を基にしたデジタルカードゲーム「Artifact」の開発を中止することを明らかにした。SteamのArtifactイベントページ（※外部リンク）には，「ゲームの今後の開発推進を正当化できるほどのアクティブユーザー数を得ることができませんでした」と，その理由が綴られている。


　Artifactは2018年11月にβ版がリリースされたものの，2019年3月には「ゲームデザインやビジネスモデルをイチから見直す」とアップデートが一時停止。刷新版として「Artifact2.0ベータ」が開発されていたわけだが，今回，その開発中止がアナウンスされた。

　なおオリジナルゲームにあたるArtifact Classicと，Artifact2.0ベータベースとなるArtifact Foundryの最終バージョンは現在，いずれも無料でプレイ可能となっている。Artifact Foundryは一部の仕上げとアートワークが不足しており未完成品となるが，ゲームプレイの核となる部分はすべて揃っているという。ただいずれも，これ以上，ゲームプレイのアップデートをリリースする予定はないとのことだ。

Steamの「Artifact」イベント「『Artifact』の今後」ページ