［TGS 2017］「ドラゴンズクラウン・プロ」「十三機兵防衛圏」スペシャルステージをレポート。古川未鈴さんと磯村知美さんが両作品をチェックした

　ヴァニラウェアが開発を手がけ，アトラスが発売する「ドラゴンズクラウン・プロ」と「十三機兵防衛圏」（PS4/PS Vita）のスペシャルステージが，東京ゲームショウ2017の2日目となる2017年9月22日にセガゲームスステージにて行われた。

　ゲストはでんぱ組.incの古川未鈴さんと声優の磯村知美さん。ともにコアゲーマーで，ヴァニラウェア作品の大ファンでもある2人がトークやデモプレイを披露した。その模様をレポートする。

ゲストの古川さん（中央）と磯村さん（右）

「ドラゴンズクラウン・プロ」公式サイト

「十三機兵防衛圏」公式サイト

　最初に触れられたのは，2018年1月25日に発売予定の「ドラゴンズクラウン・プロ」だ。2013年に発売された2DアクションRPG「ドラゴンズクラウン」をPlayStation 4へと移植。美しい映像を4Kテレビで表示可能とし，崎元 仁氏が手がけた全楽曲にオーケストラアレンジを施している。過去に発売されたPlayStation 3版やPlayStation Vita版とのクロスプレイなども実現し，すべてが「プロ」仕様となっての発売となる。

　ゲストの2人は当然，オリジナル版のドラゴンズクラウンもプレイ済みで，磯村さんは「オーケストラアレンジの楽曲を早く聴いてみたい」とコメント。一方の古川さんは「ヴァニラウェアさんといえば，やっぱり食事シーンですよね。あれが4Kの映像になったら，さらにおいしそうになっているはず！（笑）」と，本作に対する期待を語った。

　ステージでは，本作の実機プレイも行われた。古川さんはアマゾン，磯村さんはソーサレスと，それぞれ使い慣れたキャラクターを選択。そこに助っ人としてアトラスの宇田洋輔氏がファイターで加わり，攻撃力重視のパーティで冒険に出発した。


　「アマゾンは足が魅力ですよね，ジャンプしたときのお尻も凄い！」「ソーサレスは胸の表現が！」と，それぞれのキャラクターの魅力をアピールしながらゲームを進める女性陣の2人。道中には部屋などの寄り道する場所があるのだが，時間の関係で宇田氏から「今日はまっすぐ進んでください」と言い渡され，「寄り道したい！」と嘆きつつも，早々にボスのハーピーのもとへ。攻撃力が高く，ゲームにも慣れた3人のパーティだけあって，あっさりとハーピーを倒し，4分32秒という理想的なスピードでゲームをクリアした。

　「4Kモニターの映像が本当に綺麗でした」という磯村さんの感想は，ステージ上の大きなスクリーンを見ていても感じられるほど。古川さんは「お宝1つ1つのディテールが凄く細かくて，それを見るだけでも楽しい」とコメント。古川さんは自宅にPS4 Proと50インチの4Kテレビを持っているそうで，その環境でのプレイを楽しみにしているとのことだった。

3人はハーピーをあっさり倒してゲームクリアした

　続いては，PS4とPS Vitaで2018年に発売予定の「十三機兵防衛圏」のコーナー。2015年に発表された本作では，先日，2年ぶりに最新PVが披露され，話題を呼んでいる。


　最新PVについて磯村さんは「ヴァニラウェアさんの作品はファンタジーのアクションゲームという印象が強かったんですが，今回は現代寄りでSF感もあって気になる」とコメント。PVの中で女の子がブルマを履いていたことを目ざとくチェックし，時代背景が昭和的だと分析している。古川さんもやはり，本作がファンタジーでないことに言及。ロボットに乗っているらしきシーンで，少年少女達が裸になっているところも気になったそうだ。


　そんな謎の多い本作について，開発のヴァニラウェアに3つの質問を投げかけ，ニコニコ生放送のアンケートで一番多かった質問の回答を披露するという試みが行われた。

3つの質問のうち，3番めが視聴者に選ばれた

　3つの中で選ばれたのは「3_女の子は何をしている？」という質問。これは最新PVの中で磯村さんも気にしていた「路上にいる女の子がスカートを自分でめくるシーンは，一体何をしているのか」というもので，それに対しヴァニラウェアは「ロボットを動かすスイッチが体のどこかにあります」と回答した。実は2013年に用意された同社の年賀状イラストにも描かれていて，彼女の場合はスカートの下の太ももにそのスイッチがあるとのことである。

会場のモニターにて撮影した問題の女の子のシーン。PVでも確認してみてほしい

磯村さんは「私，この年賀状もらいました」とのことだったが，そのときは気づかなかったという

　当日の情報公開はここまでとなったが，9月24日12：30からのニコニコ生放送「アトラスニコ生特番」では，このステージで明かされなかった謎についても触れられるとのことなので，そちらもお楽しみに。

ステージ終了後に記念撮影に応じてくれた古川さん。今年のTGSはe-Sportsの盛り上がりを期待したいそうだ

ドラゴンズクラウン・プロは，セガブースに6台の試遊台が設置。4K映像でプレイできる

十三機兵防衛圏はPV映像とともに，劇中に登場するロボットの模型も展示されている