プレイレポート
私をセブンナイツとよばないでくれ。「セブンナイツ2」正式版プレイレポート。遊び応えあるオートも優秀な王道RPGを探している人にはこれ
王道のファンタジー世界を舞台に,多数の個性的なキャラクターたちが織りなす群像劇が魅力の「セブンナイツ」。そのシリーズ最新作「セブンナイツ2」は,リアルな等身となった3Dのグラフィックスでキャラクターを描き,よりドラマティックな演出で“20年後”の物語が展開する作品となっている。
今回は,正式版のプレイをもとに,そのインプレッションをあらためて紹介しよう。
「セブンナイツ2」公式サイト
「セブンナイツ2」ダウンロードページ
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ゲームプレイにしっかりと馴染む
“シネマティックムービー”
物語の舞台となるのは,前作と同じアスド大陸。“破壊の神”降臨の儀式が失敗したことによって次元が歪み,その中で生み出された複数の並行世界のうちの1つが「セブンナイツ2」の世界だ。
儀式は失敗したものの,破壊の神の力を秘めた「破壊石」は世界中に散らばり,世界に潜む魔物や悪党に力を与えている。そうした脅威から人々を守るために戦っているのが,本作の主人公・レンを中心とした“黎明の傭兵団”だ。
プレイヤーはレンと傭兵団をとおして,多彩なキャラクターたちが破壊石の脅威と戦うストーリーを楽しめる。
ベースとなる世界観は前作のものを踏襲しているが,前作とは世界情勢が大きく変化しているため,本作で初めてシリーズの世界観に触れた人であっても問題なく楽しめる。シナリオの大部分は,世界の事情の多くを知らないレンの視点で語られるので,むしろ導入としては最適な作品と言えるだろう。
本作のストーリーは,美しいグラフィックスとカメラワークで表現される“シネマティックムービー”と,テキスト送りが可能な“トーク”によって展開される。
実際にプレイしてみると,ムービーシーンのクオリティはもちろんのこと,プレイヤーがキャラクターを操作するシーンとムービーのあいだに,グラフィックス上の違和感がほとんどないことに驚かされる。
単純に操作時のグラフィックスが高精細なだけではなく,ムービーシーンに切り替わる際の挙動がスムーズで,テクスチャの質感もしっかりと合っているため,操作可能なシーンとムービーに“地続き感”があるのだ。
ムービーシーンはシナリオ全体で合計約2時間にもおよぶが,いずれの場面でもゲームプレイのテンポを阻害しないように配慮されており,要所でムービーが差し込まれても物語の没入感が損なわれることはない。
シリーズが積み重ねてきた重厚な世界観をベースに,豪華な演出で彩られる物語は,まさに“王道のファンタジーRPG”といった印象だ。美しいグラフィックスが演出する魅力的なキャラクターたちの存在も相まって,グイグイとプレイヤーを世界に引き込んでくれる。
ほかのプレイヤーが作成したパーティと戦う「アリーナ」や,協力してボスと戦う「レイドバトル」といったやり込み要素も用意されているが,やはりメインコンテンツとなるのはソロプレイのストーリーだ。
ゲームを進めるにあたっていわゆる“ガチャ産”のキャラクターが必須になることもないため,プレイフィールはコンシューマのシングルプレイRPGに近い。PC版(ベータ版)のサービスも開始されているので,腰を据えて世界観を楽しみたい人は,そちらでプレイしてみるのも良いだろう(※PC版は,まずスマホ版でアカウントを作成し,データの連携後にプレイ可能)。
? セブンナイツ2 PCベータ版オープン!?
— セブンナイツ2 公式 (@Sena2_JP) November 12, 2021
PCでのプレイをご希望されている傭兵団員の皆さまのため、基本的なプレイが可能となるサービスです。
さらに快適な環境をご提供するためのプラットフォームとなります。
ダウンロードはこちらから!
?https://t.co/pm9iY2dMpD#セブンナイツ2 #セナ2
さらに,ガチャに必要なルビーもゲームの進行に合わせて入手できる。のんびりと遊んでいてもストーリー第3章に突入するころには10連ガチャを2回転させ,十分な戦力を整えられた。そもそも,最初に参入する4人のキャラクターや,ストーリー上で登場する仲間が優秀なので,現状,ストーリーを追いかける分には“無課金プレイ”でも十分だろう。
1人プレイでも連携の醍醐味を感じられる
“リアルタイムグループバトル”
操作システムは一般的なスマホ向けRPGのスタイルを踏襲しており,バーチャルスティックと各種の攻撃・スキルボタンを使用してキャラクターを操作する形式が採用されている。
スキルのアクションはキャラクターごとに演出が用意されており,どのキャラクターも最初から4種類のスキルを習得しているため,序盤はそれらを連続して発動するだけでも爽快感あふれるアクションが楽しめる。
システム面での大きな特徴は,最大4人のパーティメンバーの操作を切り替えながら戦うバトルシステム“リアルタイムグループバトル”だ。
メンバーは画面の右上に表示され,操作キャラクターはワンタップで切り替えられる。それを活用すれば,防御スキルを持つキャラクターを前に押し出して攻撃を受け止め,それ以外のキャラクターをボスの背後に回らせるなど,敵のアクションに合わせて臨機応変に動きを変えて戦える。
なお,パーティメンバーはAIが操作してくれるが,「集合ボタン」をオンにすれば,パーティ全員をまとめて移動させられる。状況に応じて操作モードを切り替えることで,1人プレイながら連携の醍醐味を味わえる。
もちろん,常に忙しい操作をする必要があるわけではない。ボス以外の戦闘やレベル上げなどで役立つのが,クエストの進行や戦闘をまとめてこなしてくれる「スマートボタン」だ。
スマートボタンは“高性能オート機能”とでも言うべきシステムで,アクティブにすることでクエスト目的地への移動や,新たなクエストの受注,各種スキルを使用した戦闘など,多彩な動作を状況に応じて自動でこなしてくれる。
また,この機能を活用したレベリング専用のマップ「放置型フィールド」も用意されている。「地図」を集めてヒマな時間に放置型フィールドを使えば,ストーリー攻略に必要なレベルやスキルを揃えるには苦労しないだろう。
キャラクターやパーティの成長・カスタマイズ要素も多彩で,レベルや装備品だけでなく,さまざまな要素で性能の調整を行えるのも本作の特徴だ。それぞれ必要とするリソースが異なるので,注力するシステムに合わせて挑戦するコンテンツを選ぼう。
その中でも,所有しているすべてのキャラクターに影響を与える「神聖力」と「マスタリー」は重要で,一度強化すればパーティの構成を変えても永続的に効果を発揮してくれる。
また,装備品も装備できるアイテムの種類の縛りがほとんどないので,強化した装備は,パーティを組み替えた際にも流用しやすい。これからゲームを開始する人は,こういったパーティ全体に影響を与える要素を優先して強化していくのがオススメだ。
現在は正式リリースを記念したイベント“新規傭兵団長特別ログイン”が実施されており,7日間のログイン達成で伝説ランクのキャラクター「光の聖女 カリン」が入手できるなど,イベントも積極的に展開されている。
さらに,リリース前には2022年1月までに追加される新要素のロードマップも公開されており,メインクエストや新キャラクターをはじめとする多彩な新要素が登場する予定だ。現状でもかなりボリュームのある本作だけに,Netmarbleが本作にかけている熱量の大きさを感じ取れる。
長期にわたって楽しめる王道RPGを探していたという人は,この機会に本作に触れてみてはいかがだろうか。
「セブンナイツ2」,配信時から2022年1月までのロードマップが公開。作品の世界観や収録コンテンツも紹介されたリリース直前特番をレポート
Netmarbleは本日(2021年11月9日),スマートフォン向け新作RPG「セブンナイツ2」のリリース直前特番を実施した。今回の番組では,作品の世界観やコンテンツといった情報があらためて紹介されたほか,ゲームリリース時〜2022年1月にかけてのロードマップなど,今後の展開も明らかにされた。
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