［JAEPO2018］若林くんとPK3番勝負！ 「VRキャプテン翼〜燃えろストライカー〜（仮）」のプレイレポートをお届け

　2018年2月9日から11日まで行われている「ジャパン アミューズメント エキスポ 2018」（JAEPO2018）のタイトーブースにて，VR体感型のサッカーゲーム「VRキャプテン翼〜燃えろストライカー〜（仮）」がプレイアブル出展されている。


　本作は，高橋陽一氏による人気サッカー漫画「キャプテン翼」を題材としたVRゲームだ。プレイヤーは，VR空間上のサッカースタジアムで，ペナルティーキックやフリーキックなどの局面でシュートを放ち，キーパーからゴールを奪うことを目指す。

　ソニー・ミュージックコミュニケーションズ，タイトー，ハシラスの共同開発中というこのゲームは，“サッカーボールを実際に蹴るVRゲーム”というのが最大の特徴で，プレイヤーが蹴ったボールの方向や高さがVR空間に再現される。
　今回出展されていた，JAEPO専用バージョンで楽しめたのは，キャプテン翼を代表する天才ゴールキーパー，若林源三とのPK3本勝負だ。

VRゴーグル（HTC Vive）と用意されたサッカーボールを使って遊ぶ。コンパニオンのお姉さんに誘導してもらい，ボールの位置を確かめてからゲームスタート

プレイヤーの前に立ちはだかるのは，S.G.G.K（スーパー・グレート・ゴールキーパー）の異名を持つ若林くん。S.G.G.K（スーパー・がんばり・ゴールキーパー）の方ではない

　前述のとおり，このゲームでは実際に蹴ったボールの方向や高さが反映されるため，キーパーの正面にボールを蹴れば簡単に止められてしまうし，高さをつけすぎれば，ゴールポストを越えてしまうので，実際のPKさながらにコースを考えて蹴る必要がある。
　キーパーの反応は「さすが若林くん」といったところで，甘いコースの球はことごとくセーブされていた。ボールを止められにくい枠の四隅を狙ってゴールを勝ち取ろう。

筆者の対戦成績は2勝1敗。最後のシュートは「必殺シュート」として確実に入る仕様になっているので，実質引き分けといったところ

　実際のボールを蹴るので，コントローラで操作するタイプのビデオゲームより，シュートの手ごたえ（足ごたえ？）が直感的に伝わるのが楽しい。ゲーム画面にシュート結果が反映される前のボールを蹴った瞬間に「あ，このシュートは失敗したな」「これはいいシュートが決まるぞ！」といった感覚が味わえるのは，まさに体感ゲームならではだと感じた。

ブースは大盛況で，多くの人が思い思いのシュートスタイルで若林くんとの対決を楽しんでいた。中には斜め45度からしっかり助走をつけ，強烈なシュートを放つサッカー経験者と思しき人も

　なお，本作は2018年秋を目標に開発が進められており，アミューズメント施設などで展開される予定だという。一足先に若林くんと戦いたい人は，ぜひ会場に足を運んでみてほしい。

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