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シリーズ史上“最も革新的”になった「NBA 2K19」,最新情報も伝えられた発売記念イベントをレポート
1998年の「NBA 2K」発売から20周年を迎えるシリーズの最新作「NBA 2K19」は,開発会社であるVisual Concepts史上“最も革新的な作品”なのだという。
よりリアリティを追求したグラフィックスはもちろん,選手のモーション数も増えており,ビジュアルが大きく進化しているが,ゲームプレイの面でも“革新的”な進化を遂げたそうだ。
ベースとなる部分だけでも,試合中に選手のテンションが上がると潜在能力が開放され,特別なブースト,スキル,アニメーションが見られる「テイクオーバーシステム」,新しいドリブルメカニクスの導入,プレイヤーのテクニックの差をより強調するショートメカニクスの見直し,AIのさらなる強化などが行われている。
また,プレイヤーが選手カードを集め,オリジナルのチームを編成するモード「MyTEAM」もデザインを一新しているとのこと。3on3が復活し,オンラインにも対応している。
またMyTEAMの選手カードには「ヒートチェックカード」という新たな種類が登場する。これは登場選手の現実世界での活躍度合によってゲーム中の能力が変化するもので,リアルのNBA観戦も面白くなるユニークなシステムだ。ヒートチェックカードはすべての現役選手が用意されているとのこと。
また新要素のMyTEAMアンリミテッドは,最高の選手を揃えてオンライン対戦を行うモードだが,これを利用した賞金総額25万ドル(約2780万円)のトーナメントの開催も発表された。このトーナメントは日本からも参加できる。ベニッシュ氏は「日本のプレイヤーから優勝者が出てくれるとすごく嬉しい」とコメントした。
「NBA 2K19」にはMyGM,MyLEAGUE,MyCAREERといった人気モードも,もちろん継続して登場する。MyLEAGUEはすべての機能がオンラインとオフライン問わず利用可能になり,30人のフレンドと楽しめるようになった。
また選手作成における顔編集システムが一新され,これまで以上に詳細なカスタマイズが可能になっているという。時間と情熱さえあればこだわりの選手を作り出せそうだ。
選手を作成し,ルーキーからスターへと成長させるMyCAREERモードは,「これまでで最も魅力的なストーリー」になっているとのこと。タイトルは「The Way Back」で,NBAのドラフトに落ちた主人公が中国リーグのチームへと加入し,言語が分からず,コミュニケーションに苦労しながらもスターへの道を進んでいく。中国での試合は解説も中国語になるという凝りようだ。
またMy CAREERで作成したキャラクターで,オンライン上の他のプレイヤーと交流できる「ネイバーフッド」も大幅に拡張されたという。昼夜のサイクルが導入されたほか,Jordan Recセンターが登場し,マッチメイキングによって5on5がプレイ可能だ。フィールドにはUnder Armourケージといった新施設もあり,ギミックが用意されたコートでの3on3が楽しめる。
さらにネイバーフッドではドッジボールなど30種類のイベントが開催される。そのほかにも,スケートボードなどのショップが追加され,見た目をカスタマイズできるなど,ネイバーフッドのコミュニティで楽しい時間が過ごせるとのことだ。
プレゼンテーションに続いては,アンバサダーとして元サッカー日本代表の前園真聖さんも登壇した発売記念イベントのレポートをお届けする。
サッカー選手として知られる前園さんだが,2016年より日本の男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」の特命広報部長に就任している。今回はそのつながりもあり,本作の発売記念イベントにアンバサダーとして登壇したとのことだ。
その後は,前園さんが実際に「NBA 2K19」をプレイ。普段ゲームをあまり遊ばないという前園さんは「NBA 2K」シリーズ初体験とのことだ。
今回プレイしたのはMyCAREERモードの試合で,キャラクターの名前は「maezono」だ。初めてのプレイということもあって序盤はうまくシュートを決められなかったが,後半は慣れてきたのか,徐々に決められるようになっていた。
プレイ後,前園氏は「操作が分からない部分もあったんですが,やってて感覚を掴めてきました。ゲームが分かってくればもっとスキルの部分や,チーム戦術を追求出来て楽しそうです。もっと練習したいと思いました」と感想を述べた。