プレイレポート
[gamescom]短髪になろうが悪魔の腕を失おうがネロはネロ。シリーズ最新作「デビル メイ クライ 5」のプレイレポートをお届け
作中におけるデビル メイ クライとは,もともとダンテが店構えしていた便利屋の名前である。本作では,専用のトレーラーであちこちへ向かう移動式便利屋となっており,主人公のネロもそこに所属するスタッフの1人だ。ちなみに,便利屋と言っても,仕事の大半は悪魔退治である。
外見の変化で一番驚かされたのは,彼の力の源でもあった悪魔の腕「デビルブリンガー」が,機械の腕に変わっているというところだ。どうやら何者かに切り落とされたそうで,相棒のニコが製作した対悪魔用義手型兵装「デビルブレイカー」が,代わりに取り付けられている。
悪魔の力を持つ腕から一転,人の手によって作られた機械の腕を使って戦うことになるわけで,戦闘力がだいぶ落ちるのではと心配したが,極太のビーム的なものを発射したり,膨大な電気エネルギーを放出したりと,むしろ前より強くなっているような印象を受けた。
デビルブレイカーはカートリッジ式になっており,取り付けるカートリッジによって技の性能が変化する。使い切ると,カートリッジを拾うまで使用できなくなるので,いざというときのために温存しておくことも重要になりそうだ。
魔人化こそできそうにないが,それを補うほどの強力な一発を繰り出せるので,安心して頼れるだろう。
ネロ自体は,DMC4と同じ感覚で操作できる。悪魔の腕を伸ばして敵を引き寄せる「スナッチ」は,デビルブリンガーから延びるケーブルで可能となっており,それを起点にさまざまなコンボを決めていく。
技も前作のものをそのまま引き継いでいるようで,今回のデモでは,敵を空中に斬り上げる「ハイローラー」,前方に向かって薙ぎ払う「ストリーク」,後ろに退いて攻撃を交わしつつ一撃を加える「シャッフル」,その空中版となる「キャリバー」などが確認できた。
推進剤を噴射する機構を取り付けた大剣「レッドクイーン」と,連装銃の「ブルーローズ」も前作から引き続き登場する。レッドクイーンは,攻撃モーションの終わり際にアクセルを回すことで,次の攻撃を強化できるのが特徴だ。
ブルーローズは射撃ボタンを長押しすることでチャージでき,離すと強力な一発をぶっ放せる。こちらをチャージしながら,レッドクイーンで攻撃することも可能なので,前作と同じくコンボに組み込みやすい。
一作目からあるオートモードも健在だ。このモードをオンにしておけば,攻撃ボタンを連打しているだけで玄人のようなコンボを繰り出せる。アクションが苦手な人向けに用意されている機能だが,オートモードにすることで意外なコンボを発見できたりもするので,なかなかあなどれない。
見た目が変わろうが,悪魔の腕を失おうがネロはネロといった感じで,デビルブレイカーの使い方さえマスターすれば,前作以上に幅広いアクションが楽しめそうだ。
また,戦闘がスタイリッシュなのはもちろん,それにマッチしたBGMも相変わらずカッコいい。悪魔退治を続けてきた影響か,ネロのノリもダンテに近づいていて,悪魔を小馬鹿にするセリフ回しに磨きがかかっているのもポイントの1つである。
今回操作できたのはネロのみだったが,本作ではダンテもプレイアブルキャラクターとして登場するので,そちらの操作感も気になるところだ。また,もう1人未公開のプレイアブルキャラクターが存在するそうなので,その続報も含めて今後も注目していきたい。
「デビル メイ クライ 5」公式サイト
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