「Starfield」の開発者ビデオダイアリー第1弾公開。トッド・ハワード氏らが，Bethesdaの歴史やゲームのコンセプトなどを，多数のアートワークと共に紹介

　Bethesda Softworksが，開発中の新作RPG「Starfield」（PC / Xbox Series X）の開発者ビデオダイアリーを公開した。「Into the Starfield」と題された映像シリーズの第1弾「The Endless Pursuit」（終わりなき探求）では，ゲームの概要やコンセプト，アートワークなどが紹介されている。なお，日本語公式サイトでも，この開発者ダイアリーを紹介するページがオープンしているが，映像は今のところ英語のみとなっている。

Bethesda Softworks公式サイト：「INTO THE STARFIELD: 終わりなき探求」

　「Starfield」は，ハイファンタジーの「The Elder Scrolls」，核戦争後の世界を描く「Fallout」シリーズに続く第3の柱として，Bethesda Softworksの開発部門であるBethesda Game Studiosが制作を進める新作RPGだ。人類が2つの大きな勢力に分かれて太陽系の開拓を行う24世紀初頭，50光年彼方の新たな星系「The Settled Systems」へ移動する技術が確立したことで，多くの開拓者達が進出。微妙な政治的バランスのもとで，さまざま冒険を繰り広げるという設定になっている。


　公開された開発者ビデオダイアリーには，ゲームディレクターのトッド・ハワード（Todd Howard）氏，スタジオディレクターのアンジェラ・ブロウラー（Angela Browder）氏，そしてアートディレクターのマット・カロファノ（Matt Carofano）氏が登場し，ゲームの紹介を行っている。
　ハワード氏らは，在籍するコアメンバーを大切にしつつ，新たな開発者を受け入れることで新鮮さを保つBethesda Softworksの家族的な企業文化を説明したうえで，そうしたカルチャーが「Starfield」の開発にどのように関連しているのかを述べている。


　SFという，彼らにとって未知の領域への挑戦であるだけに，例えば「24世紀の人々は何を食べ，子供達はどんなオモチャで遊んでいるのか」といった，非常に細かいコンセプトを共有するためのアートワークが多数作られているという。映像では，以前に公開された個人用宇宙船以外，ほとんどが2Dのアートワークにエフェクトをかけたものではあるが，多数の画像が公開され，その世界観が確認できるはずだ。

　「Starfield」の発売は2022年11月11日で，対応機種はPCとXbox Series Xが予定されている。発売までまだ1年近くあるが，今後の情報公開にも期待したい。

※掲載した画像はトレイラーをキャプチャーしたものです