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「妖怪ウォッチ」戦略発表会レポート。シリーズの今後はTVアニメやゲーム,そして新ブランド「妖怪ウォッチJam」が軸に
Switch「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている」は2019年6月6日に発売
レベルファイブは本日,都内にて「妖怪ウォッチ」シリーズの戦略発表会を開催し,Nintendo Switch用ソフト「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている」を2019年6月6日に発売すると発表した。今回の発表により,サブタイトルも明らかになっている。
TVアニメ「妖怪ウォッチ!」は「かつてのよさを保ちつつ,挑戦する」
冒頭にも触れたが,Nintendo Switch用ソフト「妖怪ウォッチ4」は6月6日に発売となる。そんな2019年は,3つの要素を軸に「妖怪ウォッチ」シリーズを展開していくという。
1つ目の軸は,4月9日に放映開始となるTVアニメ新シリーズ「妖怪ウォッチ!」だ。今回,タイトルには“!”が新たに付けられているが,そこには「観る人を驚かせよう」「新しいことをやろう」という志が込められているとのこと。
従来のTVアニメシリーズと同様,30分という尺の中にいろいろなコーナーを設けて,主人公・ケータとジバニャン,ウィスパー,コマさんら妖怪達との物語をオムニバス形式で描いていくというが,「すべてが新しくなっている」(日野氏)。
とくにケータが持つアイテム「妖怪ウォッチエルダ」と「妖怪アーク」を使うと発生する「ワンチャンサイド」は,面白い仕掛けになっているとのこと。また,コーナーに関しては「おっさんヅラ部」といったような「ギリギリアウト」(日野氏)なものに期待してほしいそうだ。
もちろん,新妖怪も続々登場する。日野氏は「お子さん達も興奮するんじゃないでしょうか」と自信をのぞかせると,「『妖怪ウォッチ!』のコンセプトは,かつての妖怪ウォッチのよさを保ちつつ,新しいものに挑戦すること」だと意欲を語った。
「妖怪ウォッチ4」は4つの世界と4人の主人公が登場
また,レベルファイブが開発を手がけた「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」も,やはりシリーズ初のフル3Dグラフィックスで空を見ることのできるタイトルだったが,そこから“空”にまつわるサブタイトルが付けられたというエピソードも語られた。
「妖怪ウォッチ4」には現代を舞台とする「ケータの世界」,未来が舞台の「ナツメの世界」,過去が舞台の「シンの世界」,そして妖怪の世界「妖魔界」が存在し,それぞれに異なる主人公が据えられている。サブタイトルには主人公それぞれの視点でストーリーが展開し,そのなかで描かれる「時空を超えた友達の絆」という意味も込められているそうだ。
新ブランド「妖怪ウォッチJam」誕生
第1弾は学園が舞台の「ぶっ飛び妖怪冒険活劇」
そして,3つ目の軸は新ブランド「妖怪ウォッチJam」だ。これは「妖怪ウォッチ」のルールのなかで,さまざまな世界観にチャレンジしていくというもの。“妖怪”をテーマにして,ミステリーものや探偵もの,冒険活劇といった多彩なジャンルや表現を試みていくという。
新ブランドの第1弾は,2019年末に公開予定の「映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか(仮)」。その内容は,ギャグ満載の「ぶっ飛び妖怪冒険活劇」とのことで,都市機能を備えた全寮制の巨大エリート校「Y学園」に入学した主人公に,恐るべき怪事件の数々が降りかかる。日野氏によると,変身ヒーローやタイムスリップ,巨大ロボットが登場し,「本当にこんな展開ありなの?」という驚愕の展開が待っているそうだ。
会場で公開されたコンセプトアートには,ジバニャンを思わせる主人公,コマさん似の相棒,メラメライオンとふぶき姫を思い起こさせる友人達などが描かれていた。しかし,彼らは「ちょっと似ているだけで,あくまでも人間」(日野氏)とのこと。主人公は怨霊・化け猫バケーラを取り込み,ヒーロー「剣豪紅丸」に変身して悪と戦うという。
なお,メガネをかけた少年は,完全な新キャラクターだそうだ。
さらに,本作の主人公が使うアイテムが妖怪ウォッチならぬ,「YSPウォッチ」であることも紹介された。“YSP”が何を示すのかが気になるところだが,今後明かされていくとのこと。
2020年にかけて,「妖怪ウォッチ」は“超”逆転を見せる
川口氏は今回の発表について,「『妖怪ウォッチ』はもともと男女を問わず,取り込める世界観を持っている。そのポテンシャルを再確認できた」とコメント。それを受けて,日野氏は「バンダイの皆さんは我々の新たな挑戦に賛同してくださり,YSPウォッチにもさまざまなアイデアを出していただいた」と語った。
また,日野氏は「妖怪ウォッチ」を最初から子供向けではなく,常にファミリーを意識して展開してきたと語る。今後の戦略を決めるにあたっても,「『家族全員で楽しめるとはどういうことなのか』と見つめ直し,新しいものを作ろうと考えた」として,「玩具を求めるのは子供達だが,ゲームを求めるのはそれより少し上の層。そういった複数の層を同時に満足させるべく,開発を進めている」と説明した。
一方,川口氏も「バンダイの最重要ターゲットは小学生。だが,『妖怪ウォッチ』はオールレンジに向けて取り組む必要がある。我々も日野さんに倣い,チャレンジしていく」と話していた。
川口氏は「妖怪ウォッチ」シリーズの展開について,今回の発表以上の内容を聞いているという。それを受けて,「新たなムーブメントが来る予感がします。その波に乗り遅れることのないよう,しっかりやっていきたい」と意気込みを語った。
そして,日野氏も「この場では,今後の展開の片鱗しか見せられないのが悔しい」「落ち着いてきたと言われる『妖怪ウォッチ』ですが,これから来年にかけて逆転ならぬ“超”逆転を見せます」と力強くアピールして,発表会を締めくくった。
「妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている」公式サイト
ポータルサイト「妖怪ワールド」
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