連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第436回「運命分岐で熟成される2018年のGOHOマフィア伝説」
年内最後の更新がクリスマス当日。とんだロマンチックテロリストとして名を馳せちまいそうなサンタ梶田からの贈り物です。しかも,今回は重大発表があるとか……!?
クリスマスだというのに,漫画を読むくらいしか息抜きできない働き者へ祝福を。そしてクリスマスにかこつけてイキ抜きまくる不埒者には煉獄の炎を。
今夜あなたの元へとお届けします。メリークリスマス!
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GOHOマフィア!梶田くん
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第105回では,セガゲームスより配信中の「イドラ ファンタシースターサーガ」(iOS / Android)を特集。ゲストとしてプロデューサーの田中俊太郎氏をお招きし,ゲームの魅力を紹介していただきました。
ターン制のコマンドバトルを採用し,ある意味で「ファンタシースター」シリーズの原点に立ち返ったとも言える本作。世界観もファンタジー色が強く,昨今の「ファンタシースター」としては異色の作風と言えます。
なかでも注目の要素として「運命分岐」システムがあり,すべてのキャラクターが「ロウ」と「カオス」のいずれかに進化できるというのが非常にユニークです。容姿と性格が大きく変わるので,同じキャラクターでもプレイヤーの選択によって違う側面を楽しめるというのがポイントですね。シリーズ未体験の人にもオススメです!
「イドラ ファンタシースターサーガ」公式サイト
「イドラ ファンタシースターサーガ」ダウンロードページ
「イドラ ファンタシースターサーガ」ダウンロードページ
この期に及んで,2018年が終わるということがまだ信じられない男,マフィア梶田です。年内最後の連載ですし,今年の振り返りでもするかと思ってPCを前に目を閉じ,腕組みをしてみたんですが……うっそ,ほとんど思い出せない……? 俺は1年間,何をしていたんですか……?
追い詰められ,自分の脳よりも信頼性の高いInstagramを開いてみると,出てくるのは「これ今年だっけ!?」という写真の数々。なにこれ怖い。
生活の中心は,もちろんゲーム。なのに,今年どんなゲームが発売されたのかさえ記憶が曖昧なんですわ。またこれが趣味でプレイしたゲームよりも,仕事で関わったゲームの方が印象強いあたり,大人になったんだなという感慨と,大人になってしまった寂しさを実感しました。
自分のような稼業が「100%引き出しとして使えるのは,20歳までの体験」であると誰かが言っており,「いやいやまさか」と思っていたんですけれども。好きなゲームなどを質問されて咄嗟に思い出すのって,確かに20歳までにプレイした作品が多いんですよね。それに気が付いた時,ハッとしました。
とはいえ生涯オタクを貫く覚悟がありますし,年齢と共に感性が劣化するなんて,絶対に認めたくはない。思い出は美化されるものですから,きっとその影響が大きいんですよ。これは悪いことじゃなく,美しく飾られた当時の体験を表現に活かせるならば,むしろメリットになるんじゃないでしょうか。俺はクリエイターではありませんが,数々の名作に触れてきたオタクが年を経てクリエイターになり,アニメやゲームで新たなヒット作を生み出すのって,きっとこういった“体験の美化”を活力にしてきた結果だと思うんですよね。
美化された過去の体験を,「昔は良かった」と“現在”を貶める材料として腐らせるのは悲しすぎます。楽しかったことをより楽しく,年月が記憶の中で飾り立ててくれたんですからもっとポジティブに,大事に熟成していきたいですよね。
……とまぁ,分かったようなことを言っていても,俺なんかまだ30代に突入したばかりの若輩。きっと40歳になった頃には30代の体験が美しく思えるようになっていて,50歳になれば40代の記憶もキラッキラになっているに違いない。そう信じ,いつの日か美味しく熟成されるであろう2018年への未練を断ち切って,新たなる体験が待つ2019年を迎えたいと思っております。
皆様,今年も1年間ありがとうございました! 来年も何卒,マフィア梶田をよろしくお願い致します!
- 関連タイトル:
イドラ ファンタシースターサーガ
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