TRPGをベースとしたシングルRPG「Pathfinder: Kingmaker」の最新トレイラーが公開。王国建設シムの要素を持った，RPGファン期待の一作

　Deep Silverは，同社が2018年9月26日に発売されるPC向けシングルプレイRPG「Pathfinder: Kingmaker」の最新トレイラーを公開した。


　PaizoのテーブルトークRPG「Pathfinder」シリーズをベースにしたクォータービューの正統派RPGとして開発が進められている同作は，2017年に行われたKickstarterでの資金調達によってプロジェクトがスタートし，開発は2001年の「Etherlords」や，2010年「Allods Online」などで知られるロシアの古参デベロッパOwl Cat Gamesが手がけている。


　7月に掲載した記事でもお伝えしたとおり，本作は言わば王国建設シム的な要素を持っていて，ドラゴンやゴーレム，そしてゴーストといったさまざまな魔物が蔓延る土地で冒険を繰り広げながら，自らの王国を築いていくことになる。またどのような国家運営を行うかもプレイヤーに任されており，「Chaotic Good」から「Lawful Evil」までのアライメントに沿った統治を選択できる。さらに，それによって都市の雰囲気も変わっていくとのことだ。
　さらに原作にもある“呪い”がシステムに組み込まれているのも面白い。呪いというと装備すると何らかのペナルティがある武器などが頭に浮かぶが，本作の場合はもっと長期的に作用し，ゲーム世界やストーリーに影響を及ぼすものになるのだとか。


　「Fallout」や「Baldur's Gate」シリーズのChris Avellone（クリス・アヴェロン）氏や，同じく「Fallout」シリーズなどで音楽を手がけたInon Zur（イノン・ズール）氏が参加していることで，欧米のゲーマーにとっては期待するなというほうが難しい「Pathfinder: Kingmaker」。現時点では日本語化の目処はついていないようだが，ぜひ続報に期待したいところである。

「Pathfinder: Kingmaker」公式サイト