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[CJ2018]集団戦というか戦争の予感である。マルチプレイチーム対戦が楽しめる新作スマホゲーム「战争怒吼」インプレッション
一見するとMOBAっぽい本作だが,ブースのスタッフによると「MOBAではなくRTS」とのこと。内容は1vs.1,2vs.2,3vs.3の対戦を楽しめるタイトルで,プレイヤーは人や精霊といった4種族(計16体)の中から使用するキャラを選択し,味方と協力しながら敵の本陣破壊(勝利)を目指すことになる。
プレイサイクルはMOBAの流れを汲んでおり,Mobキャラや敵プレイヤーキャラを倒す→経験値とお金を稼ぐ→自ユニットを強化する,という形式になっているが,強化の方向性が若干異なっているのが面白い。本作では,自ユニットがレベルアップすると,お金を使って「兵士」を雇えるのだ。
雇った兵士は自ユニットを追従し,移動も攻撃もオートで行うユニット。レベルとお金次第で複数の兵士を雇えるので,育ってくるとかなり賑やかな絵面になる。
つまり本作の対戦は,最大3部隊vs.3部隊のような形となり,「集団戦というかそれはもう戦争だろう」という派手なゲーム展開になるのだが,残念ながら試遊バージョンではBOT戦のみだったこともあり,両チームによる総力戦は確認できなかった。
雇える兵士は種族ごとに固定されており,それぞれに9種類が存在。なお自ユニットにも兵士にも,キャラによって近距離攻撃が得意なファイターやアサシン,遠距離攻撃が得意なレンジやメイジと,MOBA系ゲーム定番のロールの概念がある。自ユニットも兵士もファイターでそろえて肉弾戦バッチコイの脳筋特化や,遠距離攻撃一色の固定砲台群といった具合に,“ビルド”を考えるのが楽しそうだ。現実的には自ユニットをファイターにして兵士はレンジ,あるいはその逆パターンが基本になりそうだが。
中国におけるゲームの配信時期は未定とのことだったが,日本展開の可能性はあるかとブーススタッフに聞いてみたところ,「中国内の成績次第」との返答。詳しく聞いてみるとNetEase Gamesでは,中国内で一定の成績を収めたタイトルのみにグローバル展開が許されるのだという。まずは,本作の中国国内での盛り上がりに期待したい。