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フロリダでゲームトーナメント開催中に銃乱射事件が発生。容疑者を含む3名が死亡
事件が起きたGLHF GameBarでは,当時「Madden 19 Southeast Qualifier」という賞金総額5000ドルの地区大会が開催中だった。会場には数十人の参加者がおり,容疑者もその1人ということだ。事件そのものについてはGamesIndustry.biz Japan Editionにも掲載しているので,そちらも参照してほしい。
ジャクソンビルの保安局によると(保安局公式Twitterアカウント),容疑者はメリーランド州在住のデイヴィッド・カッツ(David Katz),24歳とのこと。ゲームコミュニティでは“Bread”という単語をアレンジしたプレイヤーネームで知られていた。2017年にはNFLプロチームのバッファロー・ビルズが企画した「Madden 17 Bills Championship」で優勝した経験もあるということだ。
容疑者はトーナメントで負けたあとに自分の車へと向かい,レーザー照準器付きの拳銃を手にして会場に戻り銃を乱射,警察が到着したときには自ら命を絶っていた模様だ。事件の動機については調査中で明らかになっていない。
地元新聞によると重軽傷を負った9名の被害者の容体は安定しているとのことだ。
トーナメントの様子はTwitchでライブストリーミング配信が行われており,事件発生時には犠牲者の1人と思われるプレイヤーの試合が行われていた。Twitchの映像はすでに削除されているが,その試合の最中,十数発の銃撃音が聞こえたとのことだ。なお,トーナメントの公式情報(外部サイト)によると,容疑者は犠牲者と直接試合を行ってはいなかった。
いくつかのメディアでは「試合に負けたことで銃を乱射した」といったニュアンスでの報道がなされているが,前述したように因果関係については調査中であり,正式な発表はまだない。
事件とは直接関係ないようだが,この事件の後,EVOの最高責任者Joey Cuellar氏は自身のTwitterアカウントで,2019年以降はより厳格なセキュリティが必要であると語り,来年度のEVO開催日は全日程で金属探知機を導入する姿勢を明らかにしている。
フロリダ州では2016年にナイトクラブでの銃乱射事件,2018年2月に高校での銃乱射事件と凶悪な銃乱射事件が相次いでいる。
「Maddenのトーナメントで銃乱射事件発生」GamesIndustry.biz Japan Edition
「米ビデオゲーム大会、敗れた参加者が乱射か 2人死亡」朝日新聞デジタル
「ゲーム大会の会場で銃乱射、2人死亡11人負傷 米フロリダ州」AFP BB NEWS
- 関連タイトル:
Madden NFL 19
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(c)2018 Electronic Arts Inc.